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最近のペットショップは深夜営業が当たり前で、土日が書き入れ時のため、年中無休で営業しているところも増えてきて、ペットショップで働く社員の負担がますます大きくなってきていますよね。
多くのペットショップの社員は、入社してわずか数日で「辞めたい!」と思い、実際に退職してしまう人が増え、シフトをまわすのがきつくなってきていませんか?
ここでは、ペットショップの社員がどんな理由で転職を考えるようになるのか?また、ペットショップの社員から、どんな仕事に転職できるのかについても紹介していきます。
ペットショップの社員を辞めたい人の悩み・理由
元々動物が好きで、でも獣医師になるにはハードルが高すぎるし…と考えた人は、ずっと動物と一緒にいられるペットショップへの就職を考えて社員になっている人が多いのではないでしょうか。
でも、実際働いてみると、思っていたような労働環境ではなく、辞めたいと思う人が多いものですよね。
悩み1:思ったより動物と接する時間は短く、雑務が多くて辛い
ペットショップの社員の仕事は、かわいいペットたちと触れ合う時間は意外と短く、それ以外の雑務が非常に多いものですよね。
ペットたちが過ごすスペースの清掃、ペット用品などの商品管理、売り上げの管理など、「これってペットショップの店員の仕事だったの?」と思うような雑務が意外に多いものです。
ペットに関する資格が特にない場合は、なおのことペットと接するような仕事は任されないため、「何のためにペットショップに務めているんだろう…」と転職を意識するようになるでしょう。
悩み2:命を預かる仕事なのに、年収が非常に低い
ペットショップの社員は、商品とはいえ、犬・猫・鳥・爬虫類などの命を預かる仕事です。
気がつかないうちに病気になっていたのに知らずに死なせてしまったり、自分の与えたエサの量が間違っていて死なせてしまったりして、本当に辛い思いをすることもありますよね。
悲しいことに、売り物であり、商品であるペットの命を預かる身としては、日ごろから緊張し、また勉強することもたくさんあるのに、ペットショップの社員の年収は200~300万円とかなり低いのが現状です。
月収は手取りで10万円強で、ボーナスも出ないとなると、200万円に満たないアルバイトレベルの年収の社員もいるので、そこまでいくと仕事の責任の重さに対して給料が低すぎることから、辞めたいと思うことも多くなりますよね。
悩み3:お客様は土日に来るから、土日勤務が多くて辞めたい
ペットショップで最も多くの売り上げがあるのは、平日ではなく、土日や連休などですよね。
でも、家族のいる人は土日のシフトをはずれたがるので、結果的に独身の社員ばかりが土日勤務になっていませんか?
土日はお店が込み合う上に、家族や友人・恋人などと予定が合わせにくく、プライベートにも影響が出るので、「辞めたい…」と思う人が多いでしょう。
「ペットショップの社員を辞めたい!」から始める転職活動
仕事の責任が重い割には給料が安く、土日勤務も当たり前のペットショップの社員の仕事を辞めたい!という人は多いでしょう。
でも、「ペットショップの社員を辞めたい」と思っても、ペットショップの店員は決してメジャーな仕事ではないし、次に活かせるスキルが思い当たらない…と悩んでいませんか?
では、ペットショップの社員から転職した人たちは、どんな場面で活躍しているのでしょうか。
他のペットショップに転職するなら…
チェーン店ではないペットショップに転職する
現在あなたが勤務しているのが、チェーン型の規模の大きなペットショップの場合は、チェーン店ならではのデメリットが転職を考える理由の原因になっているかもしれません。
たとえば、チェーン店はどの店舗でも安定したサービスを提供するために、ルールはかなり厳しく設けられていますよね。
しかも規模が大きいと、定期的な転勤もあって、年度末には辞令が出るのではないかと毎年ヒヤヒヤしている人もいるでしょう。
チェーン店ではなく、個人経営のペットショップの社員なら、ルールは店長次第なので店長の人柄によりますし、転勤もありません。
扱うペットのバリエーションが少ないペットショップに転職する
狭い個人経営のペットショップでも、大手のペットショップでも、取り扱っているペットの種類が多ければ多いほど、ペットだけではなくペット用のエサや管理方法、関連グッズについて勉強しなくてはいけないので、大変ですよね。
そんな場合は、爬虫類専門店、犬専門店などのように、扱うペットを特化したペットショップに転職するという選択肢があります。
たとえば犬の専門店なら犬種は覚える必要はあるものの、ネコやフェレットまでの知識は必要ないので、エサの種類・分量、かかりやすい病気なども覚える量が少なくて済むので、負担が重くなりにくいのです。
今とは違う業種・職種へ転職するなら…
ペットショップのトリマー
現在働いているペットショップで、あまり動物と関わることができないことで悩んでいる場合、同じ業界の中でも職種をトリマーにかえてみるという方法があります。
でも、今のペットショップを辞めて専門学校などに入学して学び直すのはお金も時間もかかるし…ということが気になるなら、通信教育という手段でトリマーの専門知識をつけて、多店舗でトリマーとして転職できます。
テレフォン・アポインター
ペットのエサや飼育道具などを毎日品出しして運んでいるうちに、腰やひざを痛めてしまったという人もいるくらい、ペットショップでは肉体労働も意外と多いものですよね。
それがイヤで転職したい!という場合は、テレフォン・アポインターがおすすめです。
元々ペットの説明や、管理方法などの紹介といった口頭での説明という仕事も多いペットショップの社員は、電話越しに商品紹介やサポートをするという業務に適応しやすいからです。
しかも、テレフォン・アポインターの仕事は肉体労働とはかけ離れていて、むしろ座りっぱなしでほとんど動くことがありません。
今の職場で体を壊してしまった人にもチャレンジしやすい仕事だといえます。
大学研究室の動物管理
世に出回っている求人数自体は、ペットショップよりは少ないのですが、大学で実験用に飼育している動物の管理をする仕事があります。
モルモットやラット、ウサギなどが主な対象ですが、中にはイヌやサルを飼育している研究室もあります。
動物の世話という意味では同じ職種ですが、業界が変わるため、待遇も普通のペットショップよりもかなりよくなるケースが多いのもメリットです。
ペットショップの社員からの転職体験談
ペットショップは無資格でも勤務できますが、中には在籍中に民間の資格を取得した人もいるでしょう。
でも、その資格を使って転職するとなると、かなり間口が狭くなるし、かといって今更まったく違う業界でやっているのか…とても不安になりますよね。
でも、実際にペットショップの社員からでも異業種にチャレンジし、転職を成功させている人もいます。
ペットショップの社員から専門学校の専任講師に転職(女性 当時20代後半)
大手ペットショップに勤務している間、愛玩動物飼養管理士をはじめ、その他の民間の資格もあわせて5つほど資格を取っていました。
それでも資格手当もつかないし、いくら勉強しても給与に結びつかないのが数年続いたので、転職限界年齢になる前に転職しようといろいろ見ていたら、「教える」側の立場の仕事もあることを知りました。
トリマーやペットショップの店員を育てるための専門学校なのですが、大手ペットショップの元店員で、資格もいくつか持っていたので、今はクラス担任と、教科担当を兼任しています。
年収は380万円くらいで、ペットショップ時代よりも20%くらいアップして、満足しています。散歩の授業もあるので、動物と触れ合える時間も増えました。
ペットショップの社員から訪問介護専門の介護士へ転職(男性 当時30代前半)
高校時代に、福祉系の専攻コースだったこともあり、ホームヘルパー2級(今は介護初任者研修と呼びます)を取得していました。
ペットショップに勤務したのは、高卒でいきなり介護の仕事をするのには抵抗があったのと、自宅で犬やカメなどたくさんの動物を飼っていたので、なんとかなるかなと思ったからです。
実際働いている間も、覚えることがあって、肉体労働が結構多いなとは思いましたが、めちゃくちゃイヤだと思うこともありませんでした。
ただ、20代の終わりに結婚してから、妻が土日休みの仕事なので土日勤務の自分となかなか休みが合わず、このままでは子どもができてからもすれ違いになるかな…と思い、転職を決意しました。
ホームヘルパーをとってからしばらく間があいていたので、カンを取り戻すまでに時間がかかりましたが、今は利用者様のご自宅へ伺って介護ができています。
訪問介護は、利用者様の家族が土日休みなことが多く、その日は仕事が入りません。ペットショップでは祝日までぎっちり仕事が入ってましたが、今は妻とも予定を合わせて休めるので助かっています。
ペットショップの社員からコールセンターへ転職(女性 当時30代前半)
ペットショップの社員の仕事は、2kgとか5kgとかで売っているエサを運ぶ仕事も含まれていて、毎日それを運ぶのが結構大変でした。
ただ、私自身はペットが大好きだったし、日によっては楽しいと感じることもあったくらいです。
でも、10年ほど勤務してからヒザを悪くしてしまい、それまでのように重いエサを持てなくなったり、大型犬に体を持って行かれることが多くなってきて、このままでは仕事で大きなミスをするだろうなと思って転職を決意しました。
できるだけヒザに負担がかからなくて、年齢があまり関係なく、長く続けられそうな仕事…という条件で、今の職場に転職。
1日8時間電話の前に座りっぱなしで、保険の内容で質問・疑問のあるお客様の対応をしています。こちらからアポや契約を取る仕事ではないので、気持ち的にもラクですし、ヒザも今のところ悪化していないので、転職してよかったと思います。