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理学療法士が病院へ転職するのは簡単だと思っていませんか?

病院の数はたくさんあるし、病院で働く理学療法士の人数も多く、募集もたくさんあるように思いがちです。

でも、そうは問屋がおろしません。

意外と転職するのが難しい事情があるんです。

そこで、僕が経験してきた実際の話を交えながら、理学療法士が病院へ転職する場合の転職事情について紹介していきたいと思います。

理学療法士の病院への転職事情

理学療法士は以前に比べかなりメジャーな職業になりつつあります。

なぜなら、毎年1万人以上の理学療法士が誕生し、10年前と比較すると2倍以上の理学療法士がいるためです(日本理学療法士協会「理学療法士国家試験合格者推移」より)。

また、リクルートが調査した、高校生とその保護者が希望する職業ランキングでは、男子高校生と保護者において、第5位にリハビリ職が来ており、以前と比べて確実に知名度が上がっているのがわかります。

これらは、理学療法士のニーズが、年々高まっていることを示すデータであり、

理学療法士=就職しやすい安定した職業

というイメージで見られることがわかります。

これらのデータに加えて、高齢化社会は今後も確実に進んでいきますので、高齢者のリハビリテーションを実施していく理学療法士は、今後も安定した職業であることは間違いありません。

確かに私の親戚にも理学療法士がいますし、患者さんの中でも「私の孫もリハビリの仕事してます」ということが確実に多くなっています。

しかし、「病院へ転職する」という視点で見ると、そう簡単には転職できない事情があります!

そのため、それなりの準備を行う必要があるのです。

冒頭にもお伝えしましたが、病院は数が多く、働いている理学療法士も多いですので、転職しやすいように思う人も少なくないでしょう。

そこで、病院への転職が難しい理由その対策をじっくりと見ていきましょう。

現実は甘く無い!病院への転職が難しい理由

まず、理学療法士が就職や転職しやすい理由をもう一度まとめてみます。

  • 理学療法士のニーズは年々高まっている
  • 高齢化が進むため、今後も必要な職業である

という点があげられました。

これだけ、見ると転職も難しくなさそうですが、病院には転職に大きな障害があります。

それは、診療報酬といった制度です。

病院で実施するリハビリテーションは診療報酬によって収入が決まっています。つまり、新人もベテランも、優秀な人もそうでない人も、リハビリを行って得られる収入は限られています。

では、ここで採用側である病院の経営者としての視点で考えてみましょう。

診療報酬上、同じ収入しか得られない場合、給与の高い中途採用者より、新人を採用して育成する方がコスト的に安く、さらに病院の方針にあった職員を育成できます。

そうすると、人員を補充する際に、あえて中途採用である転職者より、新卒の理学療法士を採用する方が経営的なメリットがあります。

この点で、理学療法士が病院へ転職するのが難しくなってしまうのです。

実際に私の5年目の同僚も、「経験年数が3年くらいがちょうどいい」という理由で、希望の病院での転職ができなかったケースがありました。

では、どのように対策を取ると良いのでしょうか?

次のテーマで、病院への転職事情にあった対策を見ていきましょう!

病院の転職事情にあった対策をとろう!

次の3点がポイントになります。

  1. 集客が見込めるような技術を身につける
  2. 管理者として採用される
  3. 自分をうまく売り込む

これらの3点が重要になります。

まず、1点目と2点目は理学療法士としての、技術や知識をしっかりと身につけてスキルアップすることが重要です。

まあ、理学療法士としては当たり前のこと過ぎますので、詳しくは説明しません(笑)

とにかく、採用して法人やリハビリ部門自体にメリットをもたらすような人材であれば、どこへ行っても採用されるわけです。

ただ、誰しもがそのような能力を身につけているわけではありません。

そこで、3つ目のポイントが重要になります。

自分の売り込みかたが非常に重要なのです。いくらスキルや知識を持っていても、給与が高くなってしまう経験者はどうしても、病院への転職のハードルが上がってしまいます。

かといって、給与が低いのも嫌ですよね。

そのため、うまく自分のスキルや知識を売り込んで、かつ、経験年数に見合った給与をもらうことが必要です。

そのためには、是非、転職エージェントの利用をおすすめします!

私もリハビリ部門の責任者として、理学療法士の採用に携わっていますが、転職エージェントからの求人は転職希望者の売り込みかたが非常に上手です。

しっかりと、持っている技術や知識、特徴を伝えてくれるため、採用側も安心感があります。

病院が持つ採用側としての事情を知って、転職を有利にしよう

診療報酬といった制度の上で経営している病院は、理学療法士にとって意外に転職しにくい職場です。

転職を成功させるために、理学療法士としてのスキルアップを図るのはもちろんのこと、転職エージェントをフル活用して、しっかり自分の強みをアピールするようにしましょう!