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新卒として、また転職して仕事を始めたばかりのうちは職場で実現したいことなど夢や希望を抱いているもの。
ところが、意欲的に仕事へ取り組み業務を覚えていくことにもおもしろさを感じていた毎日がいつの間にかマンネリ化してしまうのです。
毎日同じことばかりだとモチベーションが下がってきたときは、転職するひとつのタイミング。新しい世界へ飛び込むには大変なことがいろいろあるものの、やる気が出ないまま毎日が過ぎていくよりも自分にとってはプラスになります。
思い切って転職という新しいチャレンジをすることで、もう一度自分自身を輝かせてみましょう!
仕事に飽きた…我慢し続けることの弊害
同じ仕事をしていても、やる気にあふれている間は自分でも予想を上回るほどの力が発揮されるもの。それによって従来の限界を超えた成果がもたらされ、結果が出たことによってまたあらたな仕事へのモチベーションが生まれてまさに好循環が続いていくのです。
ですが、仕事に対して「飽き」を感じてしまえばそれからはひたすら我慢するばかりの連続になってしまいます。
働き続けていれば給料という対価こそ得られるものの、つまらないと感じている気持ちを押し殺し続けるばかり。
それだけでなく、自分にとっても会社にとってもさまざまな弊害が生じてしまうことになります。我慢し続けていることのどこが良くないのか、さらに具体的に掘り下げていってみましょう。
日々がつまらなくなってしまう
仕事への精神的なマイナス
毎日が同じことの繰り返しであるという感覚になってしまうと、生活そのものにハリがなくなってしまいます。
朝に目覚めたときからローテンションのまま、気分の高揚感もないままで職場へ出勤することに。仕事に行こうという気持ちになるだけでも良い方であり、今日も同じ仕事をするのかと憂鬱になり休みたくなってしまうという人も少なくありません。
- ボーッとしている時間が長い
- 時計ばかりを気にしている
- 返事の歯切れが悪い
- 約束したことの期限が守られない
特にチームで仕事をしているとメンバーの足並みを乱すことになってしまい、懸命に業務へ取り組んでいる同僚の足を引っ張ることになりかねません。
私生活への悪影響
仕事に飽きてしまうことはワークライフバランスにとっても良くなく、プライベートでも気持ちをリフレッシュさせることができなくなります。
職業にやりがいを感じ意欲的に取り組んでいるときには、充実している日々の中で休日にめいっぱい楽しもうと思うもの。
ですが、仕事に対するやる気が低下してくるとそれが仕事以外にも「伝染」してしまいがち。私生活で何をしても気分が晴れず、その気持ちのまま再び仕事へ向かう悪循環に陥ってしまうのです。
仕事のクオリティが下がるリスク
就職したばかりのうちは、覚えることばかりという状況で注意に注意を重ねながら作業を進めるもの。
それが、いったんマンネリであると感じると仕事についてしっかり考えようとする気持ちが失われることに。惰性で働いていると、集中力が失われてこまかなところまで注意が行き届きにくくなります。
その結果、ケアレスミスの多さなどから仕事のクオリティが下がるリスクへとつながるのです。指示された仕事をその通りにこなすことすらままならなくなり、職場での評価は下がる一方で重要性が高い仕事などは任されなくなってしまいます。
マンネリ化した仕事を辞めて転職するタイミング
マンネリ化した仕事に見切りをつけて辞めようと決め、転職しようとなってもそのタイミングが適切でなければ転職活動は難航すると予想されます。
その中で妥協してあらたな職場を決めても、どこかでうまくいかなくなるリスクがついて回ることに。
後先を考えずに退職するのではなく、転職に良いタイミングであるのかどうかを見極めなければなりません。
年齢のリミット
転職することのできる年齢については、従来から「35歳限界説」というものがささやかれてきました。
しかしながら、転職情報サイトである「DODA」が実施した転職成功者の年齢調査によると2007年からの10年間で転職者の平均年齢は上昇し続けています。
40歳以上の転職成功者が全体の16.2%を占めていて、もはや企業がミドル層の転職者を否定することなく積極的に受け入れていると言って良いでしょう。
終身雇用制が崩れてからは管理職層の転職が珍しくなくなり、今やキャリアに見合った適切なタイミングを考える時代です。
転職を考えるいくつかのケースに合わせて、リミットとなる年齢について考えてみましょう。
将来的な目標へ向けての転職
将来的に取り組みたい仕事があり、そこへ向かうために転職して勉強しながら働きたいという場合は20代後半までが目安となります。
30代になると各企業では即戦力となる人材を第一に求めますから、新しいことを一から学んでいきたいと希望しても採用されにくくなるのです。
また、30歳前後から昇進して管理職となっているスタッフがいる企業ですと上司が年下になる懸念から採用を見送る例があります。
経験を活かしての転職
仕事がマンネリ化してしまったと言っても、働いてきた中で身についたスキルや業務上の実績を武器にして転職することは可能です。
経験がある人材はやはりニーズが高く、キャリアが豊富となると脂が乗っている30代前半が絶好のタイミング。
キャリアアップを求めての転職という前向きな理由があれば、35歳前後でも採用されるチャンスは十分にあるでしょう。
女性全般の転職
女性の場合はどうしても、結婚や出産といったライフステージの変化に際して職場を離れる可能性があります。
近年になって女性にとって働きやすい職場づくりの取り組みは進められるようになってきていますが、いまだ旧態依然の考え方が残っている企業も少なくありません。
採用してからすぐに退職しては困るといった考えから、現実として晩婚化が進んでいる状況もあり女性の転職は30歳を境に難しくなっていっています。
保身かやりがいか
マンネリを打破したいと転職を考えるにあたってはいったん冷静になり、言葉は悪いですが「保身」と仕事のやりがいとどちらを大切にすべきか考えることも必要です。
転職して絶対にうまくいくという保証はありませんから、ある程度明確に先の見通しを立てることができなければ様子を見ることも必要。
養うべき家族があって路頭に迷わせるわけにはいかないからと、勤めている職場で我慢を続ける選択はあります。
どうしても挑戦したい気持ちが強ければ、確固たる意思を持ち持っている力を発揮することができそうな求人が見つかったときこそ動き出すチャンスです。
マンネリで転職をするときは未経験の業界がおすすめ!
仕事がマンネリ化しているように感じられて転職するとなると、次にどのような道へ進むかがひとつ大きな分岐点となります。
まったく経験したことがない業種や職種へ挑戦するには大変なことが多くあるものの、新鮮な気持ちで職務へ取り組むことができます。
同業の仕事であれば勝手を知っていてノウハウもありますが、後々再びマンネリ化してしまう心配が多々。
どういった方向性で転職することが吉なのか、それぞれの選択で予想されることを考えてみましょう。
同業他社でスキルを磨くのもありだが…
マンネリ感を覚えてしまったとはいえ、これまでに働いてきた中で身についたスキルを同業他社で活かしさらに磨いていくという選択はあります。
しかしながら、ヘッドハンティングされるような場合を除いて満足のいく転職を果たしたという人はあまり多くありません。
前の職場では、勤続期間が長くなっていく中で定期的な昇給があり役職が付くこともあったでしょう。仕事に対する情熱が失われていたとしても、働きに応じて待遇は上がっていっていたはずです。
同じような仕事にたずさわるとはいえ、あらたな職場へ移ると勤続期間は当然リセットされることになります。
再び一般社員からのスタートとなれば高確率で給料の金額はダウンしてしまい、待遇面の違いから再びモチベーションが損なわれて転職を繰り返すことになりかねません。
未経験の分野に挑戦することのメリット
働く側のメリット
転職先として未経験の分野を選びチャレンジしようと決めたならば、すべてが新しい経験ばかりの連続ということになります。
マンネリ化した仕事に対しては持ち得なかったあらたな目標が生まれ、やりがいを見出すこともできるでしょう。
経験したことがない仕事に対する自分の可能性は未知数であり、潜在的な力が発揮されてキャリアアップへつながることも考えられます。
雇用する側のメリット
未経験の転職者を雇用する企業では、異業種で働いていた人材を採用することによってそれまで社内になかった知識やノウハウを取り入れようとしています。
固定されたスタッフばかりになっていて閉塞感が漂い、ある意味でマンネリのようになっていた企業があるとします。
そこへ未経験の転職者が入って来ると、別分野での経験から改善した方が良さそうに思える点など考えるところがいろいろとあるもの。
そういった提案がきっかけとなって社内をより良い方向へ変えるチャンスが生まれるなど、会社にとってもメリットが大きいのです。
転職先に求めるものは?天職の見つけ方
マンネリ化した仕事に飽きたので別のことをしたいという気持ちだけで転職活動をすると、楽そうな仕事に思わず飛びついてしまったり、安易に転職先を選ぶことで同じことの繰り返しになる危険が高くなります。
転職に際しては自分にとって本当に合っている仕事、やりがいをもって臨むことのできる仕事を見つけたいところです。
「天職」を見つけるための職場探しのポイントは、どのようなところにあるのでしょうか?
正当な評価がなされる職場を求める
一生懸命に仕事をがんばっているにもかかわらず、正当な評価を受けることができなければモチベーションは下がってしまいます。
するとやはり惰性でパターン化した仕事を続けることになり、結果的にはまたもやマンネリ化したことに嫌気がさして転職したいとなってしまうのです。
社員の仕事ぶりに対する評価がしっかりなされているかどうかについては、転職エージェントの担当者が企業のことをよく知っていれば良い情報を得ることができます。
また、面接で話をする担当者が通常は役職者ですからその話しぶりや態度などがある程度の判断材料になります。
仕事のルーティンが大きく変わる職場を求める
どのような仕事も一人で行うものではなく、決まったルーティンの中でそれぞれのスタッフが役割を果たしていきます。
職場によっては、マンネリ化を防ぐ目的で定期的に各自の担当する工程を入れ替えるなどの工夫をしています。
ですが、ルーティンが固定化されまったく変動しない状況が続いてはどのような仕事をしてもマンネリ感へつながってしまうかもしれません。
ここが大きく変わる職場であれば、同じ分野の仕事であったとしてもまた違ったアプローチで業務へ取り組むことができるのです。
まとめ
毎日の仕事がマンネリ化してしまった以上、つまらない思いをしながら働き続けていても人生が楽しくありません。
適切なタイミングについて見極めた上で、転職へ向かって一歩踏み出すことをおすすめします。マンネリの打破を重視するのであれば、未経験で右も左もわからない新しい業界でのチャレンジが刺激的。
ただし、後々同じ失敗を繰り返さないためには職場の風土なども無視するわけにいきません。
仕事の内容にしても労働環境にしても、自分にとって新鮮に感じられる場所を見つけましょう!