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流行のファッションを身につけて、お客様のコーディネートを考えたり、マネキンのコーディネートを考えたり…。

華やかなアパレルの世界でも、アパレルショップ店員は訪れる利用客にとってあこがれの存在です。

でも、実際に店頭でアパレルショップ店員として働いている人には、「ノルマがきつい」「思ってたより地味…」など、辞めたい!と強く思ってしまうような共通の悩みがあります。

その悩みを分析しつつ、アパレルショップ店員がどんなところに転職できるのかについて紹介します。

アパレルショップ店員を辞めたい人の悩み・理由

洋服が好き、おしゃれが好き、アパレル業界の華やかさに憧れる…。

そんな理由でアパレルショップ店員として働き始める人は多いですよね。

でも、実際に働いてみると、華やかなオモテ舞台とは裏腹に、こんな悩みがあるのではないでしょうか。

悩み1:高いノルマがあるから、他店員はライバル!顧客の奪い合いが辛い

アパレルショップ店員の仕事で最も多くの人が感じている悩みといえば、高いノルマの存在ですよね。

月に何着以上、この商品を何着以上売ってほしい、など、上層部からのノルマをこなさなければ賞与に響きます。

同じ店舗で個人個人に高いノルマが設定されているので、パイ(顧客)の奪い合いになってしまうのも辛いところです。

どんなに自分が頑張って接客をしても、レジに入った店員がバーコードを読み取って会計するので、その売り上げはレジ担当の店員のものになってしまうから納得いかないですよね。
個人の売り上げを横取りされてしまうのですから…。

ノルマをこなせなかった月は、他のアパレルショップ店員の前で店長からひどく叱られて、恥をかくし、プレッシャーとストレスは高くなるし…ホントに疲れますよね。

悩み2:社割があってもキツい!自社商品を身につけて接客しなければいけない

“アパレルショップ店員あるある”だと思いますが、自分の店のブランドの洋服を着用して接客しなければいけないというルールがありますよね。

第一志望のブランドのアパレルショップ店員になれなくて、実は自分の好みと少し違うブランドに就職した場合、この部分がかなりのストレスになるのではないでしょうか。

しかも、着用する洋服は支給されるものではなく、自腹で購入するわけですから、自分で好みとは違う洋服を買い続けるのはお財布も心も痛みますよね。

社員割引(社割)があっても、40%~60%OFFがいいところ。
「えっ!お得じゃん!」と友達に言われることもありますが、年収300万円ほどの給料では、自腹購入が毎月何着も積み重なればかなりの金額になって大変ですよね。

悩み3:ギリギリの人数でシフトを回しているから、希望の休みがとりにくい

アパレルショップ店員が忙しくなるのは、平日よりも土日や祝日で、来客数も段違いに多いですよね。

家族や友達の休みに合わせて土日に休みたくても、シフト制なので新入社員は特に希望の日に休めないことが多いのではないでしょうか。

しかも、アパレルショップは少ない人数でシフトを組んでまわしているので、アルバイトの学生やフリーターが急に休みになると、急遽出勤しなくてはいけないこともあるでしょう。

他のアパレルショップ店員に「急病だから代わってほしい」と言われれば、「ただでさえ休みが少ないのに!」と腹が立ちますよね。

「アパレルショップ店員を辞めたい!」から始める転職活動

これまで紹介した以外にも、立ち仕事が多かったり、ウラ舞台では段ボールの山積みで店舗出しの作業が多くて地味だったり…。

アパレルショップ店員の苦労は、華やかそうに見えるオモテ舞台と違ってかなりのものです。

でも、「アパレルショップ店員を辞めたい」と思ってから、どんなところへ転職できるのでしょうか。

同じ業界・職種への転職

今現在勤務しているショップの営業方針や店長や他のショップ店員との人間関係に悩んでいて、辞めたいと考えているなら、まずは同じアパレルショップ店員として勤務できる、今とは違うブランドやショップを探してみましょう。

今よりも働きやすいブランドやショップを見つけるために、こんなところに注目してみましょう。

テレビや雑誌でよく広告されているブランドかどうか

いくらアパレルショップ店員が頑張っても、来店するお客様の数が少なければ、売り上げを上げるのも難しいですよね。

でも、テレビや雑誌などでよく取り上げられているブランドは知名度が高く、アパレルショップ店員がしつこく呼び込まなくても来店者数が多いので、売り上げを上げるのも比較的ラクなのです。

社員の勤続年数が長いかどうか

採用試験の面接や、会社見学の時点で、
「こちらの社員の勤続年数は平均してどれくらいですか?」
などと質問をすれば、アパレルショップ店員の働きやすさがわかります。

答えを濁したり、解答を拒否したりする場合は、社員がすぐ辞める=労働環境がキツいということですから、このようなブランドやショップは避けましょう。

今とは違う業種・職種への転職

服を売るのではなく、つくる!アパレルメーカー で商品企画

もともとアパレルショップ店員の中には、販売ではなくデザインなどの仕事を志望していて、下積みとしてショップ店員の仕事をしている人もいますよね。

もう服を「売る」のは疲れた…という場合、同じアパレル業界で「つくる」側にまわるという選択肢があります。

アパレルメーカーの中でも商品企画に携わることができれば、あなたの発想力やデザイン力などのクリエイティブな面が活かせます。
商品企画でヒットを出せば、目に見える実績が残るのも嬉しいですよね。

接客に疲れたら…大手企業の事務職

華やかな世界に憧れて入社したけれど、思っていたよりもハードワークだった…。
服は好きだけど、性格的に私には接客は向いてなかった…。

それに気がついた多くのアパレルショップ店員は、接客の必要がなく、立ちっぱなしの仕事でもない事務職に転職しています。

でも、やっぱりキレイな職場で働きたい場合、中小企業ではなく、大手企業の事務職をおすすめします。

事務職は1日のほとんどがデスクワークであり、比較的静かな環境の中で、落ち着いて仕事をすることができます。

コスメフリークなら!百貨店の化粧品専門店で美容部員

おしゃれが好きで、メイクも好き!
という人には、定休があって、しかも残業もない百貨店勤務の美容部員がおすすめです。

「モノを売る」という営業職はそのままに、洋服から化粧品を売る仕事へジョブチェンジするだけなので、転職後のミスマッチも防ぐことができます。

アパレルショップ店員から転職した人の体験談

ノルマだらけで家のクローゼットは自社製品でパンパン…立ち仕事と接客のストレスが我慢できなくて、もう辞めたい!

でも、アパレルショップ店員は在職中忙しくて他の資格を取る暇もないし、転職できないかも…と心配していませんか?

大丈夫です。

アパレルショップ店員からでも異業種にチャレンジし、転職を成功させている人もいます。

アパレルショップ店員から税理士事務所の事務職に転職(女性 当時20代後半)

とにかくおしゃれすることが好きだったので、アパレルショップ店員になったのですが、妊娠をきっかけに退職しました。

子育てが落ち着いて、次は立ち仕事じゃない仕事がいいなと思い、税理士事務所の事務職に転職。

高校時代に取得しておいた簿記検定があったのでギリギリなんとかなっていますが、日々税理士の先生のもとで勉強の日々です。

今の職場は土日が休みで、残業は月に10時間程度とかなり少なめなので、家庭・育児と両立するのにもってこいだと思います。

アパレルショップ店員から専門学校の講師へ転職(男性 当時30代前半)

男性向けアパレルショップで働いていましたが、出勤日数の多さの割に年収が低く、このままでは結婚して家庭を持つのに不安を抱いていたところ、趣味のパソコンの知識と技術が活かせる専門学校講師の仕事に出会いました。

専門学校も土曜日はときどきオープンスクールで出勤になりますが、日曜と祝日には休みがあり、夏季や正月のお休みもあるので、リフレッシュができます。

年収も100万円ほどアップしたのですが、ここからのキャリア形成のために、パソコンだけではなく、簿記など、潰しのきく勉強を始めています。

アパレルショップ店員から化粧品専門店の美容部員へ転職(女性 当時20代前半)

某大手アパレルショップで働いていたのですが、店長からいじめに遭い、私だけがノルマ達成できない状況も続き、精神的にバランスを崩したので、転職しようと思いました。

でも特に資格も検定も持っていなかったので、似たような業界で働けばいいかなと思い、化粧品専門店の美容部員に応募してみました。

化粧品専門店も基本的に立ち仕事だし、アパレルよりは甘いけどノルマもあるし、失敗したかな…と思いましたが、一番の悩みだった人間関係に恵まれて、シフトも希望をくんでもらえるので、転職した甲斐があったと思います。