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「転職先の面接日は決まったんだけど、簡単な作品を提出して欲しいって言われちゃったな・・・どういった作品を作り上げれば、ゲームプログラマーとして認めてもらえるのかな?」
まあ、バグってないことが最優先事項だと私は思います!!
・・・と、そんなことは当然なんですが、私はゲームプログラマーとしての作品提出で重要なことは「基本も個性も含まれている」ことだと思っています。
基本的なプログラムを組めるのはもちろんであり、その基本の上にあなたの個性を乗せることによって、ゲームプログラマーの作品提出は大きく成功に近づくのではないでしょうか。
「言っていることは分かるんだけど、プログラムにおける基本と個性ってどういったことか具体的に教えて欲しいな・・・」
わかりました!!
元プログラマーである私の培ってきた技術力を使って、ゲームプログラマーのあなたの転職活動が成功するように、誰もが納得する作品提出術を伝授しましょう!!
まずは、ゲームプログラマーとしての基本的なプログラムの組み方から見ていきましょうか!
作品提出のポイント① 基本的なプログラムは組めているのか!?
細分化することが基本!
私はゲームプログラマーを含むプログラマーとして、必ず抑えて欲しいことは「プログラムの細分化」だと思っています!
ソースコードに同じようなプログラムをズラズラ書くことは、ご法度なのです!!
ご法度である理由は「修正作業が大変になってしまうから!」です。
例えば「キャラクターが右に移動するプログラム」を組んだとします。
その処理をキャラクター単位やステージ単位など、様々な条件で組んでしまうと「ステージ+キャラクター+α」の合計数分、修正箇所があるということになってしまいます。
そうなると「キャラクターが右に移動するプログラムをバージョンアップさせます」って話が出てきた瞬間に、このプログラムの「扱いにくさ」がバレてしまうのです・・・
これを防ぐには「キャラクターが右に移動するプログラム」を1つだけ組んで、プログラムを関数化(メソッド化)してしまうことが必要になります。
「でも、右に動かすっていっても色々と条件があるじゃん?例えば、普通の道と雪道では右に動く時の挙動が違うはずだよね?」
それは、関数の引数(パラメータ)で、条件を判定すればすぐに解決します!!
詳しいことは「関数 引数」で検索すれば様々な言語の答えが出てくるはずなので、ゲームプログラマーのあなたが得意としている言語を探し出してください。
また、細分化出来ていないプログラムを提出すると「一つの関数にまとめて、条件ごとにプログラムを呼び出せばいいよね・・・」と転職先の面接官などに「必ず」突っ込まれてしまいます!!
私がお伝えしたことは、プログラマーにとって「初歩的なこと」なので、プログラムの細分化が出来ていないゲームプログラマーは、不必要な人材になってしまうかもしれません・・・
「必要なゲームプログラマー」として認めてもらう為に、次は見やすいソースコードの書き方についてお伝えします!
作品提出のポイント② 見やすいソースコードを心掛ける!!
コメントを増やせば良いという話ではない!
私はプログラマーとして働き始めた頃、他人の組んだプログラムを読んで色々と勉強していましたが、やはり、よくわからない処理と対面してしまうことが多かったのです。
その際に頼りにしていたのが、ソースコード上の「コメント文」でした。
「これはジャンプする処理」「これはしゃがむ処理」など、該当処理の直前にコメントしてあることが多いので、他人が作ったプログラムを把握するにはコメント文が必要になると私は思いました。
「んじゃさ、1行1行、事細かくコメント文を書けば、誰が見ても理解できるソースコードになるじゃん!作品提出の時は、コメント文をいっぱい書くことが重要になるね!!」
いやいや、その考えはダメであって、逆に見にくいソースコードを作ってしまう原因となります!
例えば「a = 1 + 2 + 3」といったようなソースコードがあったとします。
これはゲームプログラマー経験者だったら「aという変数に1と2と3を加算している」ということは、コメント文無しでも理解できるはずなのです!
つまり、そういった簡易的なソースコードを含めた全てに対してコメントしてしまうと、100行のソースコードが200行以上のソースコードになってしまうのです!!
そんなコメント文まみれのプログラムを提出すると「コメント多いっすね。見づらいっすよ。」と指摘されること間違い無しなのです!!
なので、私は前項でお伝えした「細分化したプログラム単位」でコメント文を書けていけば、十分に見やすいソースコードになると思っています!
「このプログラムは、キャラクターを右に動かす処理で、条件は以下の引数の値によって変わってくる」などとコメント文を書ければ、転職先の面接官も納得してくれるはずです。
では、最後の詰めとして、面接官を納得させる為に、ゲームプログラマーとしてのあなたを個性をプログラムに組み込む方法をお伝えしましょう!
作品提出のポイント③ 普通ではダメ!あなたの個性をプログラムに宿せ!!
転職先が喜ぶモノを考える!
ゲームプログラマーは、仕様書通りにプログラムを組んで、ちゃんと動かす仕事なので、プログラムで個性を出すということはなかなか難しいことだと私は思っています!
しかし、難しいからといって平凡なプログラムを組んで、作品を提出しても「君のプログラムは普通だね。どこかで見たことある内容だよ」と面接官が評価してくれない可能性が高いのです!
では、ゲームプログラマーとして個性を出すにはどうしたらいいのでしょうか?
それは「転職先を理解したプログラム」を組むことだと私は思っています。
例えば、任天堂に作品提出をすることになったとします。
そこで「御社のスーパーマリオのジャンプ処理を応用しまして、無限にジャンプするプログラムを組んでみました!」と作品提出してみます。
すると任天堂の面接官は「マリオのことを理解しているみたいだし、この無限にジャンプする処理は別のゲームにも応用出来そうだな・・・」という風に、面接官の心を鷲掴みにすることが出来るかもしれないのです!!
つまり、転職先で使用されている処理を理解、応用して、そこで自分の個性を追加することが、個性的なプログラム作品になるのではないでしょうか。
一番良いことは「このプログラムは私にしか、組めません」ですが、それはゲームプログラマーとして沢山経験を積むことが必要なので、スキル以上に無理をする必要はありません。
作品提出を通して、転職先に見合った「熱い想い」を伝えることが大事なのです!!
最後に
最後まで読んで頂きありがとうございます。
ゲームプログラマーとして転職する際の作品提出で失敗しないポイントをお伝えしましたが、基本が出来た上で応用を重ねていく事が必要になります。
また、プログラムは自分だけのモノではなく、今後ずっと共有していくモノなので「他人への配慮」をプログラム上で表すことが大切になると私は思っています。
そういった他人への思いやりを作品提出の段階で、転職先に伝えることが出来るのであれば、私はあなたがゲームプログラマーとして成功するはずだと確信しています!!