「会社を辞めたい」と思うのは新入社員だろうが中堅社員だろうが関係ありません。ただ、新入社員が会社を辞めたい場合、「本当に辞めてしまって大丈夫なのだろうか」、「再就職や転職はできるのだろうか」と将来に不安を感じてしまいがちです。

ですが、結論から言います。

我慢が続くと人間おかしくなります。辞めたいという思いが強ければ会社はスパッと辞めましょう。ただし、無職の期間があるのはよくありません。ただ辞めるのではなく自分に合った企業へ転職する必要があります。

この記事では、新入社員でも辞めた方が良い理由、そして第二新卒としての転職活動の方法をお伝えします。

新入社員が辞めたいと思う理由とは?

まず初めに、新入社員が辞めたい理由について見ていきましょう。きっとあなたにも当てはまるものがあるはずです。自分の心境と照らし合わせながら見てみると良いでしょう。

理想と現実が違う

「未経験でもすぐに仕事に慣れることができる」あるいは、「全員がイキイキとして働くことができる」と言うようなキャッチフレーズを信じて入社したにも関わらず、全くそんなことはなかったと期待を裏切られます。

また、これ以外にも給料や残業時間など求人に書いてあったのとは、全然違うと絶望的になる人も多いです。そうやった理想と現実のギャップが大きく開いているほど、会社を辞めたいと思います。特に外面だけ良い会社は、社員の定着率も低くなりがち。そんな会社で働く必要はないのです。

将来性を感じない

自分が身につけたいスキルがあったため入社したにも関わらず、実際にはその技術について詳しい人がほとんどいないと言う会社もあります。

例えば、一見すると求人票にシステムエンジニア募集と書いてあっても、実際の業務内容は雑務ばかりと言う場所もあります。社内の人に聞いても「全くスキルは身に付かないよ」と言われ…そりゃ落ち込みます。それが分かった瞬間転職を考える人も少なくありません。その結果転職願望が生まれるのです。

ほとんどの社員は深夜まで遅く残っている

残業している社員が多い会社も、新入社員のココロを砕けさせます。終業時間が18時までと書いてあるにも関わらず、実際には早く帰ることができないと言うことが、毎日続くとモチベーションが下がることにつながります。

さらに残業代が全く出ない状況だと、余計出社する意欲も失せてしまい退職したくなるのです。特に自分のプライベートを大事にしている人には、このタイプが多いでしょう。

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悲鳴を上げているようなら新入社員で会社を辞めた方が良い

せっかく就職活動を頑張ったのだから辞めたくないと思うかもしれません。しかし、肉体的にも精神的にも悲鳴をあげているのであれば、転職した方が良いのです。その理由について3つほど紹介させていただきます。

若いほど転職に有利

理由の中で一番大きいのが「年齢」です。企業側としては、扱いやすくて物覚えが良い人間を雇いたいと思います。

そのため、若いほど転職の成功率が上がります。転職したいにも関わらず「面倒だから良いや」と思って30歳、40歳と年齢を重ねた頃には転職先がほとんどないと言う状況に追い込まれる可能性が高くなるでしょう。

嫌な会社で働くとメンタルが不安定になる

今すぐ抜け出したいと思っている会社でずっと働き続けることで、精神的に病んでしまいます。初めのうちは、理性でなんとか我慢できますが、時間が経過していくにつれて、ストレスがたまる量も増えていきます。

その結果、仕事だけではなくプライベートにおいても、平常心を保つことが難しくなり情緒が不安定となっていくのです。重症化した人のなかには、うつ病が原因で入院する人もいるでしょう。

無駄な時間を過ごしてしまう

辞めたいと思った会社にずっとしがみついていたとしても、やりがいを感じながら仕事を行うのは難しいです。

さらに、仕事を覚える能力もやる気がある人と比べ低くなりがちです。それが何年も続くことで悪循環となり、いざ新しいことを頑張ろうと思っても、なかなか実行に移しづらくなります。悪い環境だと思えば、自分から断ち切るのも大事になるでしょう。

新入社員が転職をしても良い時期・転職活動の方法とは?

ただ実際に転職をするにしても、タイミングを外してしまうと失敗に終わる確率も上がります。成功率を上げるために、ここからは仕事の辞め時や転職活動の方法や時期を紹介します。

できれば1年間は働いてみよう

まず入社して1年間は様子を見ると良いでしょう。なぜならば、1年間過ごすことであなたが今の職場で働き続けた際に、どのような流れで1年間仕事を行うのかリズムがつかめます。その際に「無理」だと思ってから転職活動をするのが良いです。

ただ入社から3か月や半年程度でも、転職したい気持ちが強く退職しても未練がなく転職エージェントを使って行動できる人は、すぐ行動に移しましょう。

在籍中に転職エージェントを活用し、会社帰りに面接を受けに行くのが基本

退職してからの転職は、お金が尽きる可能性もあるためおすすめしません。在籍中にある程度の転職活動は進めておきたいものです。そのためには、転職エージェントを活用しましょう。

あなたに合った会社を紹介してくれ、さらに面接の時間も調整してくれるため、仕事が忙しい人にもピッタリです。自分では手間がかかる部分を任せると言うのは在籍中の転職活動をする上で鉄則です!

賞与が出た後は退職する人が増える場合も多いため転職のチャンス

賞与が出る会社だと、7月や12月に支給されます。そのため、7月末や12月末は退職する人が増える会社も多いです。

それを踏まえると「8月~9月」、「1月~2月」は求人数が増える傾向があります。あなたに合った求人が見つかりやすくなるでしょう。

新入社員が転職をして成功するケースと失敗するケース

同じタイミングで転職活動を始めたとしても成功する人もいれば失敗する人もいます。ここからは、何が違うのか実際に比較してみましょう。

転職活動を成功するケース

入社して間もないが目的や自分の意志を持っている人

社会人になりたての頃は、どういう目的を持ち働けば良いか分からない人も多いです。転職をするにはやはり自分の意志が大事になってきます。

また新入社員だとどうしても、上司に退職を伝えづらく感じるものです。しかし上司に止められても、最終的に自分転職の決断ができる人は成功をつかみとりやすいでしょう。

新卒での就職と転職の違いを研究した

入社して3年未満の社員だと、転職経験がない人が多いです。そのため、新卒での就職活動と社会人としての転職活動は何が違うか分かりません。

そこを「転職エージェントを活用してプロの意見を聞く」あるいは、「社会人経験の年数が同じ転職経験者からリアルな声を聞く」ことをした人は内定がもらえる確率が上がります。

転職活動を失敗するケース

若いから決まるだろうと思い会社を辞めてから転職活動をする

転職は若い人が有利と言われています。

ただ、あくまで年齢を重ねた人と比べ内定率が高いと言うだけであって、実際に自分が転職に成功するとは限りません。特に転職活動をしたことがない新入社員だと、勢いに任せてしまう傾向も強いです。そのため、なかには転職先が決まらずフリーターやニートになる人もいるのです。

感情的な理由だけで転職活動に臨む

新入社員は、どうしてもベテラン社員と比べ自分の感情で動く人も多いです。

そのため、他の人が納得する明確な退職理由を持たずに転職活動をする人もいます。その結果、面接で話していても「子供のワガママ」程度にしか思ってもらえず内定をつかむまで時間がかかるのです。

社会人になって経験が浅い人におすすめしたいのが第二新卒採用制度!

職歴がないと転職活動も不利になりがちです。そういう人のためにあると言っても良い制度が「第二新卒採用制度」です。

転職活動の成功率が上がることにつながります。転職活動者にどんなうまみがあるのか見ていきましょう。

第二新卒採用制度とは、大学や専門学校などを卒業して3年以内の人を対象に採用する制度

主に学生から社会人になって「3年以内」の人を対象にした制度が「第二新卒採用制度」です。これを利用することで、社会人の経験が4年以上ある人については競争相手ではなくなることが多いので、内定をつかみやすくなるでしょう。

ただし、会社によっては社会人になって1年未満と言うように、受験資格を狭めている企業もあるため要注意です。

新卒で辞めた人を補充すると言う意味で使われることが多い

第二新卒採用制度を採用している企業は、入社してからすぐに辞めた社員を補充すると言う意味合いも強いです。特に大企業ともなると、数百人規模で入社してくるため、新入社員なのに退職する確率も自然と上がります。そのため、転職者にとって大チャンスだと言っても良いでしょう。

職歴を気にしなくて良い会社がほとんど

第二新卒採用制度では、あなたの職歴についてはほとんど見られません。そのため、自分自身の個性や性格などが勝負になってくるのです。会社に合っているかいないか、それしか見られないこともほとんどです。

次の章からは、第二新卒採用制度で内定をもらえる確率を高くするポイントを詳しく見ていきます。

第ニ新卒採用制度で転職活動に受かる確率を上げるポイントとは?

学歴や内面などで見られることを意識する

あなたの学歴や内面を主に採用担当者は見ていると言うことを意識しましょう。特に志望者が多い会社だと、書類審査でどんどん落としていきます。例えばなかには、「東大、京大、慶応、早稲田」と言うように高学歴ばかりを採用している企業もあります。その場合、自分の学歴が基準に達していないと思ったら受験しないと言うのも一つの手です。

私も実際に某会社の経理で働いていたときに、偏差値が55未満の大学出身者だと書類審査に落ちると言ういわゆる「学歴フィルター」の存在を人事から聞いたこともあります。学歴ではないと世間では言われていますが、採用者を絞るためには、結局学歴で判断する会社も多いのです。

また内面についてはあなたの性格が重要になります。採用側は会社の言うことを聞いてくれそうな人を求めています。そっちの方が新入社員を指導する際に上司も楽に感じるためそうなりがちなのです。

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ウソをたくさんつこうとしない

自分に都合が悪いことを面接で聞かれたら、どうしてもウソをつきたくなるものです。多少の内容であれば良いですが、半分以上ウソをつくと言うように、自分の本心ではないことを発言するのは辞めておきましょう。と言うのも、面接官は何百人、何千人もの志願者を見てきた人も多いです。そのため、あなたの目線や動きでウソをついていないかチェックをすることもあります。

なかには、「心理学」の勉強をしていて、人の行動パターンについて知識を持っている人もいるため、自分を良い子に見せるだけではなく「泥臭い部分」を演出することも大事でしょう。

自分の条件に合った会社を選択する

会社の方針や、事業紹介のホームページを見て実際にあなたに合った場所を選択しないと、面接を受けるのも辛く感じます。一番やってはならないのが、会社に気に入ってもらおうと思って「良い子」の振りをすることです。面接のときに見破られやすいですし、仮に転職できたとしても続かない場合もあります。

ちなみに私は簿記の資格があるからと言って、経理で働いていましたが正直しんどかったです。私の性格が天真爛漫で褒められるのが好きだったにも関わらず、経理は社内でも地味な存在です。お金を扱う業務が多いためできて当たり前で間違ったら怒られると言うのが普通でした。

さらに期限までに取引先へ支払いも行わなければならないため、他部署へ確認することもあります。しかし他部署からは「自分の仕事で忙しいから後にして」と煙たがられる。と言う自分には最悪な職場環境でした。「適性」に合っているかを考えるのも大事なポイントです。

第二新卒の転職活動では転職エージェントを使うのも忘れてはならない

最後に第二新卒として転職活動をするのに忘れてはならないのが「転職エージェント」の利用です。どんなメリットがあるのか最後に紹介させていただきます。

自分で求人を探すよりも効率的

どうしても、自分だけで求人を探そうと思っても限度があります。しかも、職場の選び方も転職未経験者だと分からない人も多いです。そんなときに、転職のプロがいるエージェントを使うことで、相談やアドバイスを受けることが可能です。

さらに転職エージェントを数個登録しておくことで、さまざまな企業を紹介してもらえる可能性もアップするため、会社で働いて時間がない人にもおすすめできるのです。

ハロワと比べ大企業の求人も多い

ハロワと比べ転職エージェントだと大企業の求人もたくさんあります。転職エージェントはハロワと違い公共事業ではないため、利益をたくさん出していかなければなりません。そのため、大手企業をたくさん勧誘し求人票を出しているという側面もあります。やはり評判が良くないと転職エージェントを使ってもらえないと言うのもあるため、一流企業の求人をそろえているのです。

プロに求人を選んでもらうことで転職後失敗する確率も低い

あなたにどういった会社が合っているかと言うのも、プロのエージェントが見極めてくれます。例えばあなたは「営業」が良いと思っていたとしても、エージェントからすれば「事務」の方が向いていると言うように、助言してもらえる場合もあるのです。そのため転職活動をスムーズに行いやすくなり、第二の人生も順風満帆に送れやすくなるでしょう。

「転職すべきかどうか」「自分に向いている仕事はなんなのか」迷ったときの道しるべ
仕事をしていて、楽しくない。この会社はブラック企業ではないだろうか。他にもっと良い仕事があるのではないだろうか。仕事をしながら、そんなことを考えていると、「自分は転職するべ...

まとめ

第二新卒採用制度は一定期間しか使えません。そのため転職を後回しにしているとあなたにとって不利になっていきます。チャンスを生かして楽しい人生を送るためにも、今回紹介した内容を実践してみると良いでしょう。若いうちの転職であれば、まだ全然取り戻せるので、不安な気持ちにならず行動してみてくださいね。