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調理補助

調理補助 × 仕事内容

調理補助のお仕事はどのようなものなのか。調理師とは違うものなのか。あるいは調理補助を頑張ると調理師になれるのか。

それらの点も絡めつつ、どのようなお仕事なのか見てみるとしましょう。

仕事内容は文字通り、「補助」だけ

調理補助は、名前からも分かるように調理師を補助する存在です。

料理は一人で行うにせよとても大変なものですが、人気店、繁盛店ともなればすべてのお客のメニューを調理師だけで対処するのは限界があります。

同時に、調理師でなければ行えないような事が少ないのも事実です。その少ない部分が調理師としての腕の見せ所でもあるのでとても大切なのですが、例えば卵を割ったりですとかかき混ぜたり切ったり。

誰が行ってもそこまで差が出ないような部分は、わざわざ調理師が行う必要性はありません。

つまり、調理師が行うまでもない事が調理補助の仕事になりますので、基本的にとても簡単なお仕事ではありますが、料理の腕よりも人として配慮出来るかどうかが問われます。

調理師が何を求めているのか。どのような手伝いを行うと効果的なのか。

例えば調理師が何かを探している素振りを見せたらすぐにでも探しているものを理解して差し出す。

このように、料理の腕よりも調理師が快適に仕事を行う事が出来るかどうか。そのために自分が黒子に徹してサポートする事が出来るのか。このような点が求められます。

調理補助の仕事で求められる能力

調理補助で求められる能力は料理の腕以上に、人としての配慮です。

先にも少しお話しましたが、料理人として必要な部分は調理師が行います。

調理補助はあくまでも補助になりますので、調理師が自分の能力を最大限に発揮するために補助する事になります。

そのため、誰でも出来るような事を行うのはもちろんですが、調理師の行動、そして調理師の言葉は常に気にかけておくべきです。

会話の内容を理解すれば、次にどのような事を求められるのか。何をすべきなのかが分かります。

自分の行う事だけに没頭していると補助になりません。調理補助とは「調理師の補助」ですので、調理師の片腕となって働く事が求められるのです。

調理補助の仕事のやり甲斐

では調理補助のやり甲斐はどのような点にあるのかと言えば、調理補助として調理師を助けていると、調理師からの信頼感が出てきます。
すると、それまでは簡単な事しか任せられなかったものの、徐々にではありますが大きな事も任せられるようになっていきます。

当初は包丁を持つ事さえ許されていなかったものの、包丁を持つ事を許されるようになったり、盛り付けを任せられるようになったり。
調理師でなければならない事は多々あるのですが、調理師としても信頼出来る補助であればいろいろと任せたいのです。

それが増えてくる事が調理補助としての喜びであり、やり甲斐です。

また、調理補助を二年間続ければ調理師免許を取得する事が出来ますし、「経験者」ですので、飲食業界への転職も視野に入ってきます。

接客が苦手な人のアルバイトとしても人気

調理補助はアルバイトもあります。アルバイトの場合はもう少し楽です。接客が苦手な人が選ぶアルバイトとしても定番の人気があります。

例えばチェーン系ファーストフード店の調理補助の場合、本部から送られてきた食材を解凍するのもお仕事です。

例えば大手外食チェーンの「セイザリヤ」の場合、厨房にガスコンロが無い店舗もあります。

何を意味しているのかと言えば、すべて本部から送られてきたレトルトをレンジで解凍するだけで良いのですが、これはアルバイトの仕事です。

特に調理師を目指している訳ではないアルバイトも多いですから、まさに「調理補助」の名に偽りのない仕事と言えるでしょう。

調理補助にもいろいろな仕事があるのですが、アルバイトなのか、あるいは正社員なのかによって仕事内容は全く異なります。

正社員であればいずれは調理師へと考えている人が多いですから、調理師のために粉骨砕身の精神で頑張らなければならないのですが、アルバイトの場合はレトルト食品を解凍したり、出来合いのものを並べるといった簡単な物ばかりです。