パワハラは、日本各地の企業で問題視されていますが、なかなか解消されません。

今回は、パワハラを我慢し続けるとどうなるか?さらに、パワハラの被害を受けていて会社を辞めたいと思っている人がすべきことをお伝えします。

パワハラの具体例を紹介

初めに、パワハラといってもいろいろなパターンがあります。一体どのような種類のものがあるか見ていきましょう。

無視をされる

仕事をしていたら上司に相談をする機会も出てきますよね。ところが、上司によっては質問をしても「自分で考えれば?」と全く取り合ってくれなかったり、無視する人もいます。

好き嫌いは誰しもあるものですが、自分が嫌いな部下に対しては何も教えないというように無言の圧力をかける嫌味な上司。

本来ならこんな器の小さい上司のために悩むのが馬鹿らしいのですが、毎日こういったことが続くとノイローゼになってしまいます。れっきとしたパワハラです。

大声を出される

会社で失敗をした際に、罵声を浴びせられるのもパワハラとして多いです。
特に、体育会系出身の上司だと、部下に対して激しく怒鳴るケースもあります。言われている本人は追い詰められている感を持ってしまうでしょう。

大勢の前でバカにされる

働いていると、グループでの会議をする機会、あるいは飲み会の席で大勢で集まることもあります。その際に、上司からバカにされるのも、代表的なパワハラの一種です。

まだ軽くいじられる程度であれば、我慢できるのですが、赤裸々な部分まで上司が話しているとこれは、れっきとしたパワハラになります。

不平等な態度ばかりとられる

例えば、ある大きな失敗をしたとします。その際、上司から激しく怒られました。その1週間後にB君があなたよりも、明らかにひどい失敗をしたとします。

すると、B君には何も怒らなかったというように、不平等な行動をとる上司の場合も、一種のパワハラとしてカウントできるでしょう。

パワハラを我慢するとどんなことが起こってしまうか?

パワハラを受けている人の中には、我慢しながら働いている人もいると思います。しかしパワハラをされるストレスをため続けることで悪影響もあります。どのような悪影響があるか見てみましょう。

仕事へ行くのが嫌になる

パワハラを毎日されていると仕事へ行きたい気持ちがなくなります。症状が進んでしまうと、会社に着きそうなのに、欠勤する連絡を入れる人も。

実際に私も、会社の最寄り駅に着いた瞬間「やっぱり休もう」となって欠勤した経験もあります。そのうち、何度も欠勤するようになり社内でも冷たい目で見られるようになり会社での居心地も悪くなってしまうのです。

やる気がなくなる

いくら集中力を出そうと思っても、仕事に対してやる気が出なくなります。そのため、注意力も散漫となり、ケアレスミスも連発してしまう原因に。その結果、燃え尽き症候群のように「ボーっと」した状態が続いてしまうのです。

引きこもりになる

上司からパワハラをされ続けていると、人と会うのも怖くなります。なぜならば、「上司と同じことをされるのが怖い」あるいは、「ちょっとしたことで、相手を怒らせてしまうのでは?」とトラウマの部分が出てきてしまうためです。

その結果、外出するのも怖くなり休日でも、家の中にずっとこもりっぱなしという状況になるでしょう。
特に営業職や接客業など仕事中も常に人と関わっている仕事であれば、この傾向は強いと言えます。

受け身になる

パワハラは、ほとんどの人がされたくないと思っています。そのため、パワハラの被害に遭っている人の中には、誰とも関わらないというように「受け身」の姿勢をとってしまうようになる人もいるのです。

しかし、その態度を社内でとることで、上司からのパワハラが余計エスカレートすることも考えられます。

上司の気持ちとしては、「部下が黙り込んだからどんどん追い込んでやろう」と悪魔になるケースも多いのです。そのため、結局パワハラはなくならないでしょう。

病気になる

パワハラの被害をたくさん受け過ぎると、結局病気になってしまいます。段階としては、まず精神的にやってきます。例えば、「うつ病」、あるいは「不眠症」などが起こりだします。

その後、「腹痛」、「胃痛」、「円形脱毛症」など、身体に影響が起こってしまうことも。ここまでくると相当、情緒が不安定に陥っているため、メンタルをケアする必要が出てくるでしょう。

次の章では、パワハラで会社を辞めたいと考えている人のストレスが少しでも発散されるような内容を紹介させていただきます。

会社を辞めたいと考えている人への対処法

上司に反抗しない

上司に対して反抗をしようとしても、改善されるのは難しいということを頭の中に入れておきましょう。なぜならば、上司の方が会社に関する知識を多く持っているためです。いくら、あなたの気持ちを伝えたところで、周囲が助けてくれると言うことは、なかなかしてくれません。

精神的にすり減らすだけなので、右から左に受け流すことを覚えましょう。習得することで「また言いだした~」と気楽に流すことができますよ。

出来の良い仕事をする

仕事で成果を出すと言うのも一つの手です。例えば営業職であれば「上司を黙らせるほどの成績をたたき出す」あるいは、経理や事務であれば「上司にはできないぐらいの処理スピードで仕事する」など、誰にも有無を言わせないぐらいの成果を出すのも一つの手です。

すると、あなたのことを大事に扱おうとする傾向も強くなるためパワハラしてくることも少なくなるでしょう。

プライベートに持ち込まない

プライベートで、職場でのパワハラのことを考え出すとなかなか忘れることもできなくなります。そのため、職場での出来事を持ち込まないと言うのが大事です。

例えば、プライベートで友達と食事をする際も「仕事の話は一切しない」と言うように、決まりを作っておけば自然とパワハラのことで考え込むことも減っていくでしょう。

日頃からストレス発散をする

日頃からダラダラして生活を送っていると、覇気もなくなりどんどんパワハラの餌食に追い込まれてしまいます。そうならないように、ストレス発散をすることも忘れずにしましょう。

例えば、「大声で叫ぶ」あるいは、「たくさん泣く」というように、普段押さえつけている感情をコマメに出すことで、身体もだいぶ楽になるでしょう。

人事部に告発する

人事部にパワハラをされていることを伝えることで、その上司が注意されたり別の部署へ異動するケースもあります。そのため、おとなしく黙り込むかもしれません。やはり、上司の中には自分の出世を気にしている人もたくさんいます。

しかも、家族を持っている人であれば養わなければならない場合も多いため、降格や左遷は絶対に嫌がります。ただそれでも効果がない場合は、労働組合へ伝える旨を直接上司に伝えるのも一つの手でしょう。

どうしても我慢できなければ転職をする

ただ、パワハラに対する対処法を試したけれど、それでも解決できないという場合は、「転職」することをおすすめします。働いている会社が合っていないんだと割り切りましょう。

しかし、なかには辞めさせてくれない上司もいると思います。そのときは、「労働基準監督署」へ言うことを伝えましょう。すると、相手も止めようとしづらくなるのです。

二度とパワハラに合わないための転職先選び

ただ、会社を変えたと言っても新しい職場でまた同じことを繰り返してしまうと再度転職活動をしなければなりません。ここでは、あなたが転職後も心地よく働くための職探しの方法を紹介します。

体育会系の会社は避ける

体育会系の従業員が多い会社だと、体格が良い人や声が大きい人もたくさん存在します。そのため、威圧的な人も多いです。特に建設会社など、ガテン系が集まっている会社であればなおさらでしょう。

逆に、IT系の会社などだと、おとなしめの人も多いことが予想されるため、パワハラが起こる確率も低いかもしれません。

在籍平均年数が高い会社を選ぶ

パワハラが頻繁に起こる会社だと、辞めていく人も多いです。そのため在籍平均年数も短いです。また、社内平均年齢が低い会社も結局パワハラが理由で、長く働く人がいないケースもあります。

良い会社を見つけるためにはインターネット上に載っている口コミ、あるいは知り合いがいるのであれば直接本人に聞くことをすると良いでしょう。特に人材派遣会社の知り合いがいると、実際にその会社で働いている人の声もたくさん持っているため、情報が手に入りやすいですよ。

女性が多い会社を選ぶ

女性が多い会社だと、仮にあなたがパワハラに遭った際も助けてくれる可能性があります。やはり、いくら上司と言えども女性に対してはそこまで厳しく言うことができません。

特に、職場の女性が40代を超えた女性が多い部署だとチャンスかもしれないです。年配者が多いことで、その上司より社歴が上の場合もあるため、これでもかと言うぐらい反撃してくれるかもしれませんよ。

ただし、逆に女性を敵に回したときは、あなたに被害が出る可能性が高いことも覚えておきましょう。

退職・転職によってパワハラから脱出した人の体験談を紹介

20代男性

この方は、保険の営業マンを行っていました。しかし、保険に入っている人は多いため、なかなか売上が出ません。そのため、上司から毎日のようにパワハラをされていました。そこで、別の会社へ転職をすることにしました。

そこで、3社の転職エージェントを使い、取引先へ向かうまでの空き時間で次々と面接を受けていったのです。毎日のように面接をしていたこの男性は、見事医療機械の営業職として採用されることになりました。今では、取引先から信頼されていてパワハラもなくなり気持ち良く働けています。

20代女性

この女性は、経理職として4年働いていました。しかし、その部署には泣く子も黙らせる罵声を浴びせるパワハラ部長がいたのです。しかも、ほかに営業所もないため、その部長は20年近く、同じ部署にいるベテランでした。

その女性は若いということもあるせいか、罵声を浴びせられると同時に、身体を触られるなどのセクハラも受けていました。社内で相談をしましたが、その上司には誰も注意ができなかったのです。

そんなとき、転職エージェントで働いている知り合いから転職をすすめられました。面接を何度も受けた結果、見事化粧品関連の会社に合格!今では、和気あいあいと仕事をしています。

30代男性

この30代男性は、建設会社で同期入社の上司から「どうしてこんなに出来が悪いのか?」、「同期として恥ずかしい」など大勢が居る前で毎日言われていました。そこで、この男性は転職すると同時にある想いが。それはこの上司を左遷させてやろうという気持ちでした。

そのため、血まなこになって転職先を探し、無事にIT業界の会社に合格しました。その後、人事部に告発し同期の上司は、降格後海外の小さな工場へ飛ばされたとのことです。今では気持ち良く自分の組みたいプログラムを作って充実した日々を送っています。

まとめ

パワハラはいけないと言われながらも、正直未だ改善されない企業も多いです。特に、親族で運営している中小企業だと、なおさら多いかもしれません。

あなた自身が、被害を被らないためにも、ぜひ対処法を身につけておきましょう。そうするだけで、会社で働くのも楽しくなるはずですよ。