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給料・待遇

イラストレーターの平均年収

イラストレーターの月収は、15万円~20万円ほどが平均だと言われています。年収にしてみると250万円から300万円程度というわけですね。

これはフリーランスと会社員合わせての平均となっており、さまざまなタイプのイラストレーターの年収が合わさっています。

有名イラストレーターともなると、1000万円以上の年収で働くこともできるでしょうが、一般のイラストレーターはそれほどまでの年収を得ることは不可能に近いです。高くても500万円程度でしょう。

経験年数と収入は関係ない!?

イラストレーターがどれくらい稼いでいるのかを、日本イラストレーター協会がアンケートしたことがあります。少々古いアンケートですが、参考にはなるでしょう。

そのアンケートでは、イラストレーターとして何年仕事をしているのかということと、前年度の収入について質問しています。

まずは何年目かということについて見てみましょう。最も多かったのが、3年から5年です。ここまで経験していると、もう新人とは言えないでしょう。

次点で多かったのがまだまだ新人だと言える1年から3年未満。次に多いのが5年から10年、1年未満、10年以上となっています。10年以上続けているのは、全体の一割程度です。

次に前年度の収入についてですが、これは100万円未満が半数を占めていました。次に多いのが200万円未満、350万円未満。350万円から500万円となれば、もう1割もありません。

ほとんどのイラストレーターが、200万円未満の年収で仕事をしていることになりますね。そして、3年から5年目であっても、200万円未満、100万円未満という人が多いということです。

経験年数と収入がまったく噛み合いませんね。イラストレーターの収入は、とても不安定です。特にイラストレーターはフリーが多いのですが、フリーは会社員よりも不安定。案件が常にあるとは限らず、案件の単価もピンからキリまであります。多く稼げるときもあれば極端に少ないときもある。そういった繰り返しの末の年収が、100万円未満・200万円未満なのです。

100万円未満となれば、実家暮らしでない限り生きていくのも難しいでしょう。

イラストレーターの待遇・労働環境

仕事時間と給料が釣り合わない

経験年数と給料が噛み合っていないと述べましたが、仕事時間と給料も釣り合っているとは言えません。イラストレーターの仕事というのは、一本仕上げるだけでも長い時間かかることがあります。デザインを考えて、イラストにして、色をつける。

それらの作業は、どのような簡単な案件であったとしても時間がかかるものです。時間をかけて作成した制作物に対して単価が2000円だったりすると、日給がとても低くなります。1日かけて2000円の単価のものを仕上げているというようなこともあるのです。

また、納期がたてこんでいると徹夜をすることもあります。納期がたてこんでいる=忙しい=稼げるという単純な方程式にならないのが、イラストレーターの仕事のつらいところです。徹夜をしたとしても、単価の低い仕事ばかりだとサラリーマンが定時で帰った際の日当よりも金額が低いということもあるでしょう。

仕事時間と給料が、釣り合わないのです。

高収入・好待遇なのは有名イラストレーターだけという現状

イラストレーターで高収入・好待遇を得ているのは、有名なイラストレーターのみとなっています。

テレビなどではイラストレーターの収入の高さが報じられていたりしますが、それは一握りの人のみ。自分自身の絵柄が確立され、自分自身の作成した代表的なキャラクターがあるような人です。

有名になるためには、まずキャラクターを作りましょう。自分のキャラクターを作り、それが人気キャラクターになれば、イラストレーターも有名になります。収入を大幅アップさせようと思えば、まずはキャラクターを作成すると良いかもしれません。

フリーランスの単価

最後に、フリーランスの単価について説明します。フリーランスの単価ですが、これはとても低いです。一本2000円程度ということもザラにあります。媒体によって相場は違いますが、だいたい2000円から5000円程度がイラストの相場です。