30歳女性です。私は以前、仏具店の販売員をしていました。店頭での販売や、それに付随する事務作業を主に担当していました。新入社員で入社し、電話応対や接客応対の基礎から研修を受け、3年ほど勤めました。

その仕事を辞めて、転職したのは、医療事務の現場です。転職時、25歳でした。

現在は結婚し、派遣などの仕事や、在宅で仕事をしたりしているので、正社員として転職したのはその時一回です。

医療事務の仕事には、前職を辞めると同時にすぐ来てほしいと言われたので、有給を消化したあと、退職と同時に入職しました。

転職を考えるようになったきっかけは「人間関係」

販売の仕事を辞めようと思ったのは、主に人間関係です。

直属の上司と、ほぼ二人での作業だったのですが、私がミスをするたびに上司がイライラして、説教を始めるといったことが、入社して半年くらい経ってから常にありました。

私が悪いのですが、ミスをして怒られるのが怖くて、また違うミスをしてというのを繰り返して悪循環に陥っていました。

元々事務志望で入社したものの、配属先が販売と事務の両方をしないといけないところでした。アルバイトなどで接客の経験はありましたが、売上を上げないといけないというノルマは、会社に入って初めて経験しました。

そのプレッシャーと、納期が決まっている事務との両立が、うまくできませんでした。

また、同族会社であったので、社長の奥さんも幹部として出社されていましたが、その方がとてもヒステリックな方でした。

スカート丈から始まり、花瓶の水、お茶の出し方や台所の手入れなど、今から思えばいい勉強をさせてもらったと思うんですが、当時はとにかく怒られてばかりで、常にびくびくしていました。

仕事が追い付かないので残業をしていましたが、通勤距離も結構あったので朝も早く、寝不足が続いて体も限界だなぁといつも思っていました。

そして、転職を考えるようになりました。

医療事務の資格を取得し、大学時代のアルバイト先に出戻り

何の仕事をするか考えた時に、パッと浮かんだのが医療事務でした。

というのも、元々大学の時に医療受付をしていたからです。そのアルバイトがとても楽しく、やりがいを感じていました。そして卒業の際も、慰留を求められたことがありました。

その時は、一度は社会に出て頑張るべきだ、と思ってお断りしたのですが、働き出してからもずっと、自分は本当は医療事務がしたかったんじゃないだろうか、と思っていました。

そこで、転職を考えた時、実家に戻るか、今住んでいるところに残るかどちらになっても、医療事務の資格を取ろうと思いました。通信でとることも思いましたが、それだと挫折してしまうなと思ったので、強制的に勉強できるように学校に通いました。費用は10万くらいかかったと思います。日本医療事務協会というところで、受講しました。

アルバイト先の人とは、ずっと連絡をとっていたので、退職するんだという話と、医療事務の学校に通っているということを話したら、ぜひうちに来てほしいと言われました。

医療事務協会の方でも、就職のあっせんをしてもらえることになっていたので、それで探そうと思っていたんですが、結局利用せず、アルバイト先に戻ることになりました。

転職してよかったことは「年収アップ」と「やりがいアップ」

転職してから、年収は上がりました。

手取り自体は、前職も医療事務も同じほどの額でしたが、ボーナスが全然違いました。前職では、ボーナスが出ても10万足らず、小さな町の中小企業だとそんなもので、出るだけましなんだと思います。

医療事務の現場は、ハードでしたが、やはり人気のあるお医者さんだからこその仕事量だったと思います。忙しくて大変でしたが、その分の還元は受けられたと思います。

仕事自体も、恐らく誰でも出来るような仕事なんだと思います。医療事務は、どこに行っても求人があると思いますが、先生の人柄や、人気度、職場内の雰囲気によって全然変わってくると思います。そういう意味で、大変恵まれた環境でした。

でも、給料や人間関係の待遇面を抜きにしても、やはり医療事務というのはやりがいのある仕事だと思います。「ありがとう」という言葉を、たくさんかけてもらえるからです。

人に喜んでもらいたい、というのが私の仕事のモチベーションでしたが、それを肌で感じられた仕事でした。そこに喜びを見いだせる人にとっては、適した仕事だと思います。