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ゲームプログラマー

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給料・待遇

ゲームプログラマーの給料情報

平均年収

ゲームプログラマーの平均年収は、460万円程度となっています。これは、平成21年度の実態調査のデータなので少々古いかもしれませんが、今もあまり変わっていないでしょう。

ちなみに、グラフィッカーやプランナーよりも平均年収が高くなっています。ゲーム業界では高いほうではないのですが、決して低くはなく、中間的です。

プログラマーの年収というと高そうなイメージがありますが、日本ではそうでもありません。ゲームプログラマーの年収が高いのは、アメリカです。アメリカはゲーム関係の職業の中でプログラマーの年収がトップレベルに高く、その平均が6万4千500ドル程度となっています。

アメリカは職業の専門性が高ければ高いほど年収が高くなるのですが、日本では管理職や上流工程にある仕事のほうが年収が高くなる傾向があるのです。専門性のあるゲームプログラマーの仕事をしているからといって、年収が高いわけではありません。

理論的にはどれくらいの年収が可能?

ゲームプログラマーの平均年収は460万円程度と500万円にも満たない数字でしたが、1000万円程度は可能なのではないかと考えられます。

プログラマーの年収は企業のよって差があるため、大企業のゲームメーカーでしっかりと実績を積み、信頼されるようになれば年収1000万円か、800万円程度までなら可能です。

ただし、理論的に可能だということであり、現実問題なかなか難しい話ではあります。

ゲームプログラマーの待遇

労働環境は過酷

ゲームプログラマーは、ほかのゲーム業界の職業に負けず劣らず過酷な労働環境におかれています。プログラムを組む作業というのは、とても時間がかかるものです。

繊細な作業をずっと続けていかなければなりません。デバッグによって発見されたバグの修正なども随時行わなければならないため、とても忙しい仕事です。

そのため、残業がつきものとなっています。残業をしないゲームプログラマーはいないのではないでしょうか。仕事が楽しくて、気がつけば残業をしていたということもあるようです。忙しい時期になると泊り込みで仕事をし、ぜんぜん帰らない人もいるほど。

半年間は連続で仕事をすることになっても良いというくらいの気概がなければ、勤まらない仕事かもしれませんね。ただ、それが年収に反映されていればいいのですが、残念ながら反映されていません。労働時間と年収がまったく釣り合わないのがネックです。

業績連動型賞与というものがある場合が多い

ゲーム業界には、業績連動型賞与というボーナスが支給されることが多いです。一般的なボーナスというと、基本給の何か月分を年に2回支給するといった形のものでしょう。業績連動型賞与は、ボーナスを決まりきった至急体制にせず、業績によって支給するといった制度です。

つまりは、業績がよければ、通常よりもボーナスが高くなることもあるということ。その反面、業績によってはボーナスが少なくなったり、まったく支給されないこともあるということです。

最近はゲーム業界に限らず、業績連動型賞与を支給するという会社が多くなっていますね。

多くの会社が、業績連動型賞与を隠れ蓑にして、ボーナスを支給していません。ゲーム業界でも大手ならボーナスが多く支給され、その分年収が増えます。中小企業だと、あまり支給されないかもしれませんね。

また、最近ではゲーム業界の売り上げも落ちてきているため、大手でも以前よりボーナスの金額が低くなっていると考えられます。

待遇は良くないが、好きなら続けられる

以上のように、待遇は決して良いとは言えません。休暇制度も満足に利用できず、普段も公休ですらなかなか取れないというような労働環境です。年収も平均が460万円と、ひょっとしたら一般企業でサラリーマンをしたほうが高くもらえるかもしれないような状況になっています。

ゲーム業界の動向からして、今後平均年収が高くなるとは考えられません。好きなら続けられるかと思いますが、仕事が趣味であり生きる糧であると思えるような人でないと、厳しい状況と言えるでしょう。