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システムエンジニア(以下SE)をやっていた人が「ゲームプログラマーになって、自分の設計通りのプログラムを組み立ててやる!」と思い、ゲームプログラマーに転職したいと考えている方もいるでしょう。

元プログラマーの私から言わせれば、SEという立場はゲームプログラマーを含むプログラマーに指示を送る「司令官」のような存在なので、転職することがランクダウンと言われても仕方が無いと思っています。

しかし、そこまでしてSEからゲームプログラマーに転職したいという強い意志を、私は尊重したいと思います!

そして、SE経験がある方にプログラミングしてもらった方が、プログラムの質は向上すること間違い無しでしょう。

「いやぁ~実はさ、新卒でシステムエンジニアになっちゃったから、ほとんどプログラミングの知識がないんだよね・・・大丈夫かな・・・」

プログラミングはSEがやってきた「設計」を、プログラム言語に置き換えただけなので、プログラムの基礎知識さえあればすぐに習得出来ますよ!

なので、SEでも安心してゲームプログラマーに転職出来るように私がアドバイスしていきます!

SEからゲームプログラマーになる為のスキルとは!?

簡単なプログラムを作って、実感を得る!

コンシューマーゲーム(家庭用ゲーム)を作りたい場合は、C言語、C++

ソーシャルゲーム(スマホゲーム)を作りたい場合は、Java、C#

この辺のプログラム言語の基礎知識は知っておきましょう!

また、ゲームプログラマーでやっていきたいのであれば、プログラム言語の基本となるC言語から覚えるのが良いと私は思います。

と言っても、プログラムの本を読んだり、ネットで情報を見たりしただけでは、なかなか上達しないので、簡単なゲームのプログラムを組んでみましょう。

合わせて、プログラムを組める環境についても学んでおきましょう。

言語によって開発環境は様々なので、環境についてサッパリだと、プログラムを組む前に挫折してしまいますからね・・・

あとは、ひたすらサンプルコードを読んで、自分でプログラムを組むということを繰り返していけば、ある程度のゲームプログラマーに成長しているはずなので、この辺が転職前に出来ているとベストですね。

ただ、SEの経験があるので、未経験者のように一生懸命勉強しなくても、すぐにゲームプログラマーとしてやっていけると私は思っていますので、あなたが想像しているよりプログラマーになるのは楽かもしれません・・・

SEからゲームプログラマーに転職する場合はこのような会社が狙い目!!

管理職になる利点が大きい、大手企業が良い!!

前職がSEだった人材は、IT業界で人気のある存在だと私は思っています。

それは、SEは「設計」「マネジメント」「プログラミング」など、プロジェクト上で必要なことを一通りやっている存在であり「何でも屋」みたいな存在に位置するからです。

従って「君は経験豊富だからゲームプログラマーでもやっていけるね」と思われる可能性が高いので、そこそこの会社だったら簡単に転職が成功すると思っています。

だからといって、てきとーな会社に転職してしまい、ブラック企業の一員として搾り取られることは、前職SEという特権を潰してしまっているんじゃないでしょうか。

なので、SEからゲームプログラマーに転職する場合は、管理職になると給料が一気にアップするような大手企業を狙うべきだと私は思っています!

例えば、スクウェア・エニックスで管理職になると給料が約2倍になるので、こういった大企業を目指すのも良いと思います。

ただし、気を付けてもらいたい点がありまして、それは転職する年齢なのです。

IT企業は人材不足なので、ゲームプログラマーに転職することはさほど難しくはありませんが、大手企業に入りたい場合は30代前半で転職するようにしましょう。

30代後半、40代になると「体力的」なところを見られてしまい、戦力となるゲームプログラマーに認めてもらえないパターンが多いので「若い=選択の幅が多い」ということを覚えておきましょう。

「管理職には興味ありません」という場合は、規模が小さい会社を選ぶとプログラミングという仕事に没頭出来るかもしれませんが、SE時代より給料が下がることは覚悟しておいた方がよいでしょう。

SEのスキルをゲームプログラマーに活かす為には!!

人付き合いの組み立て方も上手くなって欲しい!

SEはプロジェクトの基盤となる設計作業が主な仕事になりますが、この設計作業は「客」「プログラマー」両方の意見を取り入れないと、上手く進まない作業なのです。

つまり、SE自身が中間役となって、プロジェクトを円滑に進めていくのです。

そこで必要となってくるのが「コミュニケーション能力」であり、色んな人の色んな意見を聞いて選別していかなければならないのです。

もちろん、ゲームプログラマーにもコミュニケーション能力は必要ではありますが、SEより客前に出る機会が少ないなので、SE以上のコミュニケーション能力は発揮出来ていないように私は感じています。

従って、元SEのゲームプログラマーには、SE並みのコミュニケーション能力を発揮してもらい、プロジェクト全体の円滑油となって欲しいのです!

例えば、SEとプログラマーの仲が険悪になってしまい、プロジェクトが進まなくなってしまった!という出来事が発生してしまいます。

ここでSEとプログラマーどちらも経験している人物がいると、両者の間を取り持ってくれて「お互いの言っていることは理解出来ますが、とりあえず仲直りしましょう」と言って、プロジェクトを復活させてくれる可能性が高いのです!

プロジェクトのパイプ役として、元SEのゲームプログラマーは力を発揮してくれると私は思っていますので、まずは、陰のプロジェクトリーダーとして、色んな社員との人間関係を構築していきましょう!

PCに向かってプログラムを入力することだけがゲームプログラマーの仕事では無いので、「人間関係」という部分に目を向けてみてはどうでしょうか。

まとめ

SEからゲームプログラマーに転職する為のアドバイスをお伝えしましたが、とにかく前職SEという利点をしっかりと活かして、転職活動に臨んで欲しいのです!

ただのゲームプログラマー未経験者とは訳が違いますので、転職先の幅は広がるはずです。

そして転職先では、SE時代に培ったコミュニケーション能力を上手く使って、人付き合いが上手なゲームプログラマーを目指すべきだと私は思っています。

そんな「一目置かれる」ゲームプログラマーは、どこの会社でも高く評価されるはずですから!