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保育士は、声を出すことが多い仕事です。歌を歌ったり、大声を張り上げたり・・・常に声を出しているでしょう。常に声をだし、歌声や大声・怒鳴り声などさまざまな声を出す仕事なため、保育士は無意識のうちに喉を痛めつけています。

そうして喉を痛めてしまい、喉がいがいがしたり、声を出しづらくなってしまったりするのです。そうならないために喉のケアは、日ごろから怠らないようにしましょう。また、正しい発声法をすることによって、喉に負担をかけず、喉の痛みを抑える方法もあります。

喉のケアってどうやればいいの?

栄養をしっかりとっておく

とても基本的なことですが、栄養をしっかりとって健康な状態を保っておかなければ、喉も傷つきやすくなってしまいます。特に、風邪を引いてしまうと、非常に喉が痛む・喉を酷使してさらに喉を痛めるのダブルコンボ。

適切な食事をとり、運動をして、睡眠をとり、健康的な体をつくりましょう。ビタミンをとるために緑黄色野菜を、あまり湯に通さないようにして食べてください。

喉の潤滑を良くする=潤いを保つ

喉の潤いを保つことによって、喉のケアをすることができます。乾燥は喉の敵ですからね。冬に喉をいためる人が多いのは、冬の空気が乾燥しているからです。喉が潤えば、それだけ喉も傷つきにくくなります。これは潤滑のためです。

そのため、潤すといっても潤滑を悪くするような飲み物はいけません。たとえばウーロン茶です。ウーロン茶は体に良いのですが、喉の潤滑を悪くするため、喉のためにはあまり良くありません。常温の水などが良いでしょう。

喉に膜を作らない

喉に膜を作るとはどういうことかというと、喉に膜を作ってしまう作用のある食べ物・飲み物をとるということです。チョコレートや牛乳・アイスクリームにヨーグルトなどは、喉に膜をつくってしまいます。カルピスなどもそうです。

カラオケでカルピスを飲んだり、アイスクリームを食べた後に歌おうとすると、なんだか声が出にくいと言うようなことを経験したことがある人も多いでしょう。それが、喉に膜が出来ている状態です。

声を出しにくいと、大きな声を出そうとして余計に喉に負担がかかるため、控えましょう。

うがいを習慣化しよう!

基本中の基本ですが、うがいは必ず習慣化させておきましょう。家に帰ったときに、うがい薬などでうがいをするのです。

これは雑菌を殺すということはもちろんのこと、喉の疲労にもよく効きます。外から家に帰ってきてからうがいをするのは、面倒なことかもしれませんが、喉の健康のことを考えると、やっておく必要があります。

喉を痛めない発声法を知る

首周りのウォーミングアップをする

喉をいためないために、仕事の前に喉の付近の筋肉をあたためてあげましょう。首周りのウォーミングアップをすると、首周りがあたたまり、筋肉が動きやすくなり、声が出やすくなります。まず、首をゆっくり回してください。

そうしてから顔を上げます。顔を上げることによって、首の筋肉を伸ばしているのです。その状態から、斜めに傾けます。よくある首のストレッチですね。手を添えてもいいかもしれません。あとは、首の筋肉を直接手で解すというのもあります。

大声は腹式呼吸で!

大声を出す際、腹式呼吸のほうが肺呼吸よりも喉にかける負担が少ないです。

男性は元々腹式呼吸であることが多いのですが、女性は元来肺呼吸であることが多い傾向があります。自分が腹式呼吸しているのか・肺呼吸をしているのかを見極めるためには、肩をみましょう。

肩があがるのが肺呼吸、肩が上がらないのが腹式呼吸です。また、息を吸ったときにお腹が膨らむか、へこむかによっても見極めることができます。腹式呼吸をすると、息を吸った際にお腹が膨らみますが、肺指揮呼吸だとへこむのです。

腹式呼吸を身につけるには、お腹に手をあてて発声練習を行うと良いでしょう。お腹が膨らむことに意識して、思い切って息を吸って、それをできるだけゆっくりと吐き出すように、ロングトーンで「あー!」と叫びます。そうやって腹式呼吸のトレーニングをすると、正しい発声法をすることができるのです。