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「アイデムって言ったら、折り込みチラシでしょ?」

というのが、多くの人事担当者の反応ではないでしょうか?

人事担当者の頭の中で、チラシの求人広告と、転職エージェントがどうしても結びつかない・・・、という点で、アイデムスマートエージェントには、一見、ハンディキャップがあるようにみえます。

しかし、アイデムは独自のビジネスモデルで、業界に新しいタイプの転職エージェントとの位置を占めつつあります。

転職者であるあなたは、どのように活用していけば良いのでしょうか。今回もそのビジネスモデルから探っていくことにしましょう。

アイデムスマートエージェントのビジネスモデル

アルバイト求人媒体が母体

冒頭でもご案内しましたが、アイデムが立ち上がった当初は、株式会社毎日折込広告社と名乗っていました。まさに新聞の折り込みチラシの会社です。

今でこそ、アイデムといえばネット、雑誌、昔からの折り込みチラシなど多様なメディアミックスで求人広告を展開していますが、古くから知られていたのは、折り込みチラシの会社です。

長年の求人開拓のノウハウで、25万社に及ぶ企業とのネットワークを強みにしています。

転職エージェント業界では最後発組

一方で、転職エージェントの事業に進出したのは2011年。これまでご紹介したどの転職エージェントよりも遅く、最後発組といって差し支えないでしょう。

そのため、転職エージェント事業を展開していることを、そもそも知らない人事担当者は非常に多いです。

また、「わざわざ折り込みチラシの会社に頼まなくても、他に大手の転職エージェントはいくらでもいるじゃないか」という考えも多く、そもそも求人オーダーをアイデムスマートエージェントに出してこない求人企業も多くあるものとみられます。

知名度の低さとブランドの確立不足がアイデムの課題といえます。

アイデムスマートエージェントを利用するメリット

そんなアイデムを利用するメリットは大きく3つあります。

サポートが手厚い

1つは、転職エージェントの最後発組というハンデを克服するために、転職者との出会いを大切にする、サポートに力を入れていることです。

転職エージェントとしての事業運営のノウハウの蓄積はこれからということもあり、サービスが自然と、サポートが画一的なものにならず、各個人の転職の状況に合わせたオーダーメイドなものになっています。

またネット上だけのやり取りだけではなく、転職相談会などのリアルイベントを開催していることもアイデムスマートエージェントの強みといえます。

新卒・第二新卒・20代の求人に強み

2つ目は、転職エージェント業界が従来、あまり力を入れてこなかった、若年層、フリーターなどの紹介に力を入れていることです。

転職エージェントが安定した事業運営を続けるには、高い紹介手数料を安定的に稼ぎ出す必要があることから、転職エージェント業界は従来から、キャリア転職が中心で、ポテンシャルはあるが職歴などの実績が乏しい若年層の転職支援には消極的でした。

その点、求人広告で若年層への職業紹介のノウハウが、長年豊富な蓄積があるアイデムスマートエージェントは、他の転職エージェントが手を付けられなかった層へのサポートに力を入れています。

その1つが、転職力を上げるためのスクールの開講で、アイデムスマートエージェントに登録している方は無料で受けられます。

このように、アイデムスマートエージェントは、業界で独自のポジションを確立しようとしているのです。

急募・大量採用に強い

3つ目が、折り込み求人広告の会社らしい話ですが、急募や大量募集の案件に強いということです。こうした求人広告を活用する企業は、中小・不動産・保険代理店などが多いため、こうした業界に強みを持っています。

こうなると転職エージェントというより、採用代行(企業の採用業務を転職エージェントが代わって実施するビジネス)にビジネス形態が近いケースもあるようですが、他の企業が手を出さない独自案件の開拓という点で、アイデムスマートエージェントは独自のポジションを築こうとしています。

アイデムスマートエージェントを利用するデメリット

一方で、アイデムスマートエージェントを利用するには、デメリットがあることも見逃せません。

専門性が低い

最大の難点が、事業開始からまだ6年弱という事業運営のノウハウの蓄積不足、専門性の不足です。

求人開拓ではIT業界にも力を入れているようですが、他のIT業界特化型の転職エージェントと比べて、実務に通じていないキャリアアドバイザーがついてしまうため、ミスマッチのリスクが高いです。

行きたい業界が決まっている、専門性のある仕事のキャリア転職を果たす方が、あえてアイデムスマートエージェントを選ぶ必要性は低いです。

いわゆる「優良案件」が少ない

2番目に挙げるべき点が、良くも悪くも求人広告の延長線上で、紹介事業を展開しているため、大手・上場企業などの優良企業の案件が少ない、という点が挙げられます。

一方で、求人に「ルートセールス」など、良くも悪くも「型にはまればだれでもできる仕事」案件が多いことも特徴的です。

こうした特徴となる要因は、大手・上場企業の人事サイドがそもそもアイデムスマートエージェントに声をかけていないところから来る原因もありますし、アイデムスマートエージェントも、知名度が低いため、大手・上場企業にふさわしいキャリア転職の人材を集めきれていないという難点もあります。

アイデムスマートエージェントの利用に向いているタイプ

以上のメリット・デメリットを比較したうえで、アイデムスマートエージェントを利用するのに向いているタイプの人材について考えてみましょう。

若年層(第二新卒・フリーター)

「とにかく正社員としてのキャリアをスタートさせたい」という方に向いています。

アイデムが開拓している求人は、他の大手総合型の転職エージェントが見向きしない層の中小企業群が多いため、多少職歴に乏しい方でも、職務経歴書の書き方次第では、十分に書類選考を突破して面接に持ち込むことが可能です。

また、新卒時に就職先選びに失敗し、第二新卒になった方にも、セカンドチャンスを手厚い転職サポートで狙うことができる転職エージェントです。

じっくり地元企業の優良案件を探したい方

アイデムの求人開拓の特徴は、地元密着であること。そのため、じっくり転職先を地元で探したい方にも向いているといえます。

他の転職エージェントと違って、サポート期間に制限がないので、じっくり求人先を探せます。また、他の転職エージェントのように「紹介した求人を1週間以内に応募してください」などと急かされる心配もありません。

速攻で転職先を決めたい方

前の例とは反対になりますが、とにかく生活の都合上、速攻で転職を決めたい、という方にもおすすめです。

アイデムが集める求人広告の特徴は急募案件が多いことから、「仕事は選ばないから、とにかく早めに決めたい」という事情の方にも、良い助け舟になるのではないでしょうか。

まとめ

アイデムスマートエージェントは、まだまだこれからの転職エージェントなので、長期的な評価を見定めることは難しいですが、今のところ、困った時、他の転職エージェントでは苦戦してしまったときの助け舟になる転職エージェントといえます。

若年層に強いという点では、利用にメリットがある年代が限られてしまっており、サービスしている範囲も、首都圏、名古屋圏、大阪圏に限定されていますが、地元密着などの独自の強みもあるので、今後、「地方に強い転職エージェント」になれば面白い存在になるじゃないかなー、と勝手に期待しています。