仕事をしていて、楽しくない。この会社はブラック企業ではないだろうか。他にもっと良い仕事があるのではないだろうか。仕事をしながら、そんなことを考えていると、「自分は転職するべきかもしれない」という思いが胸の中に浮かび上がります。

時を経ると、その思いが膨れ上がる。それと同時に、「本当に転職すべきなのか?」という疑念も生じるものです。「転職すべきかもしれない」「転職すべきか?」二つの思いの間で板ばさみになり、迷ってしまいます。

転職すべきかどうか迷ったら、迷いを晴らす方法を試してみましょう。霧の中でジタバタして、見えてくる景色があります。

迷いを晴らし、自分の行き先を決めるために試したいことを、いくつか紹介しましょう。

自己分析を第一にやろう

自己分析は、ビジネスにおける基本です。転職すべきかどうか迷ったら、まずは自分自身を客観的に見てみましょう。自分の中には、他人の目からしか覗き込むことができない窓が、必ずあります。それを見つけることができれば、転職すべきかどうか、自ずと答えが見えてくるのではないでしょうか。

「転職すべき理由」と「転職すべきでない理由」を考える

転職すべき理由と、転職すべきでない理由を考えて天秤にかけることで、「転職すべきかどうか」客観的に判断することができます。頭の中で考えても良いですが、出来るなら紙に書き出してみるのが良いでしょう。

職場を冷静に見渡してみる

職場をぐるっと見渡すことで、自分の置かれた状況がわかります。先輩や上司、同僚は仕事をしていてどう感じているのでしょうか。楽しそうに仕事をしているのか、苦しそうに仕事をしているのか……。

自分のことは良くわからなくても、他人のことなら見えることがあります。それは他人にのみ当てはまるものではなく、同じ環境下にいる自分自身にも当てはまることが多いです。他人を見ることで、自己分析をしましょう。

「他に向いている仕事があるのでは?」と迷ったら試したいこと

客観視した結果、「他に向いている仕事があるかもしれない」と思うことがあるでしょう。自分に適した仕事を見つけるには、自分では見えない自分を見つめなければなりません。そこで役に立つものを、いくつか紹介します。

ネットの適職診断をひとつの指標に

インターネット上には、さまざまな「適職診断」があります。検索エンジンに同様のキーワードを打ち込むと、多数のサイトが出てくることでしょう。こういったツールを使うことで、「そういう選択肢もあるのか」と新しい扉が開けるかもしれません。

おすすめなのは、リクナビNEXTという転職サイトが行っている無料適職診断です。転職のプロが提供するサービスなので、他よりも信頼できます。この他にも、転職サイトや転職エージェントが適職診断を無料で提供していることがあるので、探してみましょう。

心理テストで見えてくる、仕事に対する姿勢

心理テストは、エンタメツールとしてよく利用されますが、仕事に対する姿勢や向き不向きが間接的に見えてくるものが多いです。転職に使えそうな心理テストを、ひとつ紹介します。

これは、簡単なセルフモニタリングです。いくつかの質問に答えるだけで、自分を客観的に見つめることができます。ここでは「積極性と消極性」を判断するセルフモニタリングについて、紹介します。

次のチェックリストに対して、完全に当てはまらない場合は「1」を、どちらかといえば当てはまらない場合は「2」を、どちらでもない場合は「3」を、どちらかといえば当てはまる場合は「4」を、完全に当てはまる場合は「5」をメモしてください。

  • 1.人生ゲームやダイスゲームより、対戦格闘ゲームなど自分で主人公を操作するゲームのほうが好き。
  • 2.立てた計画は、大抵遂行することができる。
  • 3.友人と旅行をする際、自分が行きたい場所を強く推すことができる。
  • 4.友人間で話題を提供するより、それを広げたりツッコミを入れるほうが得意だ。
  • 5.友人と意見が対立し、論争になることがしばしばある。
  • 6.寂しいと感じても、自分からLINEや電話をしない。
  • 7.自分はいい役者になれる。
  • 8.恋人を癒すより、癒されたい。
  • 9.待ち合わせには常に早く到着したい。
  • 10.「君が言ったから」「あなたが欲しがってたから」と、理由に他人の名前が出ることが多い。
1,2.3.5.7.9の数を合計して、4,6,8,10の数を引きます。この数字が15以上なら文句なし「積極性が高い」と言え、この数字が10以上15未満であれば「やや積極性が高い」と言えるのです10未満であれば、消極性が高い人と判断できます。

積極性が高い人は、「自己解決型の人」です。自分の裁量が大きい仕事が向いています。

クリエイティブな仕事や、自分のアイデアが発揮できる現場などが良いのではないでしょうか。思い切ってフリーランスになるという選択肢もあります。近年は若くして独立する方も多いですから、この際「会社に勤めない」というのも良いのかもしれません。

消極性が高い人は、「他社依存型の人」です。自分の裁量が小さい仕事が向いています。

人から言われた仕事を淡々とこなすタイプ。積極性が求められる現場では「指示待ち人間」と言われがちですが、消極性が求められる現場もあるので、そういったところを探すと良いでしょう。受注産業などに、そういったところが多いです。

他にも、仕事に使えるセルフモニタリングは多数あります。こういったものを参考にするのも、良いのではないでしょうか。

考えが行き詰ったら、診断や占いを利用してみよう

心理テストや適職診断の結果などから、自分なりに分析して今後どうするかを考える。考えているうちに、思考が一巡してしまい、周りが見えなくなることもあるでしょう。考えが行き詰ったら、自分以外の誰かの判断に委ねてみることも、ときには必要です。

このまま仕事を続けるか? 転職するか? 占ってみるのも一興

自分ひとりで考えていると、どうしても行き詰ってしまいます。そんなとき、気分転換がてら占ってみるのも一興ではないでしょうか。本職の占い師にお願いするもよし、ネットで気軽に占いを見るのでもよし、自分にあった方法で占ってみましょう。

現実の占いでも、ネットの占いでも、転職時期・仕事運占いでよく使われるのがタロットです。

インターネットのタロット占いは一枚のみで結果を占い簡略化されたものが多いですが、「きつねのタロット占い」など、本格的なタロット占いを体験できるサイトもあります。インターネットで見るのであれば、こういった出来るだけ複合的に占ってくれるサイトがおすすめです。

無料転職診断を利用してみよう

DODAの転職タイプ診断などの、無料転職診断を利用するというのも良いでしょう。これは適職診断とは違い、今が転職のタイミングなのかどうかを判断するものです。

また、自分にはどのような企業が合っているのかも簡単に教えてくれます。1分あれば結果が出るので、おすすめです。

転職の専門家に相談してみよう

占いや転職診断をネット上でやっていると、そこに人が介在していないような気がしてきます。機械的な判断に頼るだけでなく、人に悩みを打ち明けて判断してもらうことも大切です。では、どこに相談すれば良いのでしょうか。

ハローワークで転職相談をする

「今転職すべきなのか?」「転職がうまくいかない……」などの悩みを抱え、誰かに相談したいと思っても、友人間などでは実のある相談が出来ないことがあります。どこに相談すればいいのか、気軽に相談できるところはないのかと悩むなら、まずはハローワークに行ってみましょう。

ビジョンが定まっていないとしても、具体的な相談ができないとしても、ハローワーク職員は話を聞いてくれます。

濃霧の中で、自分のいる場所すらあたりがつかないような状況から、一緒に抜け道を探ってくれる。方向性が決まっていないからこそ、ハローワークに行くべきです。

方向性がある程度決まっているなら、ハローワーク以外にもおすすめできる相談先があります。

転職エージェントに相談してみる

方向性がある程度決まっているなら、転職エージェントに相談してみるのが良いでしょう。転職エージェントは登録の際、希望職種など詳しく記載しなければならず、方向性がまるで決まっていない段階では利用が難しいです。

方向性が決まっていれば、自分が希望する職種に特化したエージェントに登録し、その業界をよく知る人間に相談することができます。登録・相談など無料で行ってくれますし、電話相談やメール相談など、自分の都合の良い方法をとることができるので、おすすめです。

最適な相談方法は転職エージェント?

ハローワークと転職エージェントを、転職相談の場所として挙げました。他にも方法はありますが、最適な相談方法は、転職エージェントです。それは何故か、転職エージェントの利点を簡単に説明します。

転職のプロが客観的に分析してくれる

転職エージェントに在籍している職員は、全員「転職のプロ」です。一人で何人もの転職希望者をサポートしています。時には事業所に出向いて実態調査をすることもありますし、運営会社のデータベースには、豊富な転職データが詰め込まれているのです。

自分の知識・経験と、データを駆使して客観的に自分の置かれた状況を分析してくれ、面接対策など現状の打開案をアドバイスしてくれます。こういった濃密なサービスが、無料で受けられるのです。

職種・業界に特化した転職エージェントを利用しよう

転職エージェントの中には、一定の職種・業界に特化したものがあります。IT業界特化だったり、看護師特化だったりと、そのタイプ・スタイルはさまざまです。

自分の希望する職種・業界に特化した転職エージェントを利用することで、より具体的なアドバイスを受けることができます。そこに在籍している職員は、転職のプロでありながら、その業界・職種のプロでもあるのです。

相談会や講座・研修などを行っているところもある

転職エージェントの中には、相談会・講座・研修などを行っているところがあります。企業を招いての転職相談会、面接や履歴書などの転職基本講座、企業の初任者研修のようなビジネスマナー研修……。自分の状況に応じたものに、参加することが可能です。

転職相談会は実際の企業採用担当者と話をすることができ、そこで転職に繋がるパイプを得ることもできます。

転職相談から面接までの流れがスムーズになる

転職エージェントに転職相談をすると、トントン拍子に面接日が決まります。

相談をしたら、必ずいくつかの求人が提案されますし、日ごろからメールなどで「おすすめ求人」が提案されます。「いいな」と思った求人に、そのままネット上で応募して連絡を待つ。連絡がきたら、担当者に自分の都合の良い日を伝えれば、次の連絡が来るころには面接日が決まっているのです。

転職における全ての流れが「転職エージェント」という仲介人がいることで、スムーズかつ楽になります。これが、一人で転職活動をすることとの最大の違いであり、転職エージェント最大のメリットではないでしょうか。

まとめ

「転職をするかどうか」は、人生におけるターニングポイントと言っても過言ではありません。転職するかしないかで、人生の可能性が変わります。行き着く先は天国か地獄か……どちらにせよ、後悔のない選択をしたいものです。

そのためには、自分で考えるだけでなく、転職エージェントを利用して客観的な判断を仰ぐことが必要不可欠。ここに書いてある方法を一通り試すも良し、最初から転職エージェントを頼るも良し。

自分なりに方法を組み合わせて、「転職すべきかどうか」を決めてみてください。転職すべきだと決めたら、そのまま転職エージェントを利用して面接までスムーズに事を進めることをおすすめします。