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システムエンジニアの給料情報
システムエンジニアの平均年収は、だいたい540万円程度となっています。月収にすると、38万円。時給の平均は2,100円程度です。日本全体から考えると、やや高めですね。ちなみにボーナスは92万円が平均となっています。
平均年齢は36歳程度、勤続年数の平均は10年程度でこの平均年収。給料だけ見てみると高いと言えるのではないでしょうか。年収ラボの調査によると、平成20年から平成26年までで平均年収は上がり下がりを繰り返しています。
25年から26年は50万円ほど下がってしまっており、これから下がるか、また上がり下がりを繰り返すかといったところですね。
30代のSEの間で年収格差が問題になっている
20代は勤続年数が少ないためか、年収格差のようなものがほとんどありませんが、30代前半になってくると年収の格差が広がっています。
30歳の平均は470万円ですが、最高年収は820万円。31歳は486万円平均の最高800万円。33歳になると、523万円平均の最高1500万円となるようです。逆に、最低年収は200万円程度となっています。
格差が如実に表れていますね。最低年収と最高年収を見てみると、1000万円近い差があるとのことです。
SEの給料について見ていると、人月単価という言葉を目にすることがあります。これは、SEの人材としての価値を表した金額です。
例えば入社10年で高い技術力を誇る人の人月単価が100万円だとしましょう。この100万円というのは、1月あたりの金額です。
しかし、これはあくまでも企業間取引で使われる金額であって、給料とは違います。ただ、この人月単価が給料に影響を与えていることは確かです。
100万円という単価から、経理・人事などで使用された費用・事務所の家賃など経費・会社の利益分を差し引くと、SEの給料となります。
システムエンジニアの待遇は?
激務に見合った給料が貰えないことも
SEの給料を、金額だけを見て判断すると「高い」と思うかもしれません。しかし、給料が高いか低いかというのは仕事の大変さと比べて初めてわかるもの。SEの仕事と給料とを照らし合わせた際、不満を述べるSEがとても多いです。
SEの仕事は、激務となっています。残業はもちろんありますし、それも長い時間。会社に泊まるなどということもよくあります。これは極端な例かもしれませんが、月曜日の朝7時に出勤したら、帰宅したのは日曜日の終電だったということがあるようです。
終電で帰って仮眠を取って、また月曜日に出勤。さらに日曜日の終電まで働くというループ。極端な例ではありますが、十分あり得る話です。そういった激務に比べ、平均年収は540万円程度となると、やはり割に合わないでしょう。
ただ、お金を使う暇もないため、お金は貯まっていくようです。
休日出勤は当たり前!?
先ほどの話でも気づいた人が多いと思いますが、SEは休日を返上して働くことが多いという現状になっています。一日も休日が無いということは少ないですが、土日休みなのに土曜日に出勤したりするというのはよくあることです。
残業明けで休日がつぶれることもあります。SEにとって、休日は休むものではなく、休日は仕事をするものとなっているのです。
優秀で人脈があるならフリーランスという選択肢も
休日出勤は当たり前、残業時間長いのも当たり前、一週間泊り込みも十分あり得る。仕事にやりがいを感じていたとしても、続けるとなると難しいところもあるでしょう。多くの人がフリーランスへの転向を考えるようです。考えるだけで実行に移さない人が多いのですが。
その分安定感はありませんし、60歳まで働くのは無理がありますが、フリーランスという選択肢もあるということを、意識しておきましょう。