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20代女性です。短大を卒業し、新卒採用として私立保育園に正規の職員として就職しました。

職場への不満が募り、転職を決意

子どもと楽しく関わる仕事がしたかったので、期待でいっぱいでしたが、いざ就職してみると、求人票に書いてあった時間に出勤したり、仕事がおわるなんてことは一切なく、先輩保育士が帰るまで帰れず、毎日何時間もサービス残業していました。

運動会などの行事がある時には、土曜日もサービスで出勤し、振り替え休日ももらうことはありませんでした。保育士の友だちなどに聞いても、やはりかなりのサービス残業をしているとのことでした。

また、選挙の時には演説を聞きに行ったり、電話かけを行うなど、保育士とは関係のないことまでさせられ、毎日こんな職場でいいのかと悩んでいました。

同じ職場のパートの方にも色々愚痴ったり、この職場以外のことやパートでの勤務についても聞いていて、パートだと残業があまりないことや書類制作なども今より少なくなると聞き、その話を元に辞めることを決意しました。

三ヶ月後、新しい仕事に就くことに成功

結局、22歳の時、1年で私立保育園を退職し、パートでの保育士の仕事を探しました。

独身で稼ぎ時なのにパートってどうなの?っと思ったりもしましたが、自分にも少し余裕を持ち、子ども達と楽しく笑顔で関わっていきたいと考え、とりあえずパートの経験をして今後のことは考えようと思いました。

退職してからすぐにでも働きたかったのですが、仕事をしている間は就活が出来る程の時間と余裕がなかったので、仕事を辞めた次の日からすぐに、自宅ではフリーペーパーや広告の求人欄をチェック。

ネットでは保育士、求人、パートなどと検索し、暇があれば求人をチェックしていました。ハローワークに通っては、パソコンで求人欄をチェックして、窓口に相談したりと、毎日休むことなく就活していました。

保育士の求人は結構ありましたが、毎日チェックしていると、同じ保育園が何度も出てきて、ブラック企業なのか?と疑ってしまうものが何社もあり、時間をかけてもいいから、残業ばかりのブラック企業にはもう勤めたくないと思い、かなり慎重に選んでいきました。

ハローワークで紹介された中に、公立保育園のパートの求人があり、早速応募し、面接に行きました。

公立の保育園も人がかなり足りないのか、面接先でも「お友達で潜在保育士の方がいらっしゃいましたら、ぜひ公立保育園の仕事にお誘いください」と言われる程だったので、これは就職できそうだと自分の中でも確信できました。

慎重に選びすぎたのか、気がつくとあっという間に日数が過ぎ、就活してから3ヶ月も経ってしまいましたが、数日後、やっと採用が決まり、フルタイムでの仕事をしました。

転職して気づいた「パートの保育士として働くことの良さ」

パートなので、正規の職員として仕事をしていた時と比べると、ボーナスもなく、通勤手当もないので、かなり収入は減りますが、求人票に残業なしと書いてあった通りほぼ残業もなく、時間通りに出勤し、時間通りに帰ることができたので、それだけで満足でした。

書類制作なども、もちろんありますが、以前よりはかなり減ったので、余裕を持って仕事ができるようになり、より子どもと楽しく関わって仕事ができるようになりました。

パートでの仕事をしてしまうと、残業ばかりで安い賃金で負担も大きい、正規の職員として働くのはバカらしく思ってしまい、もう保育士を続ける為にはパートでの仕事以外考えられません。

パートだとしても休憩時間はなく、出勤してから仕事が終わるまで休みなしです。それでも、子どもが好きで毎日子どもの成長が見ることができ、「せんせーい」などと言って頼ってもらえる仕事は他になく、とてもやりがいがある仕事なので、ブランクなく続けています。

もっと保育士の待遇がよくなり、お給料が上がったり、仕事を見直され、嫌になる程のサービス残業がなくなれば、正規の職員としてまたやりたいとは思いますが、それが普通になってきている中、なかなか改善されることはないと思うので、今後も保育士のパートとして頑張っていこうと思います。