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テレビのCMや街中の路面でもよく見かける「ポーラ(POLA)」のお店。

そこで働くポーラレディは、一見、華やかな仕事に見えますが、ネットやSNSを見てみると「辞めたい」という声もチラホラ見つかります。

自分が使う側ならまだよかったけれど、いざ働いてみたら客側からでは見えなかった黒い部分が見えすぎて、プライベートにまで浸食してくるあの恐怖…。

ここでは、ポーラレディとして働いていたけれど、辞めたいと思った悩みや理由、そして実際にポーラレディからの転職先や、転職に成功した人々の声を紹介します。

ポーラレディを辞めたい人の悩み・理由

“ポーラレディ”と聞くと、「肌がきれいだから働けるんだよ!」「美容系の仕事なんてカッコイイ!」という人もいますが、実際ポーラレディは常に人手不足で、肌の状態はさほど気にせず、商品を売れる人を積極的に採用していますよね。

お客さん側だった人は、「こんなにいい化粧品を売っているお店なんだから、労働環境もいいだろう」と予測して入社した人もいるでしょう。

でも、実際はかなりの激務で、身銭を切ることもしょっちゅうある、かなり働きにくい環境なので、多くの人が辞めたいと思いながらも引きとめられて辞められずにいるのではないでしょうか。

そんなポーラレディの仕事をしている皆さんの頭を悩ませている3つの理由について紹介します。

悩み1:人脈がなければ終わり?ノルマが達成できなくて辛い

ポーラレディの仕事は、どれだけたくさんの化粧品を売るか、それだけにかかっています。よくCMで見かける肌診断は、客に化粧品が必要であることを見せつけるための道具に過ぎず、「あなたにはこんな肌トラブルがあるからこの商品を買ったほうがいいですよ!」という営業をかけるためのツールですよね。

この化粧品販売にはかなりキツいノルマがあって、これが達成できなければ自腹を切って買わされることが多く、あなたもそんな経験があるのではないでしょうか?

ノルマを達成するために、言いにくいけど友達に頼んだり、母親に頼んだり、親戚に頼んだり…。

元々の人脈が広くない人は、すぐに営業をかける相手がいなくなって、今月も来月も自腹自腹…で、給料はほんのわずかという人もいて、本当に辞めたいですよね。

悩み2:美容の知識がないのに、お客様に知った顔でアドバイスするのが辛い

ポーラレディになるためには、特に何の資格も知識も必要ありませんから、ある程度の容姿なら、どんな人でもなれてしまいます。

それだけに、ポーラレディになった当初は美容の知識はほとんどない人も多く、店舗ごとの勉強会で知識を身に着けていく人も多いのではないでしょうか。

それなのに、店舗によっては店長や先輩社員がまったく新人教育をしないため、ただ何の知識もないままに、来店したお客様に対して肌診断を行い、もっともそうなことを言って(科学的知識もないのに)商品を売りつけることに対して罪悪感を覚えませんか?

悩み3:顧客獲得のためにプライベートやせっかくの収入も無駄にするのが辛い

ポーラレディはどれだけたくさんの顧客を持つかによって、ノルマ達成、自分の給料が決まってきますよね。

頑張ってポーラレディの仕事を続けようと思う人ほど知人に声をかけてランチに誘ったり(たまに自分がおごることもありますよね)、お肌の勉強会と称したお茶会(これも自腹のことのほうが多いですよね)を開いたりで、業務時間外の営業活動が多くなって辛い思いをしていませんか?

「ポーラレディの仕事を辞めたい!」から始める転職活動

ポーラレディの仕事は副業として続けている人もいますが、ポーラレディの仕事がキツすぎて本業に悪影響を及ぼすから辞めたい!と言っても、店長がなんやかんや文句をつけて辞めたくても辞められない人も多いのではないでしょうか?

では、ポーラレディから転職した人たちは、どんな場面で活躍しているのでしょうか。

新人教育の充実した店舗に転職する

ポーラレディの良し悪しを決めるのは、元々の素質も多少は影響するものの、他業種からの転職であれば、店舗による教育によるところが大きいものです。

同じポーラレディでも、新人教育がしっかりしている店舗では、肌診断の数値から読み取れることをマニュアル化して共有する勉強会を開いていたりします。

このような教育が行われている店舗に転職すれば、「全然知らないのに、知ったかぶりでお客様にアドバイスしている罪悪感」から解放されます。

個人経営の化粧品専門店に転職する

そもそも、ポーラレディの仕事を辞めたいという理由が、「ポーラという会社のやり方が気に入らない」という理由の場合は、どんなに店舗を変えても、ノルマも変わらないわけですから、まったく異なるお店に転職することをおすすめします。

たとえば、街中にある個人経営の化粧品専門店なら、ノルマを設定していない店舗もあります。このような求人を見つけるためには、実際に店舗見学を行い、責任者へ直接質問してみることをおすすめします。

メーカーの完全反響営業

ポーラレディとしてノルマのキツさに嫌気がさしただけであって、営業活動自体は好き…という場合は、他業種の営業職に転職するという選択肢があります。

たとえばある製薬メーカーの営業職は、ノルマが一切なく、問い合わせ、反応のあった企業に対してのみ営業を行うという完全反響営業を行っています。

このため、こちらからの営業行為はほとんどなく、あまりストレスのかからない環境で営業を行うことができます。

化粧品会社の事務職

ポーラレディはもうイヤになったけど、化粧品自体は好き、メイクは好きという人には、化粧品業界をいう業種は変えずに、職種だけを変えるという方法もあります。

化粧品会社での卸売などにおける経理、事務職なら、年代にもよりますが未経験者を受け入れているため、「化粧品は好きだけど、化粧品とかかわるカタチを変えたい」という人におすすめです。

ポーラレディから転職した人の体験談

ポーラレディで一定の売り上げを保つためには、元々持っているひろい人脈か、みんなが憧れて「この人みたいにキレイになりたい!」と思えるような容姿が必要ですよね。

でも、年齢を重ねるごとにどんな高級な化粧品を使っていても、美容面ではいつか衰えていくものです。

「年齢に関係なく、安定して働きたい」などの理由で、実際にポーラレディの仕事から異業種・異職種の仕事に転職して成功させている人がいます。

ポーラレディから保険の窓口相談員に転職(女性 当時20代後半)

大学生の頃から、母親に紹介されてポーラに通っていたので、こんな風に人をキレイにする仕事がしたい!と思ってポーラレディになりました。

ところが、私が勤務することになった店舗の店長がとんでもないパワハラの連続で、私は私の好みで、メイク道具はポーラ以外のブランドでそろえていたら、「あなたが働いているこの店舗はね、私が家賃を払ってるの!」「あなたは家賃を払わなくていいんだから、その分化粧品で協力する義務がある!」と、脅されました。

それがきっかけで転職活動を始め、今は保険会社の窓口として勤務しています。窓口ではノルマもないし、基本的にデスクワークで天候や季節に関係なく快適に働けています

ポーラレディから書店の店員へ転職(女性 当時30代前半)

専門学校を卒業して、特にすごい資格もなかったので、興味のあった美容関係に進もうと思いポーラレディになったのですが、業務時間外の営業でかなり自腹を切って、結局毎月手元に残るのは数万円…。

何のために働いているのかが分からなくなり、好きだった本を仕事にしようと、地元書店の店員になりました。

新作が出ればすぐにわかるし、好きな作家さんがサイン会を開きに来てくれたこともあり、ノルマも余計な出費もないので、今の仕事は気に入っています。

ポーラレディから人材派遣会社へ転職(女性 当時20代前半)

ポーラレディの仕事を結婚を機に退職。資格を問わないという条件が気に入って今の会社に転職しました。

保育士と保育所をつなぐ仕事で、全く美容と関係ありませんが、求職中の保育士の方が希望の保育所を見つけて就職していくお手伝いは、人の人生を左右する大切な仕事だと感じられ、やりがいを持って働けています。