3DCGデザイナー

3DCGデザイナー
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仕事内容

3DCGデザイナーの役割

ゲーム業界の3DCGデザイナーは、デザイナーという言葉がついてはいますが、キャラクターデザインをすることはありません。

3DCGデザイナーがデザインするのは、キャラクターの3DCGであってキャラクターではないのです。イラストとしてキャラクターをデザインすること、キャラクターの絵を描くことはありません。それは、イラストレーターの仕事です。

3DCGデザイナーは、3Dモデラーと名乗るほうが自然かもしれません。作成するモデルはキャラクター・背景モデルなどです。

背景についてはグラフィックデザイナーが行うこともあれば、3DCGデザイナーの中で分業して行うこともあります。ゲーム業界のデザイナー職は、区別がとてもあいまいなため、定義が難しいです。仕事内容も、かぶることがあります。

「これだけは3DCGデザイナーの仕事だ」といえるのが、キャラクターのモデル作成ですね。

モデルを動かせるようにする

モデル作成というと、ただのオブジェクトとしての3DCGを描けばいいと誤解する人もいるかもしれませんが、そうではありません。そのキャラクターを動かすことができる状態にまでしていくのが、3DCGデザイナーの仕事です。

3DCGのモデルが動くためには、骨や関節が必要になります。3DCGにおける関節というのは、球体関節人形を思い浮かべるとわかりやすいかもしれませんね。

デッサンを習った人であれば、必ず見たことがある顔の無い人形です。人形にポーズをとらせて、それをデッサンするわけですが、イメージとしてはあれと同じようなものと考えてください。

3DCGモデルというただの置物を球体関節人形にするのです。そうして動ける状態にするまでが、3DCGデザイナーの仕事となります。実際にモデルを動かすのは、違う職種の人の仕事です。

3DCGデザイナーの仕事に必要なスキル

デッサン技術は必須

3DCGデザイナーに必要な能力は、すべて「デッサン能力」という言葉で片付けることができます。ひたすら3DCGツールを使ってモデル作成をしていればいいのではありません。

デッサンというのは、平面状のものをいかに立体的に表現するのかという力が試されます。立体を肉眼で見えるのと同じように見えるように平面に書き起こすのですから、形・質感・影など、その物体の特徴を正確にとらえ、表現する力が必要です。

3DCGはソフトウェアで作るものだし、3DCGデザイナーの仕事は絵を描くことじゃないからデッサン力なんて必要ないと考える人も多いでしょう。そういった人は考えを改める必要があります。

3DCGデザイナーに必要な能力は、物体の特徴を正確にかつ素早く把握する能力です。イラストを3Dにするのも、3Dをイラストにするのも、作業の方向性が逆というだけで、求められる力は同じになります。

その証拠として、実際のゲーム会社はデッサンやイラストの提出を求めることが多いです。3Dデザイナーだからポートフォリオは3D作品ばかりでいいというわけにはいかない。選考で使われるということは、3DCGデザイナーになるという段階で、デッサン力が試されるということです。

デッサン力が無ければ3DCGデザイナーとしての能力が無いとみなされ、落とされても文句は言えません。

プログラミングスキルは必要ない

よく、3DCGデザイナーにプログラミング能力が必要なのかどうかということが話題になるようですね。結論から述べると、3DCGデザイナーにプログラミング能力は必要とされません。ゲーム業界は、なにかとプログラミング能力が必要とされがちな印象があるでしょう。

シナリオライターもスクリプト程度ならできなければいけませんし、プランナーやディレクターなどもプログラムの知識が必要とされています。そのため、3DCGデザイナーにも必要なのではないかと考えるのが自然でしょう。

しかし、安心してください。3DCGデザイナーがプログラムを組むことはありませんし、プログラムと関わることもありません。アルゴリズムなどは3DCGモデルを動かす際に必要な知識ですから、3DCGデザイナーの領分では無いのです。