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人材コーディネーター

人材コーディネーター
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仕事内容

人材コーディネーターの役割

人材コーディネーターは、人材を探している企業と仕事を探している求職者との間を取り持つマッチングという重要な役割を担っています。

人材を求めている企業は自社にとってのクライアントであり、要望しているスキルやキャリアに適っている人材をピックアップした上で業務の詳細などを案内し、条件が見合えば職場として紹介するということになります。

こういった企業ではコンピュータシステムを使ってマッチングしているというイメージもありますが、あくまでもシステムは機械的に条件を絞り込むだけでありこまかな点を詰めていくことはマンパワーによるものであるのです。

クライアント企業と求職者の条件交渉を取り持つ

クライアント企業にも求職者にもお互いへ求めるさまざまな条件があり、それが完全に一致するということはほとんどありません。

詳細な部分について合意へ至るよう交渉していくことも人材コーディネーターに任される役割であり、納得のいく条件を相手先に示しフィードバックするという繰り返しで条件面のすりあわせをします。

●営業担当者としての役割も

クライアント企業に対しては営業担当者を兼任する場合も多く、紹介した人材が実際に勤務している間にもフォローというかたちで訪問するなど担当者として役割を果たさなければなりません。

一方の求職者にとっても人材コーディネーターが会社の担当者となってあらゆるサポートにあたるため、やはりそのまま企業の顔としての印象につながるところがあります。

良きフロントマンとしてクライアントと求職者それぞれの力になることが、自社の業績を拡大させるための貢献にもなるのです。

人材コーディネーターに向いている人

●公平な判断力がある
人材コーディネーターももちろん企業の一員ですから自社の利益について考えなければならず、その一方でクライアント企業の事情や求職者が置かれている状況などにも配慮する必要があります。

必ずしも同時にすべてを充たすことができるわけではなく、すべてを考慮しながらもそこで最善の選択をするために公平な判断をすることができなければなりません。

臨機応変な対応力がある人

人対人の仕事ですから時には求職者がなんらかの事情によって急に働くことができなくなりまとまりかけていた話も白紙に戻ってしまう、クライアントの急な業績悪化によって紹介された人の仕事がなくなってしまうなどさまざまな問題が起こり得ます。

人材コーディネーターとして活躍するためにはトラブルに対して右往左往しているだけでなく、すぐになんらかの対策を打ち出し臨機応変に対応する力も求められます。

気持ちの切り替えがうまい人

人材コーディネーターは離職率が非常に高い職業でもあり、その背景として人材の紹介がうまくいかずクライアント企業や求職者から辛らつな言葉を浴びせられるなど精神的な負担が大きいといったことが関係しています。

マッチングはうまくいったとしても就業してみると人材の業務に対する適性がなかった、職場が合わないので辞めたいなど頻繁に起こるさまざまなトラブルによって気持ちが折れてしまうケースもあります。

そのため失敗をも自分の糧とするような心がまえでストレスとして引きずらず、切り替えて次の仕事へ向かうことができるような心のタフさが必要であるのです。

人材コーディネーターの仕事で伸ばすことのできるスキル

コミュニケーションスキル

人材コーディネーターはクライアント企業から求めている人材の条件や業務内容に関してできる限り具体的なヒアリングを行い、それを求職者へわかりやすく伝えなければなりません。

求職者に対しては持っている不安や悩みを解決するための相談に乗ることがあり、心のケアという意味では仕事にカウンセラーのような側面もあります。

真摯に話し合って仕事を進めていくことが必須であることから、経験を積む中でコミュニケーションスキルは確実に伸びていきます。

事務スキル

人材コーディネーターにはオフィスの内外でとにかく話術を駆使するといったイメージもありますが、職場の規模によっては求職者のデータベースを更新したり契約関係の書類を扱ったりするなど事務的な仕事も少なくありません。

求職者に関するデータの入力や、マッチングにあたってもパソコンでの情報検索などをしますから事務処理のスピードも自然に上がっていきます。