アパレル業界の生産管理担当者の給料情報

平均年収

生産管理担当者の平均年収についてはおよそ370万円となっていて、取り扱っている製品が異なるからといって年収にも違いが生じる事例はほぼありません。

ただ生産上の管理だけでなく企画などの幅広い業務にもかかわる場合、また名前が知られているアパレル・ファッションブランドで仕事をしているような場合ですと年収が500万円程度に達しているケースもあります。

月収

アパレル・ファッション関係の生産管理担当者に支給されている月給の平均額は23万円前後であり、月収で20万円から25万円未満となっている割合がおよそ50%を占めています。

職種としての性質から一定量の残業は発生するであろうことを見込んで基本給を高額に設定している職場も少なくなく、この場合では月給が約30万円になっています。

残業の扱いについては、以下のような点に気をつけなければなりません。

  • いわゆるみなし残業に対する手当と相当する金額がどのくらいになっているか
  • みなし残業代が実際に残業した時間と見合っているかどうか
賞与

生産管理担当者に対するボーナスは1年間で夏季と冬季の2回を支給している企業が多くそのほか四半期ごとで1年に4回、年度末に1回だけの支給日を設けている職場もあります。

アパレル・ファッション系の企業ですと月給の3ヶ月分から4ヶ月分に相当する金額を出している事例が多くなっていて、業績次第では5ヶ月以上といった実績も見受けられます。

アパレル業界の生産管理担当者の仕事の大変さと給料のバランス

休日の取得が難しい場合

アパレル・ファッションアイテムを生産しているメーカーでは従業員が50人に満たないような中小企業も少なくなく、現場で人員に余力がないというケースも高い割合になっています。

マンパワーが充実していないとどうしても現場のスケジュールは過密になるため、生産管理担当者としても休日を取得しにくくなり手当で給料がプラスされるとしてもかなり大変です。

休日が予定通りにならない例としては、次のようなケースがあります。

  • 急な増産が必要となり休日出勤をしての対応に迫られる
  • 休日に販売店からのクレームや問い合わせなどがあり必要な連絡や対応をとる

海外での仕事がある場合

アパレル・ファッション業界における近年の流れとして、多くの企業が生産にかかるコストの抑制策として海外での生産を拡大しています。

生産管理担当者は生産拠点を設けている国の国民性や慣習などを把握しなければならず、日本国内での常識も通じない環境で品質の維持や納品の遵守にも力を注がなければなりません。

こういった仕事の大変さをカバーするものとして海外赴任手当や出張手当などが支給されるとともに、職場側で住居にかかる費用を負担するといったフォローもあります。

アパレル業界の生産管理担当者の給料面から見た将来性

他職種との比較

業界全体の中で

アパレル・ファッションにかかわるさまざまな職種の中で、生産管理担当者が得ている年収は平均的な部類に位置づけられています。

販売員や店長など販売に関連する職種に比較すると高額であり、店舗管理やバイヤーなどに比して低くなっています。

関連性が強い職種との比較

アパレル・ファッション業界の中で生産管理担当者とかかわる機会が多い職種といえば、パタンナーやデザイナーです。

パタンナーとの比較では高給となっていて、デザイナーとでは30代になると逆転されているデータがあります。

年齢にともなう上げ止まり

アパレル・ファッションアイテムの生産管理担当者が複雑化している生産の現場で品質を保ちながらコストの削減を実現させるためには、さまざまな場数を踏まなければなりません。

経験の中で仕事勘も養われてささいな不具合も見極めることができるようになり、数十年にわたり生産管理の分野で働き続けるという例もあります。

ただ特にアパレルメーカーなどでは昇給の幅が年齢にともない鈍化していく傾向もあり、40歳を過ぎるころにはさらに収入が増す見込みもほぼなくなることが現実的です。