「やるべきこと」がなく過ごす時間は苦痛以外のなにものでもありません。やりがいは感じないでしょうし、今いる会社にいて自分が成長していく未来を描くこともできないと思います。

結果、仕事を辞めたり転職をする人もたくさんいます。

暇だから辞めたいというのは贅沢でもなんでもありません。長い間、暇な職場にいれば仕事を辞めたいと思うのは自然な感情です。ですが、このご時世転職するとなるとリスクは大きいもの。

この記事では、本当に転職をするべきか、転職をするならどういう会社を選ぶべきかをお伝えします。

その悩みはぜいたく?身の振り方は慎重に考えて

仕事があまりにも暇なので転職したいとなった場合ですが、つまりは労働時間に見合うだけの仕事がないために「暇」という状況が生まれているわけです。

転職もひとつの選択ですが、その前に職場の中で本当にどうすることもできないのかを考えてみましょう!

状況を改善する工夫

暇すぎて仕方がないという事態に際して、それを苦痛に感じてしまう理由はいくつかあります。

たとえば…

  • 指示がなくすべきこともなく、それでありながら何かすることを見つけようとしなければならない
  • 暇な時間ほど、同じ時間が長く感じられる
  • 無意味な時間が流れているように思われ、ひいては人生の時間を無駄にしているように感じられる

まずは、許される範囲の中で「して良いこと」を考えて実践し環境を改めることができるかどうか試行錯誤することが重要です。

オフィスのためになることを考える

何も言われていないからといって黙っているだけでは、まったくプラスになるものがありません。自ら何かを考えて動くことによって、自分のためだけでなく職場の変化へつながる可能性も生まれるのです。

たとえば…

  • デスクまわりから普段は手がつけられていない部分まで念入りに掃除する
  • 保管されているさまざまな資料を使いやすくなるよう工夫して整理したり不要なものは処分したりする
  • パソコンに保存されている不要なファイルを削除したりメールを整理したりする

いろいろ取り組んでみることによってそれまで見えていなかったものが見え、あらたな課題が自覚されるかもしれません。

スキルアップになることを考える

自分で自由に時間を使うことのできる環境があれば、資格を取得するための勉強に時間を割く選択肢があります。

また、既存の業務フローや資料などを見直してより職場の役に立ちそうなものへ改めることもおすすめです!

たとえば業務の効率化を意識することはビジネススキルを高めるための第一歩となり、あらたな資料のフォーマットを作ることはパソコンスキルを向上させます。

今のまま転職してうまくいく?

仕事が暇すぎると感じている場合、職場や業務に対しての不満があるわけですから感情としてはネガティブです。

しかしながら、辞めたい気持ちがふくらみすぎて十分な下準備をしないままで転職活動を始めることはきわめて危険。

転職を成功させるためには何といってもアピールポイントを作らなければならず、暇な職場で漠然と過ごしているだけではそこが弱みになってしまうのです。

そのためにも、衝動的に職場を辞めてしまうのではなく何かしらの経験は積んでおきたいところ。後々の結果論になるかもしれませんが、勤続年数の長さが採用選考を不利にすることはありませんからたくさんの業務にかかわっておきましょう!

「社内ニート」になってしまったとき

近年になって、就職していながら仕事を与えられずにほぼ何もしていない人のことを「社内ニート」と呼ぶようになりました。

一昔前に言われていた「窓際族」と類似しているのですが、窓際族が定年を控えた高年齢の世代であったことに対して社内ニートは若手の社員も含んでいます。

いざそのように暇すぎる状況へ陥ってしまったときは、どのようにすべきなのでしょうか?

仕事をするための努力

仕事がないという状態は自分自身の原因がある場合、職場に問題がある場合に分けられます。

いずれにしても受け身でいて何かが変わるとは考えず、自分からアクションを起こしていかなければなりません。

業務のクオリティを高める

どれだけ量が少ないといっても、仕事が完全なゼロになるということはそうそうありません。任されている業務については、考え得る最高のクオリティとなるようできるだけのことに取り組んでみましょう。

次のようなことが考えられます。

  • 効率が良くなるようルーティンワークの順番を入れ替える
  • ひとつの作業に対してさまざまなアプローチを試してみる
  • それぞれの業務についてマニュアルが整備されていなければまとめてみる
  • 積極的に雑務をこなす
  • 専門書などから知識を吸収して仕事へ活かす

自分のスキルに「社内ニート化」の原因があったならば、努力によって任せられる仕事の幅が広がる可能性は十分にあります。

社内でアピールする

いろいろな仕事に取り組みたいという熱意をアピールするためには、あらゆる場で訴えることが必要です。

同僚や上司に対してしつこく仕事の有無を尋ねることは基本であり、何度か「ない」と言われてもくじけずに確認し続けることが重要。

その姿勢が伝われば、「根負け」されて何かしらの業務指示を受けることができるかもしれません。

また、社内で新規プロジェクトのメンバー募集が行われているようなときは積極的に応募しましょう。実力が大切であることは間違いないのですが、熱意を買われてメンバーに選ばれる例もあります。

転職へ向けて

社内ニートから抜け出そうと自分なりにスキルアップへ励み、結果としてそのためにさらに暇になってしまう例があります。

これはもう個人的な問題ではなく、本当に仕事がない職場であるという事実の証明でもあります。そのまま就業し続けている限り、状況が変化することを望んでも難しいと言わざるを得ません。

できるだけの努力をしてビジネスマンとしてのレベルが上がったと実感されれば、転職を考えて良いでしょう。

転職先にどんなやりがいを求める?

皮肉なことに暇すぎる会社で給料が良い、福利厚生が充実しているといったケースは往々にしてあります。

それでも、成長を見込むことのできない環境が苦痛になって転職を決意している人はいます。転職活動をする上では、何かの条件面が落ちるとしてもそれを補うだけのやりがいを見出すことが理想的です。

仕事の内容

何十分かあれば終わってしまうような仕事、誰にでもなんなくこなすことのできる仕事で大きなやりがいを感じるという人はあまりいないでしょう。

つまり、暇すぎる職場で仕事の内容に満足することはきわめて難しいということができます。転職してその不満を解消しようとするならば、募集されている職種や具体的に任される仕事の内容にこだわらなければなりません。

仕事に対する「飢え」が強いほど、難しいとされる仕事にもぶつかっていくことができるはずです。

職場の環境

長く職場環境の問題で暇になっていた場合、「こんな職場で働けばやりがいを感じることができるだろう」という気持ちが大きくなっていきます。

ただ、働きやすさと快適さが感じられる職場がイコールではないことに注意しなければなりません。仕事がない職場であってもオフィス自体が快適ということはありますから、ここを混同してはいけないのです。

多少忙しくても人間関係などがしっかりしていれば苦になりませんから、働きやすい風土に注目するようにしましょう。

最近は社風や社員の様子などがウェブサイトやSNSなどで口コミとして紹介されるようになってきていて、情報収集に役立てることができます。

就業条件

何といっても仕事をさせてもらうことができずに転職するわけですから、ガンガン働きたいという気持ちがあるハズ。

そのやる気が前面へ出すぎて、転職活動で就業条件まで気にしないという人が少なくありません。ですが、それが落とし穴となって劣悪な就業条件の職場で大変な思いをしてしまうことになりかねないのです。

仕事が無限にあるような会社はたくさんありますから給料や福利厚生、就業時間などの条件面を軽視してはいけません。

暇すぎる会社からうまく転職するために

暇な職場からスムーズに転職するためには、まず退職する前から動き始めることが重要です。仕事が少ない場合は定時までの勤務となるケースが多いため、転職活動へ力を入れる時間を確保しやすいでしょう。

そこで転職先の候補となる会社をじっくり吟味して、後悔がないように新しい職場を決めることが着地点となります。

面接で前職のことをどう話す?

仕事が暇だったから転職へ踏み切ったという場合、採用選考において応募先企業の担当者からはマイナスの印象を抱かれる不安があります。

見方の問題となるのですが、次のようなことは考えられます。

  • スキルに難があって仕事を任せてもらっていない
  • やるべき仕事を自主的に見つけることができない
  • 事業の忙しさに波がある中で少し暇になると辞めてしまうのではないだろうか

企業側としては慎重に採用活動を進めたいわけですから、否定的な視点が入ることは致し方ありません。「暇だから」という理由が真実であるとしても、ストレートに伝えてはそれ以上の話がふくらまないのです。

実際に「暇すぎて退職した」場合、面接で退職理由をどう説明すれば良いの?
自分でできるだけのアクションを起こしたものの、どうしても自分に任せられる仕事はほとんどありませんでした。

スキルを活かして働きたい気持ちが強くなり、御社の業務内容に魅力を感じお役に立つことができるのではないかと考えました。

スキルアップするにつれて担当していた業務を処理するスピードは上がり、所要時間が短くなりました。

そこで仕事の幅を広げたいと上司に相談したのですが叶わず、全身全霊をかけて取り組むことができる職でやりがいを感じたいと思い応募させていただきました。

早め早めの転職エージェント

職場でする仕事があまりないにもかかわらず、オフィスでの行動を制限される場合があります。

たとえば…

  • 外出が許されない
  • パソコンを自由に使うことが許されない

ある程度の自由が認められていれば転職活動を進める上で支障はないのですが、各種の制限があると情報収集するにも面接を受けに行くにも難しいことに。

そんなときは、早い段階から転職エージェントに登録しておくとかなり勝手が違ってきます!

あらかじめ希望する条件や勤務している職場での状況を伝えておけば、仕事中に時間を持て余しているうちにも担当者が転職先になり得る企業の情報を準備してくれます。

面接を受けるとなれば、そのスケジューリングも勤務に差し支えない日時で調整してくれますから段取りに悩む必要がありません。

まとめ

職場で暇すぎる状況が続くという事態に陥った場合には、第一に仕事が得られるよう行動することから始めましょう。

せっかく努力して就職した会社ですから、すぐに見切りをつけてしまってはもったいないですしキャリアに「短い職歴」という「キズ」もついてしまいます。

それでも状況が変わらないのであれば、転職先の目途をつけた上で退職する流れが理想です。「仕事に対するやりがい」という幸せをつかむことができるよう、転職エージェントなどを積極的に利用しましょう!