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男女共同参画が進んでいる現代社会で、女性もバリバリ働いて高収入が実現できるMRは魅力的ですよね。
でも、「高収入」と「やりがい」という大きなメリットがあるものの、医師との関係や厳しいノルマでストレスがたまって毎日が辛い…結婚や子育てのことを考えたら、一生MRなんて無理…辞めたい…と思っていませんか?
でも、MRからどんな仕事に転職できるのか、また、女性特有の問題を解決できるのか、気になりますよね。
ここではMRを辞めたい女性に、今のMRとしての悩みを解決できる転職先を紹介します。
MRを辞めたい女性の悩み・理由とは?
MRは一般的な男性社員よりも高収入だし、社会的地位も高いし、やりがいもあるし…キャリアにハクをつけて活躍したい女性にはもってこいの仕事かもしれません。
でも実際のところ女性がMRの激務とストレスに長期的に耐えられるのか?
女性MRの皆さんは、こんな理由で悩んでいませんか?
女性MRの悩み1:子どもがいるから転勤できない!女性ならではの悩み
MRは大手製薬メーカーほど、定期的な転勤があります。
近年の製薬メーカー、特に外資系のメーカーは、合併・統合などで全国のあちこちに転勤を命じられますよね。
男性MRなら、家族がいても単身赴任という手がありますが、女性で子どもがいる場合、しかも子どもが就学児の場合は転校をともなうため、「転勤」の2文字が重くのしかかり、家庭崩壊の危機になる女性もいるのではないでしょうか。
夫からは「俺と子どもを置いて仕事を取る気か!?」と責められ、子どもからは「今の学校にたくさん友達がいるから転校したくない…」と泣かれ、製薬メーカーからは「転勤なしならキャリアも終わり」と脅され…ホントに泣きたい気分ですよね。
男性の単身赴任がアリで、女性の単身赴任がナシなんて、納得いかない!
でも、子どものことを考えたらそうも言ってられない…。家庭と仕事の板挟みは、生きた心地がしないでしょう。
女性MRの悩み2:早朝の卸訪問や夜の接待で、家庭との両立が難しい
MRは「みなし労働時間制」という勤務形態で雇用されているために、「定時」はあってないようなもの。
朝7時に薬品の卸訪問に行ったり、夜は日付が変わるまで接待をしていれば、家に帰る時間はほんのわずかで、帰ったら最低限の家事をして寝るだけでぐったりしていませんか?
独身女性なら洗濯機を3日に1度回せればまだいい方で、外食しても誰にも何も言われないのでまだいいのですが…。
これが結婚していたり、子どもがいたりすると帰宅してからご飯をつくり、毎日の洗濯、子どもの宿題を見て、家族のお弁当をつくって…夫の協力がなければ耐え難く、辛い毎日ですよね。
悩み3:制度はあるが、産休・育休を取ると職場復帰しにくい
製薬メーカーは大手になればなるほど、福利厚生が充実しています。
その中でも「オモテ向き」は産休・育休制度は、すべての名の通った製薬メーカーで設けられています。
皆さんが勤務しているメーカーにもありますよね?でも、産休・育休の取得実績はあるでしょうか?
女性MRの中にも、結婚して出産した後でも仕事を続けている人もいますが、かなりの少数派です。
MRという仕事自体、人間関係をベースに成り立っているから、育児のためとはいえ長期の休暇を取るということが難しいですよね。
産休・育休中にあなたが担当していた病院は、代理で他のMRが担当します。
1年間の育休を取得すれば、代理MRの方が人間関係を密にして、実績を残しているのに、「育休が明けたので復帰します」と顔を出しても、それまでと同様の取引ができるとは限りませんよね。
会社が設けた制度を利用しているとはいえ、それまで必死に取引先との関係を維持してきたのに突然またそれをはく奪されては、代理MRも気分もよくはないでしょう。
制度としては立派にある産休・育休も、MRが人間関係をベースにしている以上、取得しても復帰できずにそのまま退職する人も多いのです。
みなさんの同期や先輩にも、結婚や妊娠をきっかけに泣く泣く辞めていく人がいたのではないでしょうか?
「MRを辞めたい!」と思った女性が始める転職活動
高収入でやりがいがあるし、性別に関係なく結果を残せば認められるMRは、女性が社会で活躍するのにもってこいの職業ですよね。
でも、まだまだ封建社会の日本で、女性が結婚したり、出産をした後でも変わらず働けるような職場とは言えないでしょう。
そんなときに、「もうMRを辞めたい!」と思うのではないでしょうか。
厳しいMRの世界で、男性と肩を並べて生き抜いてきた女性の皆さんなら、こんな転職先も考えられます。
MRとして今より良い環境で働ける職場へ転職
今のMRの仕事がいくら辛くても、長年勤務してきた人ほど、業界や職種をいきなり変えることに抵抗を覚える女性も多いのではないでしょうか。
そのような場合は、まずは同じMRという仕事で、違う製薬会社を探すという方法があります。
でも、どんな製薬会社が女性にとって働きやすいのか、見極めるのは難しいですよね。
そこで、女性が少しでも働きやすい製薬メーカーの求人を探すポイントを紹介します。
多くの薬剤をコプロしている
コプロ(コ・プロモーション)は、製薬メーカー同士が同じ医薬品を並行して販売促進をすることですが、このコプロ対象の薬剤が多ければ多いほど、MRの仕事自体が本来よりも楽になるため、労働時間が他のメーカーよりも少なくて済むのです。
女性MRの年齢層が幅広い
会社見学などで実際に企業に足を運んでみると、若い女性しか働いていないような製薬メーカーは少々危険です。
新卒で入ったばかりの女性MRが多いのは、外資・内資問わずに当たり前で、それよりも上の30代の女性MRが活躍しているかどうかを確認しましょう。
また、30代・40代の年代の女性MRが活躍しているような製薬メーカーなら、女性だけではなく男性も働きやすい環境だということが推測できます。
求人の情報に騙されない!採用担当者に既婚・子持ち女性の割合を質問する
MRの求人を見ても、「産休・育休制度あり」があるのは法的な義務ですから、「産休・育休取得実績有り」の表記がある製薬メーカーのほうがよいでしょう。
とはいえ、会社としては1人でも産休・育休を取った社員がいれば上記のように書けるわけです。
求人票だけを頼りにせずに、やはり直接社内を見学し、採用担当者に産休・育休取得実績の人数などについて質問をするなどの直接的なやりとりの中で確認しましょう。
今とは違う業種・職種へ転職
子どもの送り迎えもできる!保険会社の営業職
何といってもMRの「売り」は、自社製品をプロモーションし、相手(医師)のニーズを把握し、商品をロジカルに説明できる点にあります。
MRで培ってきたこの営業のスキルを活かして、保険の営業職に転職するという選択があります。
保険の商品説明はもちろんのこと、医師との関係構築で養ってきたコミュニケーションスキルは、業種は違っても、同じ営業職として十分に活かされるため、他の中途採用社員に比べてかなりのアドバンテージがあることも魅力的です。
また、企業にもよりますが、時間の自由がきくために、子どもの保育園の送迎もできます。保険会社は社員のワークライフバランスに気を遣っているところが多く、以下のような配慮がされています。
- マタニティ休暇制度:妊娠中・産後1年のうち、5日/月の休暇が取得できる
- 保育料一部補助:保育料にかかる費用のうち、条件を満たせば企業が負担してくれる
- チャイルドサポート休暇制度:未就学児がいる社員は、年間12日まで半日単位で休暇が取得できる
これだけの配慮があれば、家庭にも育児にも支障なく仕事を続けられそうですよね。
土日休みで家族と一緒の時間を確保!CRA(臨床開発モニター)
MRからの転職先としてはメジャーなCRA。
治験が正しく行われているかをチェックするという同業界・他職種への転職という形になります。あなたの周りにも元MRでCRAとして活躍している…という人がいるのではないでしょうか。
女性MRにCRAをおすすめする理由は、「基本的に土・日・祝が休みだから」です。
CROや製薬メーカーにもよりますが、一般的にCRAは女性の割合が6~7割と多いことからも、女性が生涯を通して働きやすい仕事だということがわかりますよね。
子どもの習い事も、行事参加もできて、休みの日にたまった家事もこなせるのは、大きな魅力です。
自宅勤務できるから、家事も育児も自分次第!医療系ライター
女性MRがバリバリと活躍してきて、結婚や出産などのライフイベントである程度の期間のお休みをとってしまうと、急に電池が切れたかのように以前のように働けなくなる…という一種の燃え尽き状態になってしまいますよね。
結婚や妊娠を機に、ゆっくりと自分のペースで、これまでの知識や経験を活かして働きたい。
そんなワガママが通るのが、医療系ライターです。
出版社などの所属する形から、クラウドソーシングでフリーライターという形まで、雇用形態は様々です。
自宅にいながらMRとして見てきた医療の世界について、様々な角度から考えて言葉にする仕事は、まさにキャリアを活かせる仕事です。
MRから転職した女性の体験談
MRから転職に成功した女性は、どんな仕事にジョブチェンジしたのか気になりますよね。
そして、転職してよかった!と実感するのはどんな時なのか、3つの例を紹介します。
外資系MRから医療系フリーライターに転職(女性 当時20代後半)
大学を卒業して新卒で外資のMRの採用をいただき、4年後に上司の紹介で医師と結婚しました。
妊娠をきっかけに産前・産後休暇を取得しましたが、4年間土日の休みもなくバリバリやってきたのに、数週間まとめて休んでしまったら張りつめていた糸が切れたようになり、また生まれてきた子どもと離れるのが辛く、夫に相談してMRを辞めることにしました。
クラウドソーシングで某大手医療系サイトにMRや看護師、医師のキャリアパスを書くという仕事をいただき、長期の案件で今もライターとして活躍しています。
子どもが急に熱を出しても対応でき、幼稚園への送迎も自分の裁量で決められるので、子育て時期には非常に都合のよい転職だったと思います。
外資系MRから外資系パートタイム型MRに転職(女性 当時30代前半)
20代後半で結婚して、しばらくは夫の協力もあって正職のMRで頑張ってきたのですが、将来的には子どももほしかったので、今のみなし労働時間制のMRを続けるのは難しいと思い、転職を決意しました。
まだ耳慣れないMRのパートタイム制を採用しているメーカーは少ないと思いますが、一部の外資系では【担当地域は自宅近辺】【勤務時間・日数は自分で決める】というパートタイム型MRの求人が出ていました。
パートタイム(業務委託契約)なので、もちろん年収は4割ほどダウンしましたが、むしろ限定された時間の中でどう効率的に動くかという計算がうまくなったと思います。
勤務時間が短縮されたおかげで、家事も自分の心身のケアもできています。
内資MRからCRAに転職(女性 当時20代前半)
MRの仕事は大学の同期と比べてもかなり高収入で、親も鼻が高かったようですが、その親が脳溢血で倒れてしまい、今までのように家を空けることができなくなりました。
キャリアダウンしたとしても、医療の世界で働きたいという思いは変わらなかったので、CROのCRAへ転職。
CRAの仕事では、MR時代に頭に叩き込んできた薬剤の知識が活かされ、年収は20%ほど落ちましたが、転勤もなく、家にいる時間はある程度確保できています。
親の介護もありますが、介護休暇をうまく使いながら、仕事を続けています。