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Webデザイナーとして転職をする際、経験者・未経験者問わず、自己PRというのは大きな課題となります。面接では必ずといっていいほど、最初に自己PRをせねばなりませんし、履歴書にも書かねばなりません。

自分をアピールするということは思っている以上に難しく、頭を悩ませる人も多いでしょう。

そこで、Webデザイナーの自己PRの基本的な考え方を知り、例文を参考にして、自分なりの自己PRを作れるように準備をする必要があります。

Webデザイナーの自己PRの基本的な考え方

面接官からの質問から考える

面接官はその人の人格や意気込み・やるきなどを見極めるために、必ず何かしらの質問をしてきます。

面接官からよく質問される内容というのを知り、そこから逆算的に自己PRを作るというのが、簡単な自己PRの作り方です。

相手の知りたい情報を先読みして話すということは、社会人スキルとしても大切なものですから、それだけでも自己アピールにつながることでしょう。

では、Webデザイナーの面接ではどのようなことが聞かれやすいのかということですが、これはあまり異業種と変わりありません。基本的に、面接で質問されることというのは以下のような基本的かつ簡単な質問ばかりです。

  • どうしてWebデザイナーになりたいのか(未経験者向け)
  • Webデザイナーとしてどのようなことをやりたいか(経験者・未経験者問わず)
  • どうしてうちの会社に応募したのか
  • 拘束時間が長いが、大丈夫か
  • 自分がうちの会社で働くことによって、何か活かせることはあるのか
  • Webデザインといっても分野はいろいろあるが、どれが一番得意なのか

ネガティブ表現はNG

面接官からの質問を先読みしたような自己PRを作る際でも、それ以外の情報を元に自己PRを作る際でも言えることですが、自己PRにネガティブな表現はご法度です。

これはおそらく日本人の民族性のようなものなのですが、日本人は自分を褒めるということをあまりよしとしない風潮があります。そういったことをすぐナルシズムに結びつけ、忌み嫌うのです。

そのためか、自己PRを作る際にも、自分を最初に落としておいて、最後に上げるという手法をとっている人が多い傾向があります。「自分はダメ人間ですが・・・変われました」のようなものですね。そういった自己PRはNGです。なぜなら、自己PRは自分の提案を相手に呑んでもらうための練習でもあるためです。

Webデザイナーは打ち合わせの中で、自分からクライアントにデザインの案を提案することが大切になります。その際、自分の考えた案をPRすることになるでしょう。その能力があるのかどうか、自己PRではそこのところも見られます。

自分という一番身近にある他人、一番身近にある商品をPRすることができずに、自分の案をPRすることができるわけがない。そうとられてしまうのです。

そのため、ネガティブ表現はできるだけ避けましょう。特に最初にネガティブ表現を持ってくるのは絶対にやってはいけません。

Webデザイナーの自己PR【ケース別の例文】

経験者の場合

私は前職で5年ほどWebデザイナーとして従事しておりました。前の会社はさまざまなことに挑戦しているところで、クライアントに関しましても、ファッション関係から飲食関係・自治体までさまざまな分野の方がおられます。

そこでさまざまな分野のサイトのデザインに関わらせていただいた経験が、私にはあります。

中でももっとも得意なのが、御社のメインクライアントとなっているファッション関係のサイトとなっており、多彩な経験やその得意分野を御社での業務に活かすことができるのではないかと考えている所存です。

未経験者で異業種から転職をする場合

私は前職では営業の仕事をしておりました。営業の仕事というのは、自らの会社の商品をPRし、お客様に能動的に購入してもらうように促すことです。

前々からWeb業界には興味があったのですが、なかなか一歩を踏み出せずにおりました。それは自信が無かったからです。

しかし、Webデザインについて勉強をしておりましたら、Webデザイナーの仕事と営業の仕事にある共通項を見出すことができました。それが「提案」という業務です。営業で培ったビジネススキルを活かし、御社に貢献することができると、確信しております。

未経験者でコーダー経験者の場合

私は前職でコーダーとして3年間従事しておりました。コーダーとして仕事をする中で、イチからデザインを作るWebデザイナーという仕事に興味が湧いたのですが、私の勤めていた会社でWebデザイナーへのステップアップが望めそうに無く、御社を志望しました。

御社にはコーダーというポジションが無く、Webデザイナーはコーディング業務もかねるということをお聞きしました。コーダーとしての経験が活かせると確信しております。

Webデザインについてはこれから仕事をしていく中で、自ら学び取り、仕事につなげていく所存です。コーダーは拘束時間も長かったですから、拘束時間の長さについても問題ございません。