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ケアハウス
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求人傾向と対策

高齢者を受け入れる施設は、必要に応じたケアができるように細分化されています。

一般的に多く聞かれる介護施設としては、「老人ホーム」が有名ですが、実は高齢者を受け入れてくれる場所はここだけではありません。特別養護老人ホームやグループホームなど、高齢者が増えるにつれて必要な施設が追加されているのです。

施設が増えればそこで働く従業員の確保も必要になってくることから、介護職員の求人は常に安定した数量存在するのが現状と言えます。

では、今注目されている介護施設「ケアハウス」は、どのような特徴を持っており、求人傾向はどうなっているのかをここで紹介していきますね。

ケアハウスとは

ケアハウスとは、地方自治体や民間事業者などが運営する福祉施設を指します。

このケアハウスには、「一般型」と「介護型」の2つのタイプに分けられており、入居時の状況などを踏まえてどちらに入るかを決定する仕組みです。

一般型は、高齢者が自立して生活を送ることに不安がある人を中心に受け入れを進め、介護型は軽~重度の要介護状態の高齢者を受け入れるようになっています。

高齢者に身寄りがないか、経済的な理由で家族と一緒に生活するのが困難になった場合などに、自治体や国からの助成金を受けて入所できるので一般的な老人ホームよりも低い費用で入れるのが最大の特徴でしょう。

ただし一般型のケアハウスでは、介護が必要と判断された場合には訪問介護などの在宅サービスを利用しますし、場合によって退去を求められることもあります。

介護型のケアハウスは要介護が重度の状態に悪化しても住み続けることが可能ですが、その分初期費用がとても高いというネックな部分もあるので注意しなければいけません。

ケアハウス職員の求人傾向

ケアハウスで働く職員は他の介護施設に比べて、仕事内容などに特に大きな違いは見られません。

一般形のケアハウスを担当する介護職員であれば、未経験者や資格未保有者でも募集している施設は多く見られますが、介護型に比べると給与の面で劣ってしまいます。

一方、介護型は給与面では優遇されますが、ほとんどの施設でヘルパーや介護福祉士等の資格を保有していることが条件になっている点が特徴です。

ケアハウスに勤務する年齢層は30~40歳代が多く、一時期介護職から離れていた人でも積極的に採用しています。

特別養護老人ホームの中に(別階層で)、ケアハウス部門を設けている複合型介護施設も多くあり、様々な仕事を見て学べる環境は整っていると言えそうです。

しかし所帯が多ければ人間関係の付き合いなどが発生するので、もし苦手だと思うのであればケアハウス単体で運営している施設などを探してみるのが良いでしょう。

ケアハウスの一般型であれば、「これから介護の仕事をしてみたい」と思っている人でも、取り組みやすい職場ですので未経験者が身近にいる環境は、相談などもしやすいと好評です。

ケアハウスの求人選びのポイント

ケアハウスの求人選びで大切なのは、「自分はどちらのタイプ(一般型・介護型)を選ぶのか」について、しっかりと考えておくことに尽きます。

どちらで働きたいかによって、就業時間や残業の程度、給与や待遇面が大きく変わってくるからです。

売り手市場なのは間違いなく、安定した求人量が常にありますが、条件が良いものを選ぶとなると数は限られてくるでしょう。

その中から自分にとって最善を見つけるためには、事前に自分の中で「ここだけは譲れない!」という芯をしっかり持っておくことが大切です。

また、もし介護福祉士の資格などを所有しているのであれば、他の介護施設のほうが給与面では恵まれているかもしれません。

ケアハウス単体では運営するのが難しい企業も少なくありませんので、他の介護職の求人も照らし合しながら、求人を選んでみてください。