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海外営業担当者の求人・転職動向
海外とのビジネスはリーマン・ショックを機として大きく転換することとなり、業種でいうと化学工業の分野ではアジアを中心として化学物質の販売が活発になりました。
またサービス業を手がける企業も海外への進出に力を入れる動きが強まり、それにともなって海外営業担当者を募集する求人は増加する傾向となっています。
企業規模による違い
すでに事業を海外へと広げてある程度の期間が経過している大手の企業はすでに現地化へとシフトしていて、現地の有望な人材を発掘して採用するというスタイルをとっている場合が多くなってきています。
それに代わって上場を果たしていない企業による求人の割合が高まってきていて、中堅から中小といった規模の企業が海外へと拡大しつつある状況で海外営業担当者が必要とされているということもできます。
地域格差
歴史的な背景もあって首都圏を中心としている関東エリアではすでに成熟している企業が多く、求人状況もある程度落ち着いている段階にあります。
一方関西エリアの企業がグローバルなビジネス展開に強い意欲を示している傾向も見られていて、求人募集の数も明らかに目立っている状況です。
海外営業担当者の求人の選び方
採用が活発な企業を知っておく
サービス業のほかエコカーなどの展開を広げている自動車業などでも積極的な採用を進めていて、完全な海外勤務となる勤務形態も少なくありません。
特に自動車業などですとメーカーによる拠点の設置にともなって関連企業も追随する必要がありますから、そこに大きな人材のニーズが生まれます。
さらにあらたに人が集まったコミュニティには衣食住の関連サービス企業がビジネスチャンスを見出し、商圏を広げる目的でまた海外営業担当者が必要とされるのです。
働きやすさを考える
景気が回復へと向かい円安傾向も進んでいる中で、ITや医療関係の企業をはじめとした外資系企業による人材の募集も増えています。
職場としての風土が自由なものになっている企業が多く、働き方についても裁量労働制で勤務時間や就業場所を各自に任せているといったケースが少なくありません。
新卒採用と中途採用で特別に区別するようなところもなく、純粋に持っているスキルや力が評価されることになるのです。
成長が著しい地域に目を向ける
海外営業には国際情勢などの要素がかかわる部分も少なからずあるため、企業の採用動向をうかがう上でもそのあたりは意識しなければなりません。
少し前までですと中国の経済成長が目覚ましく現地で海外営業担当者として活躍する機会も多くありましたが、その伸びもピークを過ぎ外交面で日本との関係も悪化しているために現在はほかの地域へも目を向けることが必要です。
昨今は新興工業経済地域である「NICs」に該当するインドネシアやタイ、フィリピンなどといったアジア圏で多くの人材が必要とされているほかアフリカなどでも求人が見られるようになってきていて国内で採用されれば現地採用に比べて勤務条件も恵まれたものになる場合が多くあります。
海外営業担当者として採用されるためのポイント
キャリアなどで求める人材をしぼっている場合ですと未経験の業界や職種で海外営業を志望しても採用されにくくなりますが、たとえば外資系企業でもすでに日本において長くビジネスを続けてきている場合であれば国内企業同様の一括採用をしているといった場合があります。
求人数が増加している中で人材を充足させることが難しくなっているという背景もあり、採用選考については必要な人数が多いほどにハードルも下がっているのです。