[PR]


就職活動と同じく、転職活動の最難関である面接。何度挑んでも、面接は緊張してしまうものです。ただでさえ緊張するのですから、しっかりと準備をして臨まねばなりません。

「準備と言われても、何が評価されるのか、どんな質問をされるのかわからない」と思う人も多いはずです。

面接で質問されることというのは、決まりきっています。どこの業界も同じようなことを質問され、それにプラスアルファで質問されるのです。

そういったプラスアルファは、施設によって質問は違えど、質問の本質は変わりません。質問例もそうですが、その質問の本質を見ることが大切です。

保育士の面接でよく質問されること&回答例

モンスターペアレントが現れました、どう対応しますか?

モンスターペアレントいわゆるモンペという人たちが、ここ数年で急増しています。公園から遊具が消えたのも、砂場に柵ができたのも、公園でボール遊びが禁止になったのも、モンスターペアレントが暗躍していた結果です。

小学生以下の子供の教育・保育にとって、保護者というのはそれだけ影響力があるのです。

モンスターペアレントが現れたとき、どういう対応をするのかを質問するところが増えています。この質問の意図はそのままで、モンスターペアレントに対して上手な対応ができるかということの確認です。

「まず相手の言い分を最後まで聞き、それを一旦理解したことを示した上で、どうして園がそれをすることができなかったのか、丁寧に説明します。」などが回答例として考えられます。

ここで「相手の話を肯定してから否定する」というコミュニケーション力もアピールすることが可能です。

結婚しても仕事を続けますか?

結婚や出産で離職する人が多いですから、結婚をするつもりがあるのか、結婚して仕事を辞めないかどうかを確認する意味での質問です。これを尋ねるということは結婚しても仕事を続けて欲しいと思っているということ。

これは自分がどう思っているかどうか関係なく、続けると答えるのが良いでしょう。

もしも結婚して仕事を辞めたいと思ったとしても、そのときは辞めれば良いのです。人間心変わりをすることがありますし、辞める際少し嫌味なことを言われるかもしれませんが、次復職する際に不利になることはありません。

「結婚についてはまだ現実のものとして考えられておりませんし、将来のことなので確約はできません。しかし、一日も早く一人前の保育士になれるように努め、仕事に専念いたします」と言葉を濁すのも方法のひとつです。

一番お金を使うもの(こと)はなんですか?

「お小遣いの使い道」「あなたは何にお金を使うのか」といったことを質問するところも多いです。これは、ただ単にお金の使い道を把握したいということではありません。

この質問の意図は「金銭感覚」と「計画性」です。どちらかと言えば後者を確認する意味合いが強いでしょう。

この質問は他の質問に形を変えることがありますが、計画性については非常によく聞かれます。

ここでは、「趣味が映画鑑賞ですので、映画を観るのにお金を使っていますが、現在は新しいブルーレイレコーダーを購入するために毎月少しずつですが貯金をしています。」というように、計画性をアピールしましょう。

お金の使い道が定まっているということと、毎月貯金をしているという計画性の二つを示すことができます。

志望動機と自己PRをお願いします

志望動機と自己PRについては最初または最後に質問されることが多いです。これに関しては、いずれもネガティブにならないように注意しましょう。自己PRも志望動機も自分の短所から先に上げる人が多いですが、自分に関するマイナスの情報を出す必要はありません。

自分をPRしながら、応募先を志望する動機を示すのです。ネガティブな情報はどうして前の職場をやめたのかという理由だけにしましょう。その理由も、応募先を志望する動機へとつなげることでポジティブなイメージをつけるようにします。

保育士の面接の時、面接官はどこを見ているのか

あなたの話し方を見ています

面接官は、面接の受け答えを通じて、その人の話し方を見ています。話し方を通じて、二つの事柄を見ているのです。

早口になっていないか、話の整合性が取れているか、的を射た回答をしているのか。そういった「論理的に話ができるかどうか」という能力面を見ているというのがまずひとつです。

二つ目は、好印象かどうかになります。話し方というのは人柄を表すことが多いです。おっとりとした性格の人は、話し方もゆったりと優しい雰囲気になります。

怒りっぽい人は、言葉尻に力が入りすぎていたり、早口だったりする。そういった話し方から垣間見える人柄を見ているのです。

ちなみに身振り手振りをしながら話す人は、話の整合性がイマイチでも、伝えようという意思・熱意がある人だととられるため、好印象になります。

話の整合性などに自信がない人は、普段から身振り手振りをしながら話してみると良いかもしれません。

服装と表情、雰囲気を見られています

人間見た目が9割と言われているように、服装や表情などといった第一印象はとても大切です。性格は第一印象である見た目に表れることが多いため、身だしなみを整えることはとても重要なテーマとなります。

服装は社会人として常識的な格好で、清潔感があれば問題ありません。

表情は始終笑顔というように、ずっと笑顔を貼り付けている着ぐるみマスコットのようなものではいけません。笑顔は大切ですが、ずっと笑顔というのは嘘くさいです。表情で大切なのは時と場面に応じて表情を変えること。表情豊かな人であれば、自然体で問題ないでしょう。

まとめ

面接は自分の人柄や能力をアピールする場であり、応募先が自分と一緒に働きたいのかどうかを判断する場です。面接の場ではネガティブでなくポジティブに自分の情報を伝えましょう。

清潔感を持って、顔面笑顔マシーンにならずに、リラックスして臨むことが大切です。