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サービス付き高齢者住宅が増えてきています。

どれくらい増えているかというと、なんと平成25年から平成28年の3年間で2倍近くにも増えています。

では、理学療法士が働く場所としてはどうでしょうか?実際、あまり聞いたことがない人も多いのではないでしょうか。

でも、実はサービス付き高齢者住宅で働く理学療法士も増えてきているんです。

ただし、病院や介護保険施設のように、施設の中で業務をするのとは少し違います。

そこで、サービス付き高齢者住宅で働く理学療法士の転職情報をまとめて公開しちゃいます!

今後、ますます理学療法士が働くチャンスの増える職場ですので、是非参考にしてみてください。

サービス付き高齢者住宅で理学療法士は何をするの?仕事内容を紹介します

結論から言うと、サービス付き高齢者住宅の中だけで専属のリハビリ職員として働く理学療法士はほとんどいません

というとこの記事が終わってしまうのですが、ぶっちゃけ本当です。

でもサービス付き高齢者住宅に関わる理学療法士はいます。

どのように関わっているのでしょうか?

そもそも、サービス付き高齢者住宅は、安否確認や生活相談といったサービスの提供はありますが、介護サービスの提供はありません。

そのため、介護保険の外部サービスなどを利用する必要があります。

しかし、居住している方の介護度が高くなっても入居を継続しやすくするために、多くのサービス付き高齢者住宅では、通所や訪問の事業所を併設しています。

そして、その併設事業所に理学療法士が配属されているケースがあるんです。

例えば、併設されているデイサービスにおいて理学療法士が配属され、サービス付き高齢者住宅の入居者さんへのリハビリテーションを実施します。もちろん、外部からの受け入れもある場合は、外部の方のサービス提供も行います。

また、併設の訪問看護ステーションに理学療法士が配属されている場合は、サービス付き高齢者住宅に住む入居者の部屋を訪れてリハビリを実施することになります。

そのため、実際はデイサービスや訪問看護ステーションに配属されていることになるわけですね。

つまり、サービス付き高齢者住宅で働く理学療法士の仕事内容は、デイサービスや訪問看護ステーションで働く理学療法士に限りなく近いんです。

独立した事業所とは異なる点は、居住されている方へのサービス提供が重なので、生活の現場にすぐ行くことができますし、サービス提供者に普段の生活の様子を簡単に聞くこともできるという点です。

もし、利用者さんが外部の介護保険サービスを利用している場合は、理学療法士として他事業所の職員と連携をとって、普段の生活の情報提供を行う場合もあります。

また、サービス付き高齢者住宅に入居されている方は、介護度の低い方が多いと思われがちですが、看護小規模多機能型居宅介護など重度の方に対応できるサービスが併設されている場合は、介護度の高い方のリハビリを実施する場合もあります。

理学療法士がサービス付き高齢者住宅へ転職する際に気をつけるポイント

先程のテーマでも述べましたが、理学療法士がサービス付き高齢者住宅へ転職するということは、併設の介護保険サービスへ転職するということを忘れないようにしましょう。

多くはデイサービスか訪問看護ステーションですので、自分が通所向きなのか、訪問向きなのかをしっかり考えておきましょう。

間違っても、

「サービス付き高齢者住宅で働くのだから、自室での訪問リハビリをするんだろう」

という思い込みはやめましょう。デイサービスの場合もあります。

デイサービスでは、個別のリハビリ以外にも、集団を対象にした運動やマシントレーニングの指導、介護方法への助言といった業務を行う必要があります。

また、訪問看護ステーションといっても、訪問する方の居住している場所は併設のサービス付き高齢者住宅ですので、一般的な居宅への訪問とは少し異なります。基本的には施設内はバリアフリーですし、施設によっては様々な支援サービスもあります。

そのため、一般的な居宅への訪問リハビリのイメージを持つと面食らう可能性があります。

あくまで、

「サービス付き高齢者住宅に併設している事業所の理学療法士である」

という点をしっかり理解して、求人選びをするようにしましょう。

サービス付き高齢者住宅で働く理学療法士の転職事情は?

最初にも述べましたが、地域包括ケアシステムの推進が進められ、「高齢者の住まい」が整備されていくにつれ、サービス付き高齢者住宅は増加傾向にあります。

それに伴い、以前よりサービス付き高齢者住宅で働く理学療法士の数も多くなっているのは間違いありません。理学療法士がサービス付き高齢者住宅や併設の介護事業所を運営しているというケースもあります。

しかし、実際はまだまだ病院や介護保険施設で働く理学療法士の方が圧倒的に多く、なかなかサービス付き高齢者住宅での就職を希望する理学療法士は多いとは言えません。

そのため、今後はますますサービス付き高齢者住宅で働く理学療法士の求人は増えるでしょう。

サービス付き高齢者住宅で働く理学療法士の待遇は?

サービス付き高齢者住宅で働く理学療法士の給料なんてあまり想像できないですよね。

でも、繰り返しになりますが、理学療法士が働くのは、あくまでサービス付き高齢者住宅に併設しているデイサービスや訪問看護ステーションと考えると、給料はデイサービスや訪問看護ステーションの水準になります。

ただ、最近では大手の民間会社がサービス付き高齢者住宅を手がけているケースも増えてきており、そのような場所では比較的給料も高めに設定されています。

今後しばらくは、大手の民間会社の参入継続が想定されますので、待遇面を考慮に入れるのならば、一つの選択肢として求人を選ぶ際の参考にしましょう。ただし、民間会社の場合は事業から撤退するのも早いのでその点は注意しましょう。

その点、医療法人が母体のサービス付き高齢者住宅は、医療法人の運営する施設の患者さんや利用者さんを入居へとつなげやすいため、経営が安定している場合は多いです。

給料は医療法人ですので、特別な高待遇は期待できないかもしれませんが、安定をとるならオススメです。

サービス付き高齢者住宅で通所や訪問のリハビリを行おう!

サービス付き高齢者住宅は理学療法士の働く場所が通所サービスなのか訪問サービスなのかで、仕事内容が大きく異なります。

また、法人の形態によって待遇や将来性が違います。

転職を考える際は、それらの点をしっかり考慮に入れて、自分にあった職場選びを的確に選ぶようにしましょう!