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アパレル業界のバイヤー・仕入スタッフ
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仕事内容

バイヤー・仕入スタッフの役割

商品の買い付け

バイヤー・仕入スタッフの役割は、売れそうだと思われる商品についてなるべく良い条件で買い付けて店頭へ出すまでの一切です。

商品を見極めての買い付けを行うだけでなく、実際に販売する店舗のコンセプトなどにも合わせて商品をチョイスするセンスが求められます。

買い付ける商品としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 洋服
  • バッグ
  • ファッション小物
  • 雑貨

リサーチ活動

展示会の視察

バイヤー・仕入スタッフは新商品の発表会などが行われる展示会を視察し、買い付ける商品をピックアップするほか場合によってはその場で担当者と交渉を行うことも役割となっています。

その視察範囲は非常に幅広くなっていて各方面への情報収集やリサーチ、フットワークの軽さも求められています。

視察先にはたとえば、次のようなものがあります。

  • 国内で定期的に開催されている展示会
  • 海外のイベント
  • ファッションデザインを学んでいる学生や個人による企画
工場の視察

バイヤー・仕入スタッフは地方にある小さな工場や名前がまだ知られていないデザイナーの制作現場なども訪れ、ヒットの芽が感じられる商品を発掘することがまた役割とされています。

最近は中国や韓国、東南アジアなどの工場に質の良い商品を求める動きが多くなってきています。

海外市場の視察

海外ではまだ日本に知られていないながら現地では人気となっているブランドやトレンドが多くあり、そういった海外のファッション動向についてリサーチし日本で流行しそうな商品を見つけ世に広めることもバイヤー・仕入スタッフの役割として任されています。

日本人は特に海外ファッションへの興味や関心を持っている層が多く、ヒット商品が出れば大きな利益にもつながるのです。

管理業務

バイヤー・仕入スタッフは役割として商品の価格交渉をはじめとして、在庫や納期調整などといった生産管理業務全般を任されることもあります。

さらには商品の発注や仕入れにあたっての在庫、スケジュール管理に加えて品ぞろえの調整など商品管理全般も担当します。

バイヤー・仕入スタッフとして身につくもの

ファッションセンス

アパレル・ファッション系のバイヤー・仕入スタッフは特に量販店が職場ですとレディースからメンズまで複数の売り場を担当するケースもあるため、ターゲットやコンセプトに合わせて売れ筋の商品を買い付けるセンスが磨かれていきます。

仕事をする上では自分自身のファッションセンスだけでなく、幅広い年齢や性別に対応することのできるセンスが必要とされるのです。

リサーチ力と分析力

バイヤー・仕入スタッフはファッションの動向を知るために、自分の感覚だけでなく市場のリサーチやさまざまなデータにもとづいた分析もして判断しなければなりません。

流行の先読みや需要が高まるであろう商品についての見極め、的確な商品を仕入れで売上を出すことがバイヤーとしての評価につながりますからそれに必要なリサーチ力や分析力も自然と身についていきます。

交渉スキル

バイヤー・仕入スタッフは買い付ける商品について数量や価格、納期のほか返品の可否なども交渉します。

一般的に数を多く仕入れれば買値は安くなるもののそれだけ在庫を多く抱えることになるというリスクもあるため、バランスを考慮して交渉するテクニックが必要でありスキルも伸びていきます。

バイヤー・仕入スタッフの主な勤務先

百貨店や量販店

百貨店や大型スーパーなどといった量販店の仕入れ部門では、部門ごとにバイヤー・仕入スタッフが配属されているケースと複数の部門を1人で担当しているケースとがあります。

また全国展開をしているような大手の百貨店や量販店では店舗ごとに担当者が配属されているケース、全店舗の商品を部門担当者が担当しているケースがあります。

アパレル通販の運営会社

バイヤー・仕入スタッフが、ネットショップやカタログ通販サイトなどで販売する商品の手配にあたっています。

ファッション全般を取り扱っている会社から靴やバッグなど特定のジャンルに特化していている会社までがあり、通販では安価な商品の方が売れる傾向もあるためおしゃれで安く良い品を仕入れることに腕を見せなければなりません。

セレクトショップ

セレクトショップは店舗ごとにターゲットやコンセプト、イメージのほか取り扱う商品のジャンルまでが異なっています。

バイヤー・仕入スタッフにとってはほかの職場と比べて海外への買い付け頻度が高く無名高級ブランドなども取り扱うため、よりレベルの高いスキルが求められます。