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政府の調査によれば、平均して2.8回ほどするという女性の転職。
これは、結婚、出産・子育て、介護など、ライフイベントによって環境が変わりやすいためで、かつては結婚退職制度があったり、男女別で定年が異なっていたりしたことも影響したものです。
しかし、近年は育児・介護の休暇制度が充実するなど、ライフイベントによって環境が変わっても、キャリアが途切れずに積み重ねることもできるようになりました。
それでも、いざ、という時は、女性特有の悩みも踏まえて味方になってくれる、そんな転職エージェントがあると心強いですよね?
今回は、女性におすすめする転職エージェントを選び方のポイント、おすすめの転職エージェントを解説していきます。
女性が転職エージェントを選ぶポイント
転職エージェントを選ぶ際にポイントとなるのは、次の3点です。
①女性特有の転職事情に理解のあるところを選ぶ
前に述べた、結婚、出産・子育て、介護といったライフイベントに理解があるキャリアコンサルタントがいるところを選ぶのが第一のポイントです。
女性のキャリアコンサルタントがいるだけでも十分安心ですが、転職エージェントが女性専門のセクションを設置している場合もあります。
②長期的なキャリアサポートを受けられるところを選ぶ
ライフイベントが大きく変わる以上、キャリアサポートは、イベントごとのピンポイントな支援ではなく、将来の変化を見越した長期的なサポートであることが望ましいです。
転職エージェントはともすれば、「転職の時だけ」利用になりがちですが、セミナーなどをきっかけにして、日常的な情報交換ができるサポート体制があるところが望ましいでしょう。
③ワークライフバランスなどを考慮した求人案件が多いところを選ぶ
転職サポートなので、ワークライフバランスに配慮した企業の求人が多いことは必須です。女性専門の転職エージェントなどは、日常的にこうした情報を収集しているので安心感があります。
こうした点を踏まえて、次のパートで、おすすめする転職エージェントを7社、詳しく見ていくことにしましょう。
女性におすすめの転職エージェント7選
パソナキャリア
人材サービス大手、パソナグループが運営する転職エージェントサービスです。従来から女性のキャリアサポートに力を入れていることで定評があります。
女性のキャリアサポートの専門部署を設置しているだけではなく、女性のキャリアアップセミナー、管理職へのステップアップサポートなど、多様な支援イベントを用意しています。
また、パソナのネットワークを活かした豊富な求人案件も魅力的で、あなたのワークライフバランスにぴったりの求人を紹介してくれるでしょう。
DODA
人材派遣大手のインテリジェンスが運営する、転職エージェントサービスです。こちらも、女性専門のキャリアコンサルタントを配置し、女性の転職サポートに力を入れています。
また、女性のための転職サポートイベント「女性のための転職フェア」や、実際のキャリア形成事例を学べる「Woman’s Career Meeting」を開催しています。
求人件数も大手総合型の転職エージェントとして、紹介案件数も多いので、女性の立場で多様な選択肢を提供してくれる転職エージェントです。
アデコ
スイスに本拠地があるグローバルな人材サービス会社の日本法人。日本での事業展開歴も長い転職エージェントです。
最近は、日本にある外資系企業で活躍する女性も増えてきています。ワークライフバランスに理解があるところが多い、外資系企業で働くことを考える女性の方にお勧めしたい転職エージェントです。
また、転職活動もサポートも1~2年といった長期的なサポートも可能で、その後、何年か後に転職活動を再開した際にも同じキャリアコンサルタントによるサポートを受けられる体制があることも魅力的です。
@type転職エージェント
エンジニアの転職エージェントとして有名な@type。「女の転職@type」というサービスも展開しており、強みがあるIT企業だけではなく、ユニ・チャームやベネッセといった、ワークライフバランスに力を入れた正社員の求人も揃えています。
事務系職種だけではなく、もともと得意とするエンジニアの求人も豊富で、いわゆる「リケジョ」の皆さん向けの転職支援サービスといえるでしょう。この他に、女性向けの適職カウンセリングや転職イベントを開催しています。
ウーマンウィル
大手総合型の転職エージェント・マイナビエージェントが運営する、女性に特化した転職支援サービスです。
もともと、マイナビエージェントは、親身な転職サポートで利用者から定評があります。専任の女性のキャリアコンサルタントがしっかりサポートしてくれるので、安心感があります。
また、長年の転職サイト運営の実績からつちかった、求人企業とのコネクションも盤石で、女性に人気の業界(化粧品、アパレル)の求人も多いです。今までご紹介した転職エージェントの中でもサービスの安定感があるのが特徴的です。
リブズキャリア(リブズパートナーズ)
会員制の転職サイト「リブズキャリア」で有名ですが、転職エージェントの「リブズパートナーズ」も運営している株式会社リブズ。
「生きるをもっとポジティブに」をキャッチフレーズに、女性の個別のライフイベントに合わせたキャリアサポートを展開しています。
会社は小さいですが、日本の人事部HRアワードで優秀賞を受賞するなど、その女性サポートのコンセプトは注目を集めています。長期的なライフイベントに合わせたサポート力に期待が持てる転職エージェントです。
リクルートエージェント
最後にご紹介するのは、最大手の転職エージェント。特に女性の転職支援に力を入れているというわけではありませんが、最大手として、男女問わず数多くの転職サポートの実績があるので、そのノウハウには期待できるでしょう。
ただし、他社と比べて長期的なキャリアサポートは期待できない(利用期間が半年に限定されている)など、デメリットもあります。他社で思うような求人が集まらなかった場合の、最後の切り札、としてお考えいただければと思います。
転職エージェントの有効な組み合わせ
転職エージェントは、ご自身でお気に入りのエージェントに複数登録しておくのがベターです。
女性に理解のある転職エージェントをご紹介してきましたが、「味方は多いほど良い」です。
なぜなら、日本の社会では一般的に、女性のキャリアアップに理解がある、環境が整備されている企業はまだまだ少数派で、女性のワークライフバランスに配慮した企業を探すことは、条件的に厳しいからです。
したがって、あなたの状況や条件に理解がある味方は、単純に多ければ多いほど良いと思います。
最後に
女性の転職市場は、政府の政策の後押しもあり、積極的に女性を採用しようという企業が今後増加すると予想されます。
今後、女性は結婚や子育てのために、「キャリアアップをあきらめなくて良い社会」が到来するでしょう。
そうした時代の変化に、女性も積極的になることが必要になってきます。選択肢がオープンになる分、受身的に企業のサポート業務に中心的な役割を果たしてきただけではなく、中には女性の管理職、経営に携わる方も出てくるでしょう。
自分のキャリアプランだけではなく、ライフプランがどうあるべきか、じっくり検討する時の有力なアドバイザーとして、転職エージェントの積極的な活用をお勧めしていきたいです。