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保育士の仕事は、辛い・大変な面ばかりが目立っていますが、実際には楽しいと思えることや、やりがいもあります。それがあるから、低賃金でも仕事ができるのです。

しかし、せっかくの保育士の仕事の楽しさ・やりがいも、職場環境が悪いと隠れてしまい、忘れてしまいます。

あまりに忙しくて忘れてしまう、あまりにも人間関係が辛くて忘れてしまう・・・。それではもったいないでしょう。

転職をする際、しっかりと楽しさとやりがいを感じることができる職場に転職できるよう、どのような職場なら楽しさを忘れずに仕事ができるのかについて考えてみました。

保育士が「楽しい」「やりがいがある」と思える職場の特徴

保育の方針が自分と一致している

保育士たるもの、それぞれが掲げる理想の保育というものがあるでしょう。それが自分が思う保育の方針となり、それを信条に仕事をすると、楽しいと思えるのです。

保育園は園長もしくは会社で方針が決まっています。その施設の方針と自分の方針が食い違っていれば、常に仕事に対して疑問を抱いて仕事をすることになってしまうのです。

そうして仕事を楽しいと思えずに、時を過ごしてしまう。保育の方針が自分と一致している職場での仕事は、自分が信じている保育の方針・理想を実現するために仕事をすることに他なりません。そのため、楽しく、やりがいも感じられます。

幅広い年齢の子供を扱う職場

保育士の仕事のやりがいは、「子供の成長を見守ることができること」だと述べる人が多いです。幅広い年齢の子供を預かっている職場であれば、成長を見守る機会も増えるでしょう。たとえば0歳児を受け入れている職場と、受け入れていない職場では仕事のやりがいも変わります。

0歳児の成長というのはとても顕著なものです。初めて寝返りを打った、初めて喋った・・・。そのようなことは普通なら親が最初に見ることになるでしょう。

しかし、保育園に預けられている0歳児は、家ではなく保育園で初めて寝返りを打ったり喋ったりすることがあります。そういった瞬間は、とても感動するものです。

0歳児に限らず、年齢ごとに成長の過程があります。初めて歩いた・トイレに1人で行けるようになった。幅広い年齢の子供を受け入れているところであれば、そういった成長の瞬間に立ち会う機会が多く、やりがいも感じやすいです。

職場の人間関係が円満

いくら仕事内容にやりがいを感じていたとしても、人間関係に不満があれば、そのやりがいを忘れてしまいます。

女性だけの職場ならいじめ・いびりがあるでしょうし、そうでなくても園長先生や主任など上司との人間関係も大変でしょう。極めつけはモンスターペアレントと呼ばれる保護者との人間関係です。

それら人間関係が悪い環境にあると、人間は楽しいと感じる心の余裕を失います。人間関係が円満な職場だと、そのようなこともなく、しっかりと仕事のやりがいを感じられるのです。

職場の各種制度や待遇が充実していればやりがいもアップ

キャリアアップ制度が明確

いずれは主任や園長になりたいと考えている人にとっては、キャリアアップ制度は楽しさを感じるためにはとても大切な要素です。

キャリアアップ制度が明確でなければ、この職場でどのように努力をすればいいのかわかりません。努力をしたところで、キャリアアップできるのかわからないというのであれば、努力をするモチベーションも沸かないでしょう。

そういった職場で「楽しい」と思いながら仕事をすることは、できません。キャリアアップ制度が明確になっていると、努力の方向性も定めやすく、目標に近づいている実感を持ちながら仕事ができるため、楽しさに繋がります。

給料が高い

給料も、やりがいに直結する要素です。いくら仕事に楽しさを見出していたとしても、自分の仕事と給料が割に合わないと感じてしまえば、途端に仕事が楽しくなくなってしまいます。

しっかりと給料がアップする仕組みが整っているところで働くと、安心して仕事をすることができ、楽しさにも繋がるでしょう。

評価制度がしっかりしているところであれば、もっと努力をして給料を上げようというモチベーションにもなります。

サービス残業が無い

評価されれば嬉しい・評価されればモチベーションも上がり、やりがいにもなるということに繋がっているのは、昇給だけではありません。

残業についても、そういった評価・モチベーションと直結しています。残業をしてもお金がまったく入らないというのと、残業すればその分お金が入るというのでは、後者のほうがモチベーションが上がるでしょう。

サービス残業が無いというのも、やりがいを感じる魅力的な職場の条件です。

まとめ

職場の制度や風潮・風土といったさまざまなことを理由に、人は仕事の楽しさ・やりがいを見失ってしまいます。

逆に、そういったことを理由に楽しさ・やりがいを強く感じることができるのです。楽しさとやりがいを感じながら働ける魅力的な職場の条件は、自分に合った制度と風潮・風土のある職場と言えます。