利用できるのは、始発と終電だけ……。今日も明日も明後日もエブリィ残業、終電帰宅。家に帰った頃には、出社まであと数時間になっている。そんな毎日を続けていると、寝る前にふと「おかしくね? この会社でいいの?」と思うことがありますよね。

ただ、大抵は朝起きたらその不安や疑問が吹っ飛んでいることでしょう。仕事をしなければならず、そんなことを考えている暇も無いのです。

しかし、今日はその考えをもう少し引っ張ってみましょう。「この会社でいいの?」と思い始めたら、転職するかどうかを本気で考え始めるのです。

そうしなければ、最悪死んでしまいますよ?

本当にこれでいいのか考えよう

転職するといっても、なかなか踏み出せないものです。「終電まで残業するのは嫌だというのは、自分のわがままではないか」「他の社員もがんばっているんだぞ」と考えると、もう少しこの会社にいようという気持ちになります。

けれども、「この会社でいいのか」と考え始めていることは事実です。本当にこれでいいのか、自分自身を大切にするために考えてみましょう。

自分の身が危ない

毎日終電まで仕事をしていると、睡眠時間を満足に取ることができません。終電が午前1時、通勤に1時間かかると仮定して考えます。家に着くのが2時です。出社は朝8時30分までとしましょう。

朝食をとる時間などを考えると、朝6時には起きなければ間に合いませんよね。帰宅後すぐ寝たとしても、睡眠時間はたったの4時間です。帰宅後お風呂に入るなどすれば、睡眠時間は3時間程度になってしまうでしょう。

……体がもちませんよね。

最悪死んでしまいかねません。

自分の人生が危ない

仕事は生きるために必要ですが、仕事が人生ではありません。睡眠時間もろくに取れないような働き方では、自分の時間を持つことなど出来ないでしょう。趣味に時間を費やせなくなり、会社と家の往復だけの毎日になってしまいます。

自分の人生すべてを会社に捧げているようなものです。犠牲が大きすぎます。

また、このような働き方は年を取ってしまえば続けられなくなりますよね。そうなれば最後、これだけ尽くした会社にポイッと捨てられてしまいかねません。

会社を疑おう

今これを読んでいる人は、会社に対して少なからず不信感があるのではないでしょうか。

その不信感に目をつぶらず、一度会社を徹底的に疑ってみることをおすすめします。「この会社は人材を使い捨てのコマと考えているのでは?」「毎日アホほど残業させて、非効率的では?」そうやって自問自答するのです。

あまりにもネガティブな答えが多かったなら、転職すべきではないでしょうか。

自分の残業時間を計算しよう

朝から終電まで働いたときの残業時間は、何時間ですか? 午後六時が定時で終電が午前1時なら、残業時間は1日5時間です。土日休みだけはしっかりあると仮定して、一ヶ月20日間毎日残業があるとするならば、月の残業時間は100時間となります。

このように、自分の残業時間を計算してみましょう。

残業時間の平均は、厚生労働省によれば月10.8時間となっています。VORKERSという口コミサイトのレポートによると、47時間です。どちらで考えたとしても、平均より圧倒的に長い時間残業していることになります。

36協定で残業時間について取り決められていますが、これは1ヶ月に45時間が限度としています。45時間以下であったとしても、週の残業時間が15時間を越える週があってはいけません。

どう考えても働きすぎですよね。他の人よりも、自分の時間を多く無駄に消費してしまっています。自分の人生のために、転職を考えましょう。今度は終電まで残業をしなくてもいいように……。

転職のための準備をしよう

本気で転職を考え始めたら、求人を探す前にちょっとした準備をしましょう。準備と言っても、大したことではありません。自分の希望を整理して、求人を探しやすくするだけです。紙とペンを用意して、実際にやってみましょう。

最初にやるべきこと

まず最初に、自分には何ができるのかを考えてみましょう。持っているスキルや資格をすべて書き出すと、それがよくわかります。また、その中から自分のやりたいことと合致する部分をまとめておくと、「本当にそれができるのか」を考える指標になるのでおすすめです。

自分がやりたいことを叶えるために、どういった条件で仕事を探すべきなのか。自分に出来ることを活かすことができるのは、どういう仕事・職場なのか。書き出したスキルについて考えているうちに、それらが見えてきます。

以前諦めた仕事への転職に現実味が帯びてきていたり、思わぬ好条件で雇ってもらえる可能性が出てきたりと、自分が成長していることも実感できるはずです。

自分が本来どのような待遇を得るべきなのかの指標にもなります。

独立はアリ?

「終電まで残業続きで辛いんだよね」と悩みを打ち明けると、「いっそ独立してフリーになったら?」と薦められることが多いです。

独立という言葉に対して、「フリーになったら自由な時間が増える」「自分の裁量で休める」というイメージがあるのでしょう。ただ、人によっては「フリーなのに会社員時代より不自由」になりかねません。

さまざまなことを自分の裁量で決められるということは、何もかも自分でやらなければならないということです。スケジュールをうまく調整しないと、なかなか自由に仕事はできません。

また、在宅業の場合であれば終電などが関係ないため、深夜に作業しなければならないという日もあるでしょう。

「本当にやりたいこと」があって、「本当にフリーになりたい」という強い憧れがあるならいいのですが、そうでないならおすすめできません。

求人探しの方法

準備が出来たら、今度は実際に求人を探しましょう。求人を探す方法は「自分に合った方法」を選ぶのが一番です。けれども、どういったものが良いかわからない人もいるでしょう。そこで、万人におすすめできる方法を紹介します。

おすすめは?

求人を探す方法は、たくさんあります。定番はハローワークでしょうか。求人サイトで求人を見て即応募という方法もありますよね。求人というのは、探せばゴロゴロと出てくるわけです。そこから良い物を選びぬかなければなりません。

本当に良いものを選ぶには、選ぶツールにも注意を払うべきです。

「もう終電まで残業したくない!」という人におすすめなのは、先ほど挙げた二つではなく、転職エージェントです。

おすすめする理由

転職エージェントは自分ひとりで求人を閲覧して探す求人サイトとは違い、担当者が一緒に求人を探してくれます。事前に残業時間に関する希望条件を担当者に提示していれば、出来るだけそれに沿う形で求人を探し、紹介してくれるのです。

自分で絞込みをかけるより、楽に求人を探せます。

また、求人先によっては担当者が実際に訪問して実態を確かめているところもあるため、実際の残業時間など、求人には書かない深い情報も得られるのです。求人に素直に「残業100時間」なんて書きませんからね。

求人先が自分にとって本当に良い会社なのかを見極めるのに、転職エージェントはとても役立つということです。残業時間の少なさと給料の良さを両立したり、残業時間が少なく人間関係良好というような複数の条件を実現させることも、できます。

まとめ

終電までの残業で、あなたはこれまで散々会社に尽くしてきたことでしょう。転職をする際には、「自分のことを第一に」考えてみてください。一度きりの人生、自分のために生きることは何も恥ずべきことではありません。自分を守れるのは自分だけです。

そのために転職エージェントを頼るもよし、一人で求人サイトを見るもよし。自分の希望を出来るだけ叶えて転職をし、終電まで仕事の狂った毎日に「さらば」を言いましょう。