[PR]

介護が必要な高齢者や身体・精神障がいを患った人が、日常生活で必要な機能を様々な作業を通して回復させるのが「作業療法士」の大きな役割です。

超高齢化社会を迎え4人に1人が65歳以上の高齢者という状況の中、作業療法士の活躍の場は病院よりも介護・福祉分野に移りつつあります。

今後も高齢化社会は継続していくと予想されていますので、益々作業療法士の活躍が期待されているのです。

では介護福祉士の求人はどんな分野から多いのでしょうか?

ここでは、作業療法士の求人や給料などの待遇面について見ていきます。

作業療法士の求人が多い分野とは?

作業療法士を募集している求人を見てみると、医療分野が特に多いことが分かります。

一般病院、精神病院、看護ステーション、ケアミックス病院などからの求人が多く、交通事故や精神的な病により日常生活に必要な機能の衰えを回復させる役割が期待されているのです。

最近は医療分野だけでなく、介護・福祉の現場で働く作業療法士も多くなってきており注目されています。

介護・福祉の分野では、有料老人ホーム、リハビリ型デイサービス、特別養護老人ホーム、老人保健施設などからの求人が目立ちますね。

作業療法士の分野別の給料水準

作業療法士として働く人が気になるのは、「介護・福祉分野とその他の分野での給料の違い」ではないでしょうか?

同じような仕事をするのであれば、給料面で待遇の良いところで働きたいと思うのは自然ですよね。

基本的に作業療法士は、医療分野であろうと、介護・福祉分野であろうと公務員でなければ、給料は大差ありません。

医療分野では、月給およそ27~35万円で年収で400~600万円ほど。

一方、福祉・介護の分野では月給およそ25~30万円ほどで、年収は380~600万円となっています。

若干医療分野のほうが高そうに思えますが、実際のところはほとんど変わりません。

もし大きく違いが出たらそちらに作業療法士が流れてしまい、不均衡になってしまうので調整はされているようです。

作業療法士の非正規雇用での給料はどの程度?

作業療法士は非正規雇用でも積極的に採用される傾向があり、それは介護・福祉分野でもその他の分野でも基本的に変わりありません。

正社員としてフルタイムで働くのが難しいと感じる人は少なくありませんので、パートなどの区分で短い時間でも作業療法士として働けるのは大きな歓びでしょう。

では作業療法士の非正規雇用の給料は、いくらぐらいが相場なのでしょうか?

多くの場合、時給1500~2300円程度だと言われており、一般的なパート時給に比べてかなり高いことが分かります。

専門的な知識が必要な仕事ですし、優秀な人材が不足している背景があるため、各事業所は時給を高くして働いてもらっているのです。

この時給は医療でも介護・福祉の分野でも基本的に変わりません。

作業療法士が転職する場合の注意点

現在の職場の待遇に不満を感じ、転職をしてより有利な条件で働きたいと思っている作業療法士は少なくありません。

そのため転職市場における作業療法士の求人量は常に安定して発生しており、医療だけでなく介護・福祉分野の求人も多くあります。

転職をする際に考えておきたいのが、「給料以外の待遇」についてです。

作業療法士はその仕事柄、非常に専門性の高い仕事で他に代わりを任せるのが難しいのが現状と言えます。

他の仕事を兼任する例は少ないですが、抱えている患者さんが多ければ残業が発生したり、休日出勤などもあり得るでしょう。

それは本来考えている条件の良い環境とは言えないかもしれません。

転職で失敗しないためには、給料以外の待遇について良く目を通すようにしましょう

残業がどれぐらいあるのかや、土日の出勤はあるのかなどは長く働くならば、常に意識しておきたい部分です。

いかがでしたか?

作業療法士は介護・福祉分野だけでなく、主に医療分野からの求人が多いことが分かりますね。

給料や待遇については、どの分野でもさほど差はありません。