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「仕事辞めたい病」は正式な病名ではありません。ですが、「仕事に行きたくない」、「会社が嫌で嫌でしょうがない」と悩んでいる方にしてみれば病気のようにつらいもの。

中には、仕事のことを考えるだけで吐き気がしたり腹痛になったりする人もいます。これを長期にわたってほったらかしにしていると、精神的にむしばまれてしまいうつ病を発症するなど取り返しが付かないことになることも…。

そこで今回は、「仕事辞めたい病」の症状を悪化させないために行うべきことをお伝えします。

「仕事辞めたい病」の原因は会社に潜んでいる!?

仕事辞めたい病にはもちろん原因があります。まずはじめにその原因について解明していきます。

上司からのパワハラ

罵声や怒号など、上司からのパワハラは精神的におかしい状態にさせてしまいます。特に怒られてばかりいると、自分の自信をなくす原因にもなってしまい、精神的にも病みます。

なかには、上司から認めてもらいたくて余計に頑張ろうとする人もいますが、結果的には途中でギブアップしてしまう人も多いでしょう。

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部下が言うことを聞かない

最近では、ゆとり世代さとり世代と言われる20代が働いています。

この世代の特徴は、上司から何か言われたら「法律上は大丈夫なんでしょうか?」などと、相手を黙らせる発言をすることが多いと言うことです。そのため、ストレスがたまってしまいうつ病などの症状が出てしまうのです。

さらに部下のせいで仕事が間に合わないと上司に報告したとしても、「それはお前の指導力が不足しているからだろう!」と一喝されるケースもあります。その結果、上下に挟まれてしまい会社に行きたくないと思ってしまうでしょう。

長時間残業

無理な長時間残業をずっと続けていると、平常心を保つことができなくなってしまいます。

最近では過労死など働き過ぎによって亡くなる人もいます。身体だけではなく精神面もやられてしまうため、うつ病を発症しやすくなるのです。

症状が進行してしまうと「自分は何のために働いているんだろう?」と疑問を持つようになり、やがて命を絶ってしまう場合もあるでしょう。

休日出勤

せっかく休日だから休もうと思っても、電話が入ってきて急遽出勤してほしいと言われる場合もあります。

また仕事が終わらないから、渋々休日出勤をしなければならないことも会社によっては起こるでしょう。そのため、十分な休暇をとることができません。

これが長い期間積み重なることで、精神的にやられてしまいますし、体力の回復もしづらくなります。最終的には、ボーっとした状態が続き「うつ病」と診断されることも珍しくありません。

自分のやりたい仕事ができない

会社で技術力を身に付けようと思ったのにも関わらず、雑務や営業など自分が望んでいない部署での仕事を行っている人も、会社に行きたくないと思ってしまうでしょう。

理想と現実のギャップが大きいほど、会社に対して「失望」しやすくなります。そのため、メンタルの面で不安を抱えるようになり出勤するのも嫌になるのです。

今の職場から離れられない人は自分の力で克服しよう

職場の環境を変えるのはなかなか難しいことです。となればプライベートの時間の過ごし方や仕事に対する考え方を変えるしかありません。

簡単にできる内容もあるので、ぜひ実践してみてください。

休憩時間を作る

働いていてばかりだと、どうしても身体も疲れてしまうものです。そのため、少しでも生活の中に休憩する時間をとることも大事でしょう。

例えば、テレビやインターネットを見ている時間を少しでも減らし仮眠する時間に充てることで、体力的にも精神的にも回復しやすくなるはずです。

また、お酒が好きで仕事終わりや休日に毎日のように飲んでいる人も、週に最低2日程度は休肝日を作って寝る時間を早くした方が良いです。するとスッキリした気持ちで働くことができるため、症状も軽くなっていくでしょう。

自分の趣味を作る

手軽にできる自分の趣味を作ることで、情緒が不安定な状態から脱出できるでしょう。

たださきほど話したように「お酒を飲みに行く」あるいは「ネットサーフィン」などを趣味にすると、身体的・精神的に悪影響を与える恐れもあります。

例えば、「ジョギング」また「ボルタリング」と言うように、適度な汗を流すことができる「運動」を趣味にすると身体にも良いです。

すると、身体がスッキリして精神的にも安定した気持ちになりやすくなるでしょう。さらに身体を動かすことで、全身の血の巡りも良くなり、だるい感じも出づらくなります。その結果、仕事もプライベートも楽しい時間を過ごせるようになるでしょう。

プライベートと仕事の時間を割り切る

プライベートと仕事の時間を割り切らないと、いくら身体を休めていたとしても頭の中はずっと仕事のことになってしまうため、だるさが残りやすくなります。

そのため、会社にいる時間以外は仕事のことを考えないと言うのを徹底するのも大事になるでしょう。ただ、なかにはどうしても仕事のことを考えてしまう人もいると思います。そういうときに、おすすめの方法として2つあります。

1つ目は、何か没頭するものを見つけると言うことです。例えば「恋人のことをずっと考える」あるいは「家の模様替えや片付けなどを1日かけて行う」のもアリだと思います。何かに夢中になることで、仕事のことを考えずに済むはずです。

2つ目は、身体を思いっきり疲れさせると言うことです。さきほど話したように趣味の一環として運動を行うことで、身体は疲労感に包まれます。そのため、仕事のことを考える間もなく睡眠に入りやすくなるのです。すると翌日、スッキリした気持ちで会社へ出社できるでしょう。

感情的にならない

感情的にならないのも、症状を抑えるために効果的でしょう。

例えば、部下が仕事の失敗をたくさんしたとします。その際に、怒りの気持ちをイチイチ出していると、あなたの身体が疲れる原因になり精神的にやられる可能性が大です。

また感情を思いっきりぶつけられた側も迷惑がる恐れもあります。そのため、人間関係も悪くなってしまうため会社へ行くのも余計、嫌になってしまうのです。

そうならないようにするためにも「淡々と接する」ことも忘れてはなりません。「部下の仕事の何がいけないのか?」、「どうしてほしいのか?」、「会社にどういう悪影響を与えるのか?」と言うことを伝えてみてください。するとあなた自身も楽になるでしょう。

マイペースで仕事を進めることを心がける

組織にいる以上、どうしても仕事のペースが狂ってしまうものです。しかし、その状況がずっと続くことで、やがて自分の仕事に追いつかなくなり、いつの間にかストレスがたまってしまいます。

そうならないようにするためにも、「マイペース」で仕事を行う習慣を作ってみてください。マイペースで仕事をすることで、自分の業務に対して冷静な判断をすることが可能です。

さらに、周囲のことを意識することも少なくなるため、精神的な負荷も減るのです。すると、あなたの精神的不安定だった状況も、いつの間にか改善されていることになるでしょう。

カウンセリングへ行く

メンタルクリニックへ行き、医師やカウンセラーに自分の実情を伝えるのも重要でしょう。すると、あなたに合った対処方法を教えてくれたり、場合によっては薬を処方してくれることもあります。そのため楽になるかもしれません。

ただ、メンタルクリニックと言っても、近年では都市部を中心に増えているため評判が良い場所を選ぶことも大事です。インターネットの口コミサイトなどを活用するのもアリでしょう。

「転職」で会社を変えるという選択肢も視野に

いろいろな方法を試しても、今の職場のままだと仕事辞めたい病の症状が変わらないと言う人は重症の可能性が高いため、転職することをおすすめします。転職をすることで3つの良い効果が得られるでしょう。

1つ目は、職場の雰囲気が変わることです。特に「会社のなかで苦手な人がいたと言う人」あるいは、「職場環境が嫌だった」と言う人は気分をリセットできます。そのため仕事辞めたい病の症状が緩和されやすくなるはずです。

2つ目は、残業や業務量が減る可能性があることです。例えば、同業種間で転職をしたとしても企業の規模や業務量はそれぞれ違うため深夜までの残業を行ったり、休日出勤する回数が減るもしくはなくなる可能性も十分にあります。そのため、体力的にきつかった人も十分回復できるため、精神的にも安定した状態を維持できるようになるでしょう。

3つ目は、結果を認めてもらいやすくなる可能性があることです。例えば、現在の会社ではあなたのプレゼンテーションが、なかなか認められないと言う場合も、転職先企業ではあなたの案を採用してくれるかもしれません。

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自分の仕事を認めてもらう機会が増えることで、あなたもやる気を取り戻すことができ、精神的にも安定した状態になるはずです。やはり、会社によって企業方針は違うものです。そのため自分に合った会社を探す必要が大事になってきます。

最後の章では、転職後に心地よく働ける会社の紹介をさせていただきます。転職先企業の探し方に気を付けないと同じ目に遭ってしまうことになるため要チェックです。

精神的なゆとりを持って働ける企業を見分けるポイント

体育会系の雰囲気の会社はNG

まず転職先企業を探す際には、体育会系の企業は辞めておいた方が良いです。理由は、感情的になって働いている人が多いと予想されるためです。どうしても、体育会系の集まりだと「根性」や「気合」など精神論を大事にする会社が多いです。

そのため、いくら「体調が悪い」、「しんどい」と言ったところで「まだまだやれる」、「甘えてるの?」と言う辛い言葉をかけられる恐れもあります。すると、精神的にどんどん弱ってきてしまい、精神的に病んでしまうのです。

給料に最初から見込残業代が入っている会社は避ける

給料形態を見て見込残業代が入っている企業は、最初から長時間の残業をさせる前提の場合が多いです。

特に見込残業代が設定してあって、残業が何時間でも支給金額は同じと書いてある会社は、避けた方が良いでしょう。サービス残業の嵐になる可能性も高いため、避けましょう。

お客様からの評判が良い会社を選ぶ

例えば、〇〇店の店員の対応が良かったなどと、お客様からの評判が良い会社は、転職先としてベストです。なぜなら、それだけお客様から信用されているため企業としての必要価値が高いためです。

やはりそういう会社で働くことで、自分の自信にもつながるため精神的に安定しやすいのです。

逆に会社に対して不満を持っている従業員が多いと、店員も暗かったり接客も雑になるため、お客様からの評判も悪くなりがちです。そしてクレームがどんどん増えていき、精神的にもめいってしまうでしょう。

まとめ

仕事辞めたい病やうつ病の人は近年増えています。そのため、自分がいくら会社に合わせようと思っても無理だと感じたときには、転職を考えるのも必要です。

転職エージェントを使うことで、きっと成果も出やすくなるはず。人生を変えるきっかけになることを応援しています。