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どれだけ営業職に対する適性を持っているとしても、ずっと営業の仕事を続けている中でいつも順風満帆というわけにはいきません。

しっかり努力しているにもかかわらず思うように営業成績が上がらない時期もありますし、どうしてもモチベーションが上がらずに仕事もはかどらないときや身体のコンディションが良くないときもあります。

そのようにうまくいかない時間が長く続いていると、自分は営業の仕事に向いていないのかもしれないと後ろ向きな思考に陥ってしまうもの。

ですが営業の仕事は山あり谷ありですから、仕事ぶりについて見直し自分なりの目標を設定して前向きに進んでいこうという気持ちが何より大切です。

営業の仕事に向いてないかも…と思うとき

人間的なこと

正直すぎる

何かにつけて自分に正直であると、その時々で感情が表情や雰囲気にも素直にあらわれるものです。

ですが営業の仕事では、営業先で先方の興味関心を惹くべくいつも明るくポジティブにふるまうことが求められるもの。

体調が悪い様子や失敗を引きずっての暗い表情が悟られてしまうようでは営業活動もうまくいかず、そのような連鎖が自分を営業向きでないと思わせてしまいます。

自分を優先してしまう

営業の仕事はお客さんがいてこそ成り立つものであり、相手の視点を持って考えることが必要です。

そこで自分の営業成績についてばかり考えていると自分優先になり、自己本位で強引に話を進めるといった営業スタイルにもなってしまいかねません。

そうなると売れるものも売れなくなり、はじめて自分が営業職にとって必要なものに欠けていると気づくのです。

約束事を守る意思の弱さ

営業職にとっては約束したことを何としても守ろうという意思の強さが必須であり、取引先との間での約束はお互いの信頼関係を高めるためにも重要です。

ですから元から約束事に対して比較的無頓着であり、営業先での話に関しても状況が難しければすぐにあきらめてしまうとなると関係も冷え切ってしまうでしょう。

そうして付き合いのあった取引先を失うようなことになると、大きな代償にはなるのですが営業職としての適性について考え直す機会にもなります。

体調を崩しがち

営業の仕事は定時を過ぎて深夜まで終わらない場合もありますし、時には休日出勤が求められる場面もあります。

体調管理も大事な仕事とはよく言いますがまさにその通りであり、体調を崩してばかりいるとスケジュールの管理もままならず自分は営業の仕事に向いていないのかもしれないと思うにも至ります。

実際に、身体をこわして営業職を続けることができなくなったという事例も多くあるのです。
口下手である

営業の仕事では電話にしても対面で話をするにしても、自分から積極的に話をしていかなければなりません。

口下手であっても、努力と経験によって克服することができると考えて営業職へ挑戦する人は多くいます。

しかしながら実際に働き始めてもなかなかうまく営業相手とコミュニケーションをとることができず、結局は営業職に不向きであると判断するケースが少なくありません。

行動面のこと

複数人で動くことが好き

営業の仕事で基本的に単独行動であり、自分ですべての責任を負って動かなければなりません。

常に何人かで行動することが好きで一人になりたくないというタイプですと、普段からの行動スケジュールだけでもストレスを感じてしまい仕事を続けていく上での障害になってしまうという可能性もあります。

インドア派である

営業職は外回りをすることが本分であり、プライベートで人と交流する機会やいろいろな場所で見聞を深める機会もコミュニケーションスキルのアップや情報収集の場として仕事へ還元されるものです。

インドア派であまり動き回ることが好きではないために人間的な経験値の不足から営業先でも個人としての魅力が伝わりにくい、移動の連続だけで疲れるなどの弊害が出て仕事に向いていないのではないかと結論づけてしまう人もいます。

おしゃれに無頓着

営業活動をしていく中で、特にはじめて会う人ですとまず身なりなどがチェックされるものです。

仕事のために特別なファッションセンスこそ求められていないとしても、おしゃれに対してあまりに無頓着ではだらしなく見えて印象も良くありません。

自分の印象を良く見せようとすることも営業マンには必要なことであり、その意識に欠けることは大事な適性に欠けているということでもあります。

人間関係が狭く深い

人との付き合い方については大別すると広く浅く、狭く深くという傾向に大きく分けられます。

営業の仕事では広い人脈を築いていくことが必要であり、それまでの社会経験で多くの人とコミュニケーションをとってきた土壌があればそれだけでも仕事に取り組みやすくなります。

それに反して人間関係が狭く深いことは人を選んで付き合ってきたとも言い換えることができ、毎日たくさんの人と会うことが苦になってしまい営業の仕事に対する資質不足を痛感することになる可能性もあります。

営業に向いてないかも…と思うときに見直したいポイント

人間的なこと

たくさんの表現を勉強してみる

営業の仕事に必要な会話力の不足を何とかしたいということであれば、語彙力をつけることがひとつの方法です。

同じ内容を話す場合でも言い方を変えるだけでまったく異なる印象になりますから本やテレビ番組など、さまざまな媒体からいろいろな表現を勉強することが役に立ちます。

自分のプラスになることは相手がどうなることかを考えてみる

営業職を続けていくために自分本位の考え方が嫌だということであれば、思考する上での着眼点をちょっと変えてみるということも手です。

自分のためにがんばるという気持ちも悪ではありませんから、相手にとって良いことが自分にとってプラスになると考えてみます。

実際に営業の仕事に関しては、お互いにとってウィンウィンの関係ということがよく言われています。
常に健康管理を意識する

体力面の不安から営業の仕事を続けることが不安になるというケースも少なくありませんが、現実には体力自慢であるにもかかわらず体調不良に悩まされる例も多くあります。

欠勤するようなことになるといくら不在をフォローしてくれる同僚がいるといっても迷惑をかけてしまいますし、担当者としての人柄があって信頼を勝ち得た取引先にとっても本意ではないかもしれません。

そこは四六時中健康管理に気を配ることが重要であり、自分なりにオーバーワークとならないようなスケジューリングをするなどして工夫することもできます。

行動面のこと

職場での人間関係づくりを意識してみる

営業職として働いていると、時に孤独が感じられて仕事に向いていないと精神的にも追い込まれていく事例があります。

確かに外へ出るときには一人で行動することが通常ですが、同じ職場で働いている同僚は良きライバルである前に仲間です。

人間関係が良好であることによって、何かしらのトラブルが起こったときにも助けてもらうことができます。

移動時間の楽しみ方を考えてみる

外に出ること自体が苦手であって営業の仕事に対するモチベーションが下がっている状況であれば、外出する際の意識を変えることができないかどうかを考えたいところです。

たとえば移動している間はある意味個人としての時間を過ごすことができますから、お気に入りの景色を見つけるなど気分転換になる楽しみを見出すことができれば状況を打開する一手にもなるでしょう。

ファッションも仕事のうちと考えてみる

おしゃれに対する興味の有無は個人的な嗜好でもあるので仕方がないところもありますが、会社を代表して取引先へ赴く営業職にとっては必要な資質です。

そこはファッションも仕事のうちであると考えて、衣料品店の店員さんにお任せといった具合でもコーディネートしてもらうことで対策にはなります。