[PR]

教師の仕事を続けていると、教師になるために生まれてきたんだろうな…と思う人と自分を比べて、「自分は教師に向いてないな…」と思ってしまう人も多いですよね。

そこでここでは、さまざまな理由ごとに「自分は教師に向いてない…」と感じる人の転職先を紹介します。

保護者対応・学生対応がストレスだから教師が向いてないと感じる人の転職先

1.経理事務
2.フリーライター
3.データ入力系事務

教師をしていると、学生の保護者から電話がかかってきて、学習指導や進路指導、生活指導や果てには学生のプライベートに関する相談まで、かなりの時間を割かれるものです。

一方で学生からも勉強、私生活の相談をもちかけられて、そもそも学習指導以外の部分にやりがいを感じられないという悩みから、自分は教師に向いてないと感じている人は、上記の仕事に転職することで、外部対応のストレスから解放される可能性が高くなります。

【経理事務】は、企業従業員の給与計算、旅費や経費の精算、請求書の処理などを行います。基本的にデスクワークであり、社員からは領収書の提出に関していくつか質問などをすることはあるものの、社員から特に問い合わせが来るわけでもなく、坦々と仕事を進めることができます。

【データ入力系事務】は、企業のマーケティング等にともなうデータ処理専任の事務職であり、PCと向き合って、より素早く・正確にデータを打ち込みますが、他の社員やクライアントとの直接的なやりとりはありません。

一方で【窓口業務】【オペレーター】【一般事務】といった仕事は、対人場面の多い仕事ですから、保護者・学生対応が原因で教師に向いてないと感じる人は避けたほうがよいでしょう。

多すぎる残業についていけず、教師に向いてないと感じる人の転職先

1.一般事務
2.児童指導員
3.オペレーター
4.BtoBの一般企業(事務・人事など)
5.公立病院・大学病院の医療事務
6.カルチャーセンターの講師

公立教師の場合、どんなに残業しても手当がつかず、月80時間以上の残業をしている教員は、小学校教諭は30%、中学校教師の場合は60%を超えています。

このような残業の多さについていけないから教師を辞めたい!と思う人の場合は、上記のような仕事に転職するとよいでしょう。

【一般事務】や【児童指導員】は、企業・施設の終業時間と同時に仕事が終わるため、残業時間はかなり短くて済むケースが多いものです。。

また、BtoBの一般企業では、商売相手の企業に合わせるため、残業時間は多少あるものの、土日が完全に休みという企業が多くなっています。

ただし、上記の企業・施設の中でも、毎日定時で帰れるのはホワイト企業が多く、逆にブラック企業の一般事務になると関係のない仕事まで振られた上に残業時間も長くなる可能性があるので、注意が必要です。

そのため、残業時間でもう悩みたくないという人は、ブラック企業を避けた上で、残業が多いとされる【秘書】【営業事務】【営業職】【MR】などへの転職は避けましょう。

人前に立って話すのがいまだに緊張するから教師に向いてないと感じる人の転職先

1.テレフォンアポインター
2.OA事務
3.金融事務(後方事務)
4.工場勤務
5.プログラマー・イラストレーター等の専門職

児童生徒の成長を見守るのは好き、教育にはすごく関心があるけど、上がり症で人前に立つと、何年経っても緊張する…生徒にもからかわれるし、見下されるし、教師に向いてないのかも…と思う場合は、上記のような仕事が向いているかもしれません。

【テレフォンアポインター】は、必ず1対1でのやりとりになるため、大勢の人前に立つ緊張はありません。

【OA事務】は、書類作成に集中してもらうために、事務職につきまとう電話応対という仕事もないことが多いのです。

この他にも、第一次産業・第二次産業も人と密接にかかわる仕事ではなく、ヒトよりモノとのかかわりの方が多いためにおすすめです。

ただし、事務職やテレアポになる場合は、大手企業だと事務職でも人前に立って朝礼でスピーチを持ちまわりで行っている企業もあるため、社員数の少ない中小企業のほうが人前に立つ機会は少ない可能性が高いでしょう。

生徒の成績が伸びないから教師に向いてないと感じる人の転職先

1.塾講師
2.予備校講師
3.フランチャイズ展開している学習塾

公立・私立に関わらず、大学全入時代の現代社会では、学生の学業へのモチベーションが全体的に低下していて、学習指導に情熱を持ってとりくみたい!学生の学力を伸ばしたい!ということができず、教師に向いていない…と感じる人には、上記のような仕事が向いています。

【塾講師】【予備校講師】は、学校現場よりも合格への意識が高く、予習・復習をこちらが指示しなくともしてくる学生も多くいます。

指導した学生が、志望校に合格したときには、教師よりも強いやりがいを感じる予備校講師も多くいるのでおすすめです。

ただし、学習塾の中でも最近増加傾向にある、個別指導を売りにしているような塾の場合は、対象生徒がマンツーマンで成績が伸び悩んでも逃げ場がなく、また教師時代と同じことで悩む可能性があることから、集団教育型の塾を選ぶとよいでしょう。

給料と仕事が見合わないから教師に向いてないと感じる人の転職先

1.営業職
2.ベンチャー企業
3.外資系企業
4.MR
5.宅配ドライバー

学校教師の給与は、一般企業の社員の給与に比べて水準が高いといわれることもありますが、教師の中には、「自分の働きなら、もっともらってもいいのに…」と、給料と仕事の出来が見合わないことで、教師に向いていないと感じる人も多いでしょう。

【営業職】【MR】【宅配ドライバー】の多くは、成果給(インセンティブ)が基本給に上乗せされるため、自分が頑張れば頑張った分だけの給与が支給されます。

業務拡大にともなって、給与も大幅にアップすることもある【ベンチャー企業】は、自分の努力と企業の成長が比例した時には、かなりのやりがいを感じることができます。

自分のがんばりが給与に直結するような仕事は、契約さえとれれば、社員の自由度はかなり高いことが特徴です。自分で仕事のやり方を工夫して、それが結果につながれば、収入に直結するため、やりがいを持って働くことができます。

ただし、そもそものインセンティブの割合が低い場合、どんなに頑張っても給与明細に反映されないというブラック企業もあるため、インセンティブの割合の低い企業は避けた方がよいでしょう。

教師に向いてないと感じることを転職先に活かせる可能性あり

教師に向いてない…と感じることで、自分自身の人格否定をしてしまう教師もたくさんいるでしょう。でも、たまたま教師には向いていなかっただけで、紹介してきたような他の仕事に転職すると、むしろ“教師には向いていなかった点”が、プラスに働く仕事もあります。

教師に向いてないから、ますます努力する!というのも一手ですが、ストレス負荷が低く、より自己実現のできる仕事に思い切って転職するという選択肢も心に留めておきましょう。