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近年では、不況の影響を受けつぶれる企業もあります。仮に50歳前後のときに倒産と言われた場合は、なかなか再就職先も見つかりません。そこで今回は、年齢を重ねても安定的に働ける確率が高い職種・業界を紹介させていただきます。

終盤には、実際に安定した企業の転職に成功した人の体験談も載せてあるため、想像しながら読んでみてください

安定した職業の特徴を紹介

まず初めに安定した職業に多く見られる特徴を紹介させていただきます。これを頭に入れたうえで転職活動を行うことで、スムーズに行動することができるでしょう。

市場規模が大きい

日本において、たくさんの利用者がいるほど、その業界は強いと言うことです。例えば、鉄道や電力会社などは、普段の生活において使用されます。そのため、需要がなくなるとは考えにくいため、安定した職業の可能性が大きいです。

長年働くことができる

長年働くことができる職業と言うのも、転職先を決める場合に大事です。その参考になるのが、企業の「平均在籍年数」です。この年数が長いほど、退職時の年齢も高いということなので、長期間働きやすいと職場だと言えるでしょう。

何十年も続いている

創業以来何十年も続いている職業も安定的だと言えるでしょう。例えば、鉄道やガス会社などは何十年と事業が続いています。日本からなくなっては困るだろうと思われる業界を攻めることも大事です。そうすることで、安定した職業を見つけやすくなるでしょう。

市町村や大企業と関わっている

市町村や大企業と関わることが多い職業においては、安定していると言えます。なぜならば、取引先が大口のためある程度の売上を稼ぐことができるためです。

例えば道路を整備する会社などは県や市町村から道路の新設や点検、修復作業をお願いされることもあります。道路がなくならない限り、仕事もなくならないため安心して働けるでしょう。

安定した職種・業界を紹介

公務員

安定している理由とは?

国や県、市町村の職員として働く人たちのことを「公務員」と呼びます。一般企業のように、倒産することがないと言われているため大人気です。しかも、給料も年齢を重ねていくにつれて上がっていくため、長く働けば給料も上がる場合がほとんどだと言えます。ちなみに職業は、役所の職員から自衛官、消防士、警察官と色々な種類があるため好みに応じて選べます。

さらにリストラもほぼないため、働きやすいでしょう。

必要な資格とは?

役所での一般職員として働くのであれば、必要な資格はほとんどなく、学力試験と面接のウェイトが大きいでしょう。しかし、専門職ともなるとそういう訳には行きません。

例えば建築関係であれば、「一級建築士」の所有。と言うように、受験する職種によって変わります。さらに市町村によっても条件は変わるため募集要項で確認しておく必要があります。

薬剤師

安定している理由とは?

薬剤師は、病院の薬局だけではなくドラッグストア、最近ではスーパーでも薬を販売している場所があるため、需要は増えています。しかも、高齢化社会になっているため薬を必要とする人も多いです。

さらに良いのが給料の高さです。年収ラボによると、平成27年の平均月収は38万円で、平均時給は2,189円と他の職種と比べ高額になっています。仮に、1日8時間、週5で働くとなれば1日16,000円を超えます

その代わり、場所によってやる仕事内容は変わります。薬局であれば、薬の処方がメインですが、ドラッグストアやスーパーで働くとなると、栄養ドリンクや医薬品などの「品出し」を行わなければならないため、体力を相当必要とするでしょう。さらに、店舗によってはレジや接客の回数も増えるため、薬局と比べのんびりするのは難しいです。

必要な資格とは?

国家資格でもある「薬剤師」の資格が必要となります。これさえ持っていれば、働くことは可能です。ただし、持っていない人は薬学部のある大学へ6年間通い続けなければなりません。そのため、資格所持者におすすめできる職業だと言えるでしょう。

看護師

安定している理由とは?

高齢化で入院する人も増えてきているため、看護師の手が足らないと言う場所もあります。特に最近では、病院の人員の不足や病室の空きがないことによって患者の「たらい回し」も起こっているのが現状です。そのため、今後も看護師の需要は増えていくと言えます。

しかも病院によっては夜勤ができる場所もあるため手取り額も増えるでしょう。

必要な資格とは?

准看護師」あるいは、「看護師」の資格が必要です。「准看護師」と言うのは看護師の指示に沿って仕事をする人のことを言います。尚、この資格については、2年間勉強しなければなりません。

その後「看護師」の資格を取るには、さらに3年間の勉強が必要となります。社会人で看護師になる人の王道パターンとしては、「准看護師」の資格を取る際は学業を優先し、「看護師」の資格を取る際は准看護師として働きながら学校へ通う人が多いです。

介護士

安定している理由とは?

最近では少子化も進んでいます。そのため、親の面倒を見ることができない家庭も増えているのも現実です。その救世主として大きな役割を果たすのが「介護士」だと言えます。最近では実際に入所するケースだけではなく、デイサービスや訪問介護もあるため自分の時間帯に合わせて働くことも可能です。都心部や地方問わず、高齢者の方が多いため介護系の会社は乱立している状態だと言っても良いでしょう。

必要な資格とは?

無資格でも食事の準備や洗濯など利用者の手伝いをすることは可能です。ただし、訪問介護については「介護職員初任者研修課程」を完了している人しか働くことができません。

また、介護士施設への転職試験であっても、この資格を持っておくことで内定をもらいやすくなることも考えられるためとっておいた方が良いでしょう。最短1カ月前後(ケア資格ナビより)で取れると言われているためおすすめです。

鉄道関連

安定している理由とは?

日々通勤や通学で利用している人が多いため、会社がつぶれることも考えにくいですし福利厚生もしっかりしている場所がほとんどです。特に「JR」などの大手だと倒産する心配はほとんどないでしょう。

さらに、私鉄においても利用客が多い場合だと安定的な売上を挙げることができるでしょう。会社によっては、福利厚生の一環として安い料金で自社の鉄道を利用できる場所もあるため、旅行などプライベートでも使えますよ。

必要な資格とは?

受験する際に絶対必要なものはありませんが、「旅行業務取扱管理者」を持っておくと有利です。この資格は「国家資格」であり鉄道や運輸、地理などの問題が中心です。

また、鉄道会社によっては最終試験で健康診断もあります。ちなみに私も某鉄道会社を受験し、最終試験で「身長・体重・血圧・聴力・視力」の検査がありました。ここで落とされる場合もあるため要注意です。

電力

安定している理由とは?

ほとんどの家庭で電気が使われているため、安定した業界だと言えるでしょう。最近では、「電力自由化」によりほかの企業が参入してきました。とは言っても大手電力会社は、たくさんの世帯を管理しています。そのため倒産する可能性は今のところは低いでしょう。

必要な資格とは?

有利な資格があるかと言われると、皆無に近いです。と言うのも、入社後に資格を取らせる電力会社が多いため、転職前におすすめできるものはないです。公務員のように、筆記試験と面接の出来が大事になるでしょう。

ガス会社

安定している理由とは?

オール電化住宅もありますが、そうは言ってもガスを使っている家庭や工場など、いまだに需要は高いです。特に都市ガスだと、その地域をカバーしている範囲も広いため、事業も安定していると言っても過言ではないでしょう。

必要な資格とは?

ガス主任技術者」がおすすめの資格です。この資格は「甲・乙・丙」と分かれています。ガスを測定することなどが可能になるため、現場の即戦力となれる可能性大です。そのため、内定をとれやすくなるでしょう。そのほかにも「高圧ガス販売主任者」、「高圧ガス製造保安責任者」などがあります。

道路会社

安定している理由とは?

道路会社は、いろいろな地域にある道路を日々点検、修理などを行っています。しかも、車が走るたびに道も傷むため、仕事がなくなることはほとんどありません。特に国や都道府県、あるいは市町村や高速道路会社など、大口の取引先も多いため売上が大幅に下がる確率は低く長く働けるでしょう。

必要な資格とは?

土木施工管理技士」を取得しておくと転職試験も有利になるかもしれません。これは1級と2級に分かれていて、学科と実地試験があります。転職先企業によってはこの資格を持っていないと受験資格を与えない企業もあるのです。ただし「土木施工管理技士」を受験する際はこれに関する実務経験年数が必要となり、さらに学歴によっても基準が違うため要チェックをしておきましょう。

営業

安定している理由とは?

営業は会社の売上を上げるために大事な部門です。そのためほとんどの会社にいますし、転職時に年齢制限を設けているところも少なく、未経験であっても働ける会社もあります。もちろん、営業実績を出すことができない人は、社内で必要とされませんが、逆に未経験でも実績をたたき出して大出世する人もいるのも現実です。完全実力主義の部類に入るため、思いっきり働けるでしょう。

必要な資格とは?

営業士検定」を受けてみることをおすすめします。「初級、上級、マスター」の3種類ありますが営業の基礎から、マネジメント能力まで、幅広い勉強ができるため役立ちますよ!

特にマスターは「営業のプロフェッショナル」と言われるぐらい高度な知識も入っているため挑戦してみてはどうでしょうか?

実際に安定した職種へ就いた人の声を紹介

安定していると思われる業界・職種を紹介させていただきましたが、いまだに転職後のイメージが湧かない人もいるはずです。

そこで実際に、安定した職業で働いている人の体験談を紹介させていただきます。これを参考にして、ぜひ転職活動のモチベーションを上げるきっかけにしてみてください。

20代女性.美容師→美容メーカーの営業

美容系の専門学校を卒業した後、そのまま美容師として3年ほど働いていた彼女。だけど月給は17万円しかなく、しかも営業終了後は、カットの練習ばかりで帰るのもほぼ毎日終電でした。そんなあるとき、体力の限界を感じ美容師の仕事に嫌気がさしてしまいます。

そんな中、見つけたのが「美容関連」の営業でした。美容師で働いていたため、知識もありしかもコミュニケーション能力も高かったため、売上実績額がベスト3に入ることができました。現在では、月給25~30万円程度を稼いでいるとのことです。

20代男性.町工場の事務員→電力会社の事務員

今にもつぶれそうな全従業員10人程度の小さな町工場で働いていた彼は、月給16万円で「事務、経理、電話対応、営業活動」まで行っていました。しかも朝7時~夜23時までぶっ通しで働いていたため、プライベートの時間もありませんでした。

そんなあるとき、取引先の電力会社が「中途採用試験があるから受けてみない?」と言ってきたのです。半信半疑に聞いていましたが、とりあえず受けてみることに。すると運が良く受かってしまいました。現在では月給22万円前後で事務の仕事に専念しているとのことです。

30代女性.工場作業員→ガス会社の秘書

ウトウトしながら毎日工場勤務をしていた彼女は2人の子持ちでシングルマザーです。そのため、子供の面倒を見ながらも月給17万円と言う安月給で養っていました。給料のほとんどは、生活費に消えていく日々が続いていました。

そんな中、見つけたのがガス会社の秘書の募集。しかも、月給21万円からと書いてあるではありませんか!すぐに会社へ応募した彼女は見事合格!良い転職先を見つけたと言うだけではなく、社内恋愛を行い新しい旦那様とも出会ったのです。娘を塾に通わせることもできるようになり現在では、イキイキとした時間を過ごしているようです。

40代男性.地場スーパーの店員→商社の営業

20年以上働いていた地場のスーパーが不況のあおりを受けて倒産に。ただ、40歳以上で雇ってくれる場所は簡単に見つかりません。そこで、転職エージェントに相談をすることにしました。

するとエージェントの担当者が「20年の接客経験だったら、営業職で働ける場所がありますよ」と猛烈にプッシュしてくるのです。しかも、超一流商社の営業だったのでした。恐縮しながらも試験に臨んだ結果、合格しました。さらに社内には偶然知り合いが働いていたと言うことも判明し、前職と比べより良い環境の中で働けるようになったのでした。

安定した職種・業界へ転職した場合でもデメリットがある!?

ただ、安定した職種・業界へ転職したとしても、デメリットも存在するのです。それを解消していかないと、転職先企業で上手くやっていけない可能性もあるため、ぜひ覚えておいてください。

年功序列型の企業の可能性が高い

特に大手で売上も潤っているような会社だと、年功序列を大事にする傾向が強いです。特に大手の鉄道会社など、企業努力をそこまでしなくても、電車を使ってくれるような場所だと、仮に実績があるとしても「勤務年数何年以上」など、条件が付いている場合もあります。

そのため、頑張っても報われないと思う気持ちが強くなる状態になることも考えられます。焦らず心にゆとりをもって働くことが重要です。

優秀な人材が多い

例えば、公務員や大手会社になると人気が高いため学歴が高く頭も良い人が多い場合もあります。そのため、なかなか出世しないと言う状況に追い込まれることもあるのです。

さらに、職場内でも激しいポスト争いになることが予想され、並大抵の努力では勝ち残ることができないことも。逆に周りより仕事もでき、気配りが上手であれば勝てる可能性はいくらでもあるため諦めないことが大事です。

マニュアルが厳しい

競合他社がほとんどいないような安定した職業だと、マニュアルを昔から全く変えない会社もあります。そのため非効率的に働かないといけない場合も。例えばほかの会社では機械に任せている業務を、全て手作業で行うために残業時間が頻繁に発生することもあります。

さらに上層部がなかなか変わらない会社はワンマン企業と化し、部下が言っていることに聞く耳を持たないと言うケースも考えられるでしょう。

まとめ

安定と言ってもいろいろな面があります。クビにならないと言うのもそうですし、高い給料をもらい続けることができる。さらには、年齢を重ねてもその仕事を行えるなど、あらゆる視点があります。

ぜひ、転職先企業を探す前に何を重視するのか考えてみましょう。すると受験する会社をしぼることもでき、スムーズな行動がとれるはずですよ。