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仕事を探すとき、ハローワークや転職サイトを使う方が大半かと思いますが、東京都民であれば東京しごとセンターを使うという選択肢もあります。

東京しごとセンターとは東京都限定の就職支援施設のことです。東京しごとセンターの名前を聞いたことはあっても、その使い方まで知っているという方は少ないのではないでしょうか。

そこで、この記事では東京しごとセンターの使い方や利用者の評判、他の転職支援サービスとの組み合わせなど、東京しごとセンターを上手に使うための方法をご紹介します。

東京しごとセンターとは

そもそも東京しごとセンターとはどんな施設なのでしょうか?利用方法はとても簡単なので、気になったらまずは利用してみましょう。

概要

2004年7月「東京都民の就業支援」を目的として設立された、職業案内所のような施設が東京しごとセンターです。管理や運営は東京都から委託を受けた、公益財団法人東京しごと財団が行っています。

委託とはいえ、ほとんど公的な施設と言えるでしょう。

所在地:東京都千代田区飯田橋3丁目10番3号
電話番号03-5211-1571
営業時間 平日 午前9時~午後8自 土曜 午前9時~午後5時
日曜日や祝日・年末年始(12月29~1月3日)は定休日となっています。

利用方法

最初は、1階に用意されている総合相談受付にて「利用者申込書」を書くことになります。これを書いてから番号札を受け取って待機するという、役所のような利用手順になっているのです。順番に相談ブースに案内され、利用方法や自分が利用することになるサービス窓口の案内を受けます。

東京しごとセンターには、年齢区分ごとに3つのコーナーが用意されています。34歳以下対象のヤングコーナー、30歳以上54歳以下対象のミドルコーナー、55歳以上が対象となるシニアコーナーの3つです。

それぞれ自分の年齢区分にあったコーナーを利用します。

後は自分の状況に合わせて、職業相談をすれば良いのです。

ハローワークとどう違うの?

ハローワークは求人の紹介・案内が主なサービス内容ですが、東京しごとセンターは就職活動全体の相談や支援が主なサービスです。

ヤングコーナーにはハローワークが併設されているため、職業紹介を受けることもできます。

ただし、求人案件紹介はおまけ程度です。

求人数の少なさを補うために、合わせて使いたい転職エージェント

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評判から見えてくる東京しごとセンターのメリットとデメリット

東京しごとセンターがどんなものかは分かったけど、使っている人の評判も気になりますよね。そこで、メリット・デメリットに分けて利用者の評判を紹介します。

良い評判・メリット

「ハローワークよりも、しごとセンターの方が、フォローの体勢はずっとしっかりしているような印象を持った。」

「どちらのセミナーも、真剣に仕事を探している人には、有益だろうと思う。」

「うまく、言葉に詰まったときは、引き出してくれる。なるほど、これがカウンセリングか。」

「しごとセンターの方ではきちんと起業も扱うとのこと。」

ハローワークでは起業について扱っていませんが、東京しごとセンターは起業に関する相談なども行っているようです。東京しごとセンターは求人紹介ではなく、就職支援が目的なので、起業も扱ってくれるのでしょう。

サービス内容に関して良い感想を抱いている方が多いですが、中には担当者に関する良い評判もあります。

悪い評判・デメリット

「俺の話を聞く気がさらさらないぞ・・・」

「やりたいことはことごとく否定されました。」

2ちゃんねるでもスレッドが立っているのですが、似たような意見が多いです。

担当者に就職・転職関連の知識が豊富なのは見てとれますが、その知識を披露するだけでこちらの話をまともに聞く様子が無いといったこともあります。

また、「医療事務がしたい」「教育に興味がある」と相談すれば、それらを否定するような言葉ばかり並べられたという方もおられるようです。「あれもだめ、これもだめ」と否定されれば、相談しに来ている身としては、どうすればいいかわからなくなってしまいます。

やりたいことをするというのは現実問題厳しいことはあるでしょうが、それを踏まえて「じゃあどうすれば就職できるか」という方向に話を持っていってほしいものです。

このように担当に当たりはずれがあるというデメリットは、東京しごとセンターの大きな問題点と言えるのではないでしょうか。

利用してから判断するが吉

良い評判・悪い評判を総合的に考えると、東京しごとセンターを利用する際には「予めある程度相談内容を固めておく」必要があるでしょう。それを担当者に伝えるほうが、効率的に利用できます。

悪い評判が目立ちますが、決して悪い評判ばかりではありません。良い評判も多く、メリットもあるのだと考えさせられます。利用は無料なので、実際に利用してから良し悪しを判断したいところです。

東京しごとセンターを賢く使う方法

結局、東京しごとセンター単体では就職・転職活動を終えることはできません。東京しごとセンターはカウンセリングがメインですから、求人紹介は他のサービスを使う必要があります。自分にとって良いサービスを組み合わせて、賢く転職活動を進めましょう。

セミナーやカウンセリングだけ利用する

東京しごとセンターの求人紹介はおまけ程度のものです。ハローワークの求人を紹介するだけなので、東京しごとセンターで求人を探す必要はないでしょう。

セミナーやカウンセリングだけ利用するというのが、賢い利用方法です。

特にセミナーの評判は高いので、安心して利用することができます。就職活動の基礎の部分、書類の書き方や面接対策だけかと思いきや、SPI筆記試験対策やビジネスマナー講習など幅広く指導を受けることが可能です。

セミナーやイベントの頻度が高いので、思い立ってからすぐに申し込み・受講ができます。

カウンセリングは良し悪しがありますが、何度か通ってみて判断するのが良いでしょう。初回はどの担当者の場合でも、あまり進展しないことが多いです。2回目・3回目からが本番となるので、そこで判断しましょう。

それでもダメそうなら、他のサービスを利用することをおすすめします。

転職エージェントなどと組み合わせる

一番良い利用方法は、転職エージェントや転職サイトと組み合わせて利用することです。

東京しごとセンターの良い部分だけ利用して、悪い部分は他のサービスで補います。

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転職支援サービスは組み合わせが大事

東京しごとセンターと民間のサービスを組み合わせると言っても、ただ闇雲に組み合わせれば良いというものではありません。上手に組み合わせることができなければ、かえってそれがデメリットにもなってしまうのです。

履歴書や職務経歴添削は、一箇所から受ける

履歴書や職務経歴の添削・指導は、内容に統一感を持たせるため、一箇所から受けることをおすすめします。応募書類は、個性が出る部分です。それは自分自身の個性でもあり、担当者の個性でもあります。

複数人の個性が介在する書類は、まとまりが無くわかりづらくなりがちです。

また、「何を伝えれば良いのか」「何が良い応募書類なのか」というのは人によって考え方が異なります。複数人に添削・指導を受ければ、ときには指導内容が矛盾することがあるでしょう。

何が本当に良いのかがわからなくなり、結局は我流に頼ることになります。指導を受けた意味がないだけでなく、混乱させられた分かえってマイナスになるのです。

同じ理由で、転職活動に関する相談も一箇所から受けることをおすすめします。

求人案件紹介は複数箇所から受ける

求人案件の紹介は、一箇所でなく複数から受けることをおすすめします。

運営者が異なれば、当然拾ってくる情報が異なります。ハローワークが地元情報に強ければ、転職エージェントは全国的な情報に強い分、各地域に深く踏み込めません。職種特化のエージェントは、他のどのサービスよりもその職種に関する情報量が多いのです。

各サービスで求人情報に個性が見られるため、複数サービスの求人情報を閲覧・比較することによって、自分の希望にマッチした求人が見つけやすくなります。

求人紹介が気に入らないところは、セミナーだけにする

転職エージェントでも、セミナーを行っているところは多いです。

ハローワークを使っていても、転職エージェントを使っていても、「ここの求人紹介は自分には合わない」と感じることがあるでしょう。そういうところに関しては、セミナーだけ利用するという利用方法も考えておくと良いです。

求人紹介が合わなくても、セミナーの質が高ければ利用する価値はあります。

両方合わないのなら、また違うサービスを探すだけです。

まとめ

東京しごとセンターはオープンしてから年月が経っており、良い評判も悪い評判も出揃っています。「ハローワークのほうが良い」「担当者がだめだった」と、マイナス意見を多数目にしますが、悪いところばかりではないのです。

東京しごとセンターの役立つ部分だけ利用し、他の部分は転職エージェントなど民間サービスを利用することで、穴埋めをしましょう。

一度利用しなければ、「どう使えばいいか」がわかりません。利用して感想などをメモにまとめておき、自分なりの利用方法を固めていくのが、最も効率的で効果的な東京しごとセンターの使い方ではないでしょうか。