大学生時代の就職活動に成功し、新卒者として無事に社会人生活をスタートさせることができた!

傍目からは順風満帆であるように見えるのですが、学生のときと勝手が違う毎日にはいろいろと感じることがあるわけで…。

年配の方には「自分が若い頃はみんな会社一筋で…」と言われても、今や終身雇用は約束されていません。己の生きる道を求めて転職しようとすることは、まったくおかしなことではなくなりました。

そう、そもそも学生時代に就活するときから誰もが仕事に対するビジョンを明確にしているわけではないのです。

転職を志そうとする気持ちの変化は、自分なりに仕事と向き合うことができたあらわれでもあります。その気持ちを大切にして次のステップへ進むために、ぜひともこの記事を最後までご覧ください☆

まずは、大卒者の転職事情を知っておこう!

そもそも大学生の就職活動に問題あり?

大学生は卒業するまでに企業からの内定を得ようと、一定のタイミングで一斉に就職活動をスタートさせます。

新卒で就職するまでの流れがシステム化されている就職活動は、日本でしか見られていないもの。「この時期になればこうするもの」という認識が当たり前になっているため、大学生の誰もが必ずしも自主的に就活しているかというとそうでもありません。

つまり、こんな人に思い当たるところはないでしょうか?

  • まわりの皆が就職活動を始めたから自分もする
  • 卒業までに就職先が決まっていないとまずそうなので就活する

こうして大卒でめでたく採用されたとすると、どこか自分で挑戦したい仕事とは違ったから転職したいと思うようになっても仕方がないかもしれません。

実際に厚生労働省のデータでは、大卒者のうち30%程度の人が新卒で就職して3年のうちに退職しているのです。

退職理由が転職の成否を左右する

職場を退職しようとする人の理由はそれぞれですが、こと大卒者が早期の退職を望む場合はネガティブなものが目立っています。

例えば…

  • 仕事が厳しすぎる
  • 給料が良くない
  • 拘束される時間が長い

ただ、このような理由で転職活動に臨んだとしても採用担当者から良い評価が得られる可能性は低いでしょう。

企業としては将来に希望を感じる人材が欲しいのですから、転職にも前向きな理由があってほしいもの。

例えば…

  • 働いてきた職種でもっと専門性が高まる職場を見つけたい
  • 今まで身につけた知識を役立てて別の仕事に取り組みたい

こういった姿勢の違いが、スムーズに新しい職へ就くことができるか失敗続きになってしまうかを左右することになるのです。

「大卒」という経歴が転職活動で有利になるのは間違いない

転職者を採用する企業では、人物そのものや前職までの実績を重視した選考を行うことが一般的です。

ただ、急いで人員を補いたいという場合はそこまでじっくり選考に時間をかけることができないケースも。そこで効率的に応募者を絞り込むためのポイントとして、学歴が考慮されることになるのです。

職歴が似通っていて面接での印象も甲乙つけがたい二人の応募者がいる場合、即戦力としての期待から大卒者を選択する割合が高くなっています。

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【世代別】大卒者が転職活動を有利に進めるためのポイント

大学を卒業して就職先へ入社した後、職場を変えたいと考えるようになるタイミングは人それぞれ。ただ、中途採用を実施している企業で転職者が人材として評価されるための資質というものがあります。

深く考えずに一時の感情で職場を辞してしまうと、あえなく転職に失敗することになりかねません。

20代で転職する道

未経験の仕事をしたい場合

経験したことがない仕事にこれから取り組んでみたいという場合は、できるだけ若いうちにスタートすることが吉。

とは言っても、あまりに短い期間で離職していては採用する側がまたすぐ退職してしまうのではないかと不安視する材料になります。

社会人であるにふさわしい一通りのマナーとともに、ビジネスマンとして最低限必要なスキルが備わっていると認められる目安は大卒で就職してから3年程度です。

同じ職種でのステップアップを目指す場合

大卒で就職しひとつの職種で何年か働いていると、環境を変えることが自分をより高める近道になるという結論へ行き着く場合があります。

そのためには、同じ職種でかつさらに専門的な仕事をすることのできる転職先を見つけなければなりません。求人で言えば、即戦力として活躍していくことを期待される中途採用枠がメインターゲット。

ただ、そのような求人募集では「3年以上の実務経験」などの就業経験を応募条件としている場合が少なくありません。

その理由は、専門職であっても就業してから3年程度をかけて基礎を固めることが一般的だから。それから難しい仕事を任されるようになっていくことが多いため、5年程度の勤続期間があれば経験者として十分な評価が得られる確率は高くなります。

どうしても職場が合わない場合

近年問題になっている「ブラック企業」のように、新卒で入社してみると職場が長く働いていくことに適していない労働環境である可能性はあります。

一例として…

  • 事業の利益を優先し、社員に過酷な労働を強いている
  • パワハラやセクハラなど、教育の不十分さから社員のモラルが欠如している
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真面目にがんばっていても、良好な環境の中で過ごしていなければ肉体的にも精神的にも疲弊していくだけ。こうなっては根性うんぬんではありませんから、積極的に違う職場への転職を検討すべきです!

この場合は、就職して3年が経過しないうちに退職していれば第二新卒者を対象とする求人へ応募することが可能。

一般的な中途採用枠では、スキルやマナーの不十分さが不安材料になってしまうところです。しかしながら第二新卒枠であれば求人元で応募者の状況を把握していますから、成長過程であることを踏まえた教育制度が用意されています。

30代以上で転職する道

30代になると体力や知識の習得スピードなどはピークを過ぎ、20代と比較して劣る点が見られるようになってきます。

育成することが前提とされる20代に対して、大卒でキャリアをスタートさせ「できあがった人材」としてニーズがあるわけです。

30代前半で転職する場合

30代の転職者を求めている企業としては即戦力、それも現場の中心となって活躍するレベルの戦力になってくれることを望んでいます。

順調に大卒で就職すれば30代の前半は組織の中で若手から中堅へと移行する世代であり、経験に裏付けられた仕事のノウハウを発揮し若手へ伝えていく管理職としての将来を期待するところも。

ですから、転職を考えるならばそれまでのキャリアで求められる人物像として評価されるだけの実績を積み上げていなければなりません。

30代後半以上で転職する場合

求人情報サービスを提供しているエン・ジャパン株式会社が実施したアンケート調査の結果では、35歳以上の転職者を採用している企業が実に8割という状況になっています。

その背景としてはリーマン・ショック以降冷え込んでいた採用傾向の回復、2014年に1.00倍を上回り1.09倍となった有効求人倍率の上昇が継続していることなどが関係しています。

採用難ということで、企業は年齢よりも転職者が持っている専門的な力や豊富な経験を自社のために活かしてもらおうとしているのです。

現場でのプレイヤーとしてだけでなく、マネジメント面で手腕を発揮する役職者としてのニーズもあります。大卒後、着実にキャリアを築いていれば幅広い働き方の選択をし得るだけのチャンスが生まれるでしょう。

大卒女性の転職活動は勝手が違う?

短大や四年制の大学を卒業して新卒で就職している女性の割合は増加しているものの、転職者の数は年を追って順調に増える動きとなっていません。

これは、男性と女性でライフプランにおける職業の位置づけが異なっていることを一因としています。

仕事に邁進しようと考えている場合

男性も女性も関係ない、四年制大学を出て男性と同じようにビジネスマンとして活躍していきたいという考え方が目立つようになってきて女性の社会進出は加速しました。

それでも短大卒や大卒として仕事に打ち込んできて、いざ転職活動をしてみると面接の場では女性ならではの質問がなされるもの。必ずと言ってよいほど未婚であれば結婚や出産について、既婚でも出産や育児についてどう考えているのかと尋ねられるのです。

一人の社会人として長く社会で活躍していきたい希望があるのであれば、自立して生きていくために今は仕事のことしか考えていないと明確に示すことで応募先の説得力が増すでしょう。

結婚の予定がある場合

大卒で仕事を持っている女性が結婚後も働き続けるかどうかについては、旦那さんの意向も関係します。

そもそも結婚を控えて新しい職場を探すというときには、パートナーへ相談した上で動き出すハズ。

そのときには残業や休日出勤の必要に迫られた場合の対応はもちろん、子どもをどうするかなど子育てのプランについても話をしておく必要があります。

そして、面接で質問を受けたときには結婚後の勤務に問題がないことをしっかりアピールします。夫が理解を示してくれている」という点を含めると、夫婦間での一致した意見であることが伝わり後々のトラブルを防ぐことにもなります。

出産の予定がある場合

結婚して夫婦二人という段階であれば、仕事をするにあたってある程度の融通を利かせることができます。

ですが、出産となると子育てのことを第一に考えつつ仕事へ及ぼす影響が最小限にとどまるようにしなければなりません。ママになっても仕事を続けるためには、夫婦で協力しての育児が大前提ということになります。

転職先を選択するときにも、職場で子育てをサポートする体制がどれだけ整っているかは重要なポイント。

一例として、次のような点に注目しましょう。

  • 事業所内保育施設の有無
  • 産前・産後休業や育児休業の取得率
  • 育児短時間勤務制の有無
  • 在宅勤務制度の有無

例えば大卒の新卒者としてキャリアを大切に考えてきていても、人生のターニングポイントで価値感が変化する可能性はあります。

その時々でワーク・ライフ・バランスを考えて、できるだけ理想とする人生観に近い働き方を模索しましょう。

大卒者が転職で年収アップするための秘訣

一般的に、年収を高めるためには転職するよりも働いてきた職場で引き続きキャリアを積むことが近道であると言われています。

それでも、時にはプライベートな事情からお金が必要になって収入をアップさせようと転職へ臨む人はいます。

そんなときに、転職活動を行う中でで意識したいいくつかのポイントをご紹介しましょう!

スキルや経験がマッチするかどうか

大卒の転職者を募集している企業では、その時点で在籍しているスタッフにはないスキルや経験を持っている人材に出会いたいと願っています。

採用することで会社にとってプラスとなり、組織が活性化していくことを期待しているのです。

求めているスキルや経験があれば、それが発揮されることを見込んで高額の給与を用意するということになります。

学歴そのものが評価される企業を選ぶ

2013年から2014年にかけて転職情報サイトである「DODA」を利用したユーザーのデータにもとづき、卒業大学別平均年収ランキングと言うものがまとめられています。

それによると、トップ10の顔ぶれは…

  • 東京大学
  • 一橋大学
  • 東京工業大学
  • 京都大学
  • 慶應義塾大学
  • 電気通信大学
  • 首都大学東京
  • 北海道大学
  • 東北大学
  • 防衛大学校

やはり全国的に有名な学校の名前が多く、転職にあたっても実績が買われ新しい職場で年収を上げることに成功する確率が高くなっています。

また、一部の大企業でも伝統的に特定の大学を卒業した大卒者を積極的に採用する傾向が見られています。

つまり、学歴次第ではそれ自体をアピールポイントとすることのできる職場を志す選択があっても悪いことではありません。

高収入が期待される業種・職種を選ぶ

DODAエージェントサービスの利用者に関するデータから、平均年収が2015年に高額であった業種や職種について確認することができます。

業種でいうと…

  • メディカル
  • IT・通信
  • メーカー
  • 金融
  • 総合商社
  • インターネット・広告・メディア
  • 建設・プラント・不動産
  • 専門商社
  • サービス
  • 小売・外食
職種でいうと…

  • 投資銀行業務
  • MR
  • 経営企画・事業企画
  • ファンドマネジャー・ディーラー・アナリスト
  • セールスエンジニア
  • ITコンサルタント
  • 製品企画
  • 法務
  • 財務
  • プロセスエンジニア

もちろん、いずれの業種や職種でも転職して戦力となって活躍するためには高い専門性が必要とされます。

決して楽して高収入が得られることはなく、求人にもハイレベルな応募者が集まってくる中で選考に残っていかなければなりません。

エージェントのサポートを受ける

それなりの理由があって年収をアップさせたいと望んでいるのであれば、転職エージェントからのサポートを受けることがおすすめです。

希望する収入額を担当者に相談すれば、希望と合致する応募先の候補をリストアップしてもらうことができます。

最短ルートで希望が叶う職場に出会うためにも、効率的に転職活動を進めることが可能です。

まとめ

現在の日本において、新卒の大卒者として就職することはもっともスタンダードな流れであるということができます。

それから先のことは一人一人の問題であり、転職することに良し悪しはありますが絶対の正解はありません。

反対されながら新たな道を志し、強い気持ちを捨てなかったことで転職後に成功を収めている人もいます。

自分が転職して成長につながるのか、じっくり自問自答した上で道を決めても遅くはありません!