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マークアップエンジニアの自己PRでアピールすべきなのは、技術や知識ではありません。それらももちろん選考の際には必要とされますが、それを示すのはポートフォリオであり、言葉ではないのです。言葉で示すべきなのは自分自身がどのような人間であるのか、人間力に他なりません。

そこで、マークアップエンジニアにとって大切な人間力について、どのようなことをアピールすべきなのかについて考えてみましょう。最後には例文も紹介していますが、例文はそのまま使えないようなものになっています。必ず自分自身で一から自己PRを考えるようにしましょう。

マークアップエンジニアとして採用されるために何をアピールすべきか

多角的な視点

マークアップエンジニアには、多角的な視点が求められています。マークアップエンジニアはただコーディングができればいいのではなく、文書構造に配慮したり、SEO対策をしたりアクセシビリティ・ユーザビリティにまで配慮して制作をしなければならない仕事です。それには、多角的な視点が必要になります。

たとえば、若者に受けるサイトであることはもちろん、高齢者や目の不自由な人にも見えやすいサイトなのかどうかということを意識してみたりといったことです。

誰か一人だけが使いやすいというのでは意味がなく、多くの人から見た際に使いやすいサイトでなければならない。そのためにはさまざまな視点が必要となります。

自分の今後のキャリアについて明確な展望を持っているかどうか

マークアップエンジニアは、フロント側のデザイナーとしてWebデザインを極めようと考える人・バックエンドのプログラマーに転向しようと考える人の二種類が多いです。

自分がどちらの道に進みたいと考えているのか、現時点のものでいいので、明確にしておきましょう。

マークアップエンジニアはコーダーより上ですが、Web業界全体でそれほど高い位置にある仕事ではありません。Web業界でのキャリアは、まだ上に用意されています。通過点に過ぎないのです。

そのため、自分が今後どのようになりたいと考えているのか、明確な展望を持っているということはとても大切なことになります。

自分がどのような道に進みたいのか、向上心をアピールするついでにでも述べておきましょう。

協調性をアピール

協調性のある人でなければ、マークアップエンジニアの仕事は勤まりません。マークアップエンジニアの仕事はさまざまな人と協力して行う仕事です。

Web制作作業自体がチーム作業ですから当然と言えば当然ではないでしょうか。ディレクターと意見を出し合ったり、システム担当と議論をしたり、そういったことが考えられるため、協調性とコミュニケーション能力は大切です。

マークアップエンジニアになるための自己PR例文

経験者向けの例文

経験者で経験年数が長いという人は、自分の経験や知識・技術に固執しがちですが、固執というのはある意味で危険な考え方です。知識や技術はポートフォリオが証明してくれますから、経験年数が長い人は特に、人間力に目を向ける必要があります。

私は前職でマークアップエンジニアとして5年ほど勤めておりました。前職ではディレクターやシステム担当と対等に議論をするという場面が多く、自らでアイデアを出してプランニングするということを学ぶことができたと自負しております。そういったアイデア力がありながら、チーム全体で協力し合うという姿勢も持っており・・・。

経験者でもまだまだ経験が浅いという人は、向上心をアピールすると良いでしょう。

私はまだまだ経験が浅いですが、それを補うべく勉強は欠かしておりません。その勉強の一環として、履歴書にも記載しております資格を取得いたしました。これからはWebデザインについて極めたいと考えているため、入社してからも常に向上することを忘れず、自ら知識や技術を学び取りたいと考えております。

未経験者向けの例文

未経験者の自己PRでは、知識や経験・技術はアピールすることが不可能であるため、専ら人間力アピールをすることになるでしょう。

未経験者がアピールすべきことというのは、細分化されすぎているため、ここで例文を述べることはいたしません。先述したような各種人間力について、自分が心からPRできるものをピックアップして自己PRを構築してみましょう。