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アパレル業界のバイヤー・仕入スタッフ
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給料・待遇

バイヤー・仕入スタッフの給料情報

百貨店・量販店

百貨店や量販店でバイヤー・仕入スタッフは総合職の社員の中から配属されるケースが多く、給料についてもその企業の総合職における給与形態となることが一般的で従業員の平均年収は320万円前後となっていますが給与の額は企業の規模によっても差があります。

もっとも給与水準が高いのは東京都心部に展開する大手百貨店で年収にして600万円から800万円となっていて、地方に展開する百貨店で400万円から500万円というところが平均的であり量販店では比較的水準が低く350万円から450万円程度が相場となっています。

百貨店や量販店では成績に応じて年収額が短期間に大幅アップするということはほとんどありませんが、ヒット商品を手がけているなどの場合ですと特別手当などのボーナスで年収調整が行われる場合もあります。

セレクトショップなどの小売店

セレクトショップなどの小売店に勤務するバイヤー・仕入スタッフは、その店舗で販売員として長く勤務してきたスタッフが昇進して担当するか実績のある転職者が即戦力として採用されるケースが多くなっています。

そのためある程度適性の認められる人が就くことから給料の額もアパレル業界の中では高く設定されている傾向があり、アパレル業界は全体的に給与水準が低い傾向もありますが一般の販売スタッフと比較して年収にして100万円から150万円ほどは多くなっています。

高級ブティックなど洗練されたセンスと知識や経験が求められる職場では、年収600万円以上を得ることも可能です。

バイヤー・仕入スタッフの給料比較

経験1年

担当するまでの経験年数などによりますがバイヤー・仕入スタッフとして働き始めた1年目の年収は300万円から350万円といったところが平均的であり、百貨店や量販店ですと入社して5年目ごろから配属されるケースが多いため年齢としては25歳から30歳前後の年収ということになります。

セレクトショップや小売店などですと経験や実績が重視されるため、1年目の年収は販売員よりも少し多めで250万円から300万円と程度の水準になっています。

経験5年

バイヤー・仕入スタッフとしての経験が5年以上になるとそれまでの実績が給料にも反映されてくるようになり、百貨店や量販店ではそれぞれの職場における給与規定があるためそれほど顕著ではありませんがセレクトショップなどで商品を次々にヒットさせるような活躍があると大幅な年収アップも見込まれます。

経験5年での全体的な平均年収は400万円から450万円となっていて、世代としては30代が多くなっています。

経験10年以上

バイヤー・仕入スタッフの経験が10年以上になると実績によって収入にも差が出てくることになり、大幅な昇給を見込むこともできます。

平均年収は500万円から700万円程度になっていて、安定した成果を出すベテランになると年収800万円以上を得ることも可能です。

評価される実績としては、たとえば以下のようなものがあります。

  • 語学力を活かして海外へ買い付けに行き独自の仕入れルートを開拓
  • 交渉力に磨きをかけて好条件でのビジネス契約を締結

バイヤー・仕入スタッフの待遇と将来性

百貨店・量販店

百貨店や量販店では職場の規模が大きいほど、バイヤー・仕入スタッフを含めた従業員への待遇も手厚くなる傾向があります。

一般的な各種社会保険や休暇制度をはじめとした福利厚生のほか自社の店舗や提携している店舗での社員割引、家族割引や各種施設の利用料金割引といった優待制度などがあります。

セレクトショップなどの小売店

セレクトショップなどの小売店では店舗によってバイヤー・仕入スタッフの待遇にも差があり、大手アパレルショップ傘下などでは各種社会保険や福利厚生もしっかりしているところが多くなっています。

規模の小さい店舗ではボーナスの額や有給休暇の有無などが曖昧になっているところも少なくないのですが、その反面で自由に仕入れルートを開拓することができるなどのメリットがあって小さな店舗を大きくするといった面ではやりがいも十分にあります。