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警備員は肉体労働の代表的存在であり、若者から仕事をリタイアした後の高齢者の人まで幅広く活躍している仕事ですよね。

でも、カラダが資本の仕事ですから、立ちっぱなし、動きっぱなしが辛いと感じてくると同時に「辞めたい!」と思いはじめる人もたくさんいるでしょう。

ここでは、警備員として働いていたけれど、辞めたいと思った悩みや理由、そして実際に警備員の仕事からの転職先や、転職に成功した人々の声を紹介します。

警備員の仕事を辞めたい人の悩みや転職理由を調査してみると…

警備員の仕事は、特に学歴や経歴に関係なく転職できるので、転職先が見つからずに、ひとまずこれで…という気持ちで続けている人もいるでしょう。

警備員の仕事に強い思いがないからこそ、辛い思いをするたびに辞めたいな…と感じてしまいますよね。

そんな警備員の仕事の仕事をしている皆さんの頭を悩ませている3つの理由について紹介します。

悩み1:雨の日も、風の日も、雪の日も…天候に関係なく外での仕事が辛い

警備員の仕事は、施設警備、交通整理など幅広いものですが、特に外での交通整理の仕事は天候に関係なく同じ交通誘導の仕事をこなす必要があるので、夏の炎天下、冬の寒空の下という過酷な環境で働かなくてはいけなくて、本当に辛いですよね。

真夏の炎天下では水分補給もままならないままで働き続けるので、中には意識がもうろうとしている中で倒れる寸前まで働いた人も多いのではないでしょうか。

また、真冬の雪の中での仕事は靴の中にホッカイロをいれて仕事をしても、手袋を何重にしても寒く、凍傷寸前で働いてきた人もいるでしょう。

通りかかる車中には幸せそうな家族、カップルの笑顔。暖かそうな車内で笑顔の人を見ると、「どうして自分はこの仕事をしているんだろう…」と辞めたくなりますよね。

悩み2:交通誘導の仕事でコワイ目に遭うのが辛い

道路上に立って、工事などの理由によって交通誘導をするのも警備員の仕事の一部ですが、この交通誘導中にコワイ目にあったことがありませんか?

工事などで道路が片側交互通行や、迂回する必要があると、ドライバーの皆さんはとてもイライラしがちで、そのイライラを警備員である自分にぶつけられることが多くて辛い…と感じている人は多いのではないでしょうか。

通り過ぎる際に怒鳴られたり、わざわざ車を降りてまで抗議にくる人もいますが、別に自分の都合で片側交互通行や迂回にしているわけじゃないので、本当に腑に落ちず、疲れますよね。

悩み3:施設警備で睡眠不足…もうろうとする意識の中で立ちっぱなしが辛い

警備員の中でも、室内で比較的ラクだとも言われる施設警備ですが、夜勤があって、実はかなり辛い仕事ですよね。

一応仮眠の時間はとられているものの、わずか3時間ほどの仮眠をとって、8時~23時まで立ちっぱなしですから、睡魔におそわれて意識が遠のく瞬間を経験した人も多いのではないでしょうか。

それでも眠ったらクビ、変質者が来て被害が出たら責任丸被り…と、警備員の仕事は本当に大変ですよね。

警備員から転職するならどんな職種・業界がいいのか

警備員の仕事は警察OBなども多く、リタイアした人たちの再就職先としても間口を広げています。

夜勤が多くて遊ぶ暇もないので、お金がたまりやすい仕事でもありますが、家族や恋人、友人と過ごす時間も少ないということですから、このまま警備員の仕事を続けていくことに抵抗を感じ、転職していく人もいます。

では、警備員の仕事から転職した人たちは、どんな場面で活躍しているのでしょうか。

夜勤が辛いなら、日勤のみの施設警備に転職

雨風に打たれながらの交通誘導よりも、施設警備は体力を消耗せずに済みます。そのかわり夜勤が厳しいのが施設警備のデメリットなので、この夜勤のない、日勤のみの施設警備の求人を探しましょう。

夜勤は別にいて日勤担当を探している求人、もしくはそもそも夜間警備はシステム頼みで、夜間勤務のない施設警備の求人が理想的です。

タクシードライバーに転職

警備員の仕事の中で、野外での仕事が辛い、立ちっぱなしが辛い…という場合は、タクシードライバーという選択肢があります。

タクシードライバーになるためには、運転二種免許が必要ですが、最初から持っていない人でも、入社後の研修期間中に取得すればOKという会社もあります。

タクシーの中はエアコンをきかせてあるので、真夏でも真冬でも、雨でも風でも関係なく快適に仕事ができます。

事務に転職

野外での仕事はもう勘弁してほしい…という場合、THE内勤の事務職に転職するという方法があります。

警備員のように立ち仕事からデスクワークへの異業種転職を希望する人は多く、そのために在職中にPC系、ビジネス系の資格を取得して転職していく人もいます。

警備員から転職した人の体験談

警備員の仕事が「もう続けられない…」と思ったら、思い切って異業種・異職種の転職をしていく人もいます。

では、実際に警備員の仕事の仕事から異業種・異職種の仕事に転職して成功した人は、どんな仕事に就いているのでしょうか。

警備員の仕事から観光タクシードライバーに転職(男性 当時40代後半)

転職3回目で警備員の仕事に就き、警備員になって初日に転職を決意しました。というのも、初日にいきなり研修もなく工事現場の真ん前に立たされて、命の危険を感じることがあったからです。

そういう仕事だとは知っていましたが、何も研修もなく始まったので、これはこのままいてもいいことはないと思い、地元の観光タクシー会社に転職。

本当によかった!と思うことですが、まず二種免許をとる際の費用は会社がもってくれました。それに加えてインバウンドがピークの時に転職したので、お客に困ることなく、初年度で年収400万円を超え、その後も順調です。

警備員の仕事からスポーツ用品関連の営業へ転職(男性 当時30代前半)

最初の就職先は首都圏の営業職だったのですが、東北のド田舎からの東京就職はとても不自由が多く、また東京の空気にどうしてもなじめず、数年後地元に帰って警備員になりました。

制服がカッコイイからという本当に下らない理由だったのですが、たぶん警備会社の中でも名の通る会社だったので、待遇もいいだろうと思っていたら、初任給が手取りで16万円で、このまま結婚して家庭を持つには不安すぎる!と思い、稼ぎやすいと思われる営業に転職しました。

スポーツ用品は、ルート営業で、新規開拓のプレッシャーもなく、のびのび働けています。何より、月給の手取りが23万円になったので、今後の生活が見えてきました。

警備員の仕事から総務事務へ転職(男性 当時20代前半)

バイトでも交通誘導をしていて、そのまま警備員として就職しました。バイト先では人間関係に恵まれて、まわりの先輩方に優しくしてもらっていました。

ところが、就職した先の警備会社は中堅どころで、みんなギスギスしていて勤務態度も悪く、都合の悪いことは全部自分にシワよせが来てしまい、やってらんないな…と思い、デスクワークに転職しました。

書類作成からコピー、行事の企画立案・実施まで幅広くこなしています。早いうちに転職を決意できたおかげで、まったく違う職種での転職ができたのかなと思います。