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郵便局の渉外担当社員の仕事は、郵便局のいわば営業担当のような仕事で、業務の実態をよく知らずに入った人は本当に辛いですよね。

年齢ごとに賃金があがるわけではなく、自分よりも年下の社員のほうが給料がいいということをきいて「辞めたい…」と思う人も多いのではないでしょうか。

ここでは、郵便局の渉外担当社員ならではの悩みと、郵便局の渉外担当社員からの転職先はどんなところがあるのかについて紹介していきます。

郵便局の渉外担当社員を辞めたい人の悩み・理由

2007年の郵政民営化を経て今やすっかりと企業体質まで民間企業となった郵便局ですが、民営化したことによってより企業体質が強くなってきていますよね。

公務員時代とはうってかわって、アルバイトでも配達員でも営業、営業…。その中でも郵便局の渉外担当社員は非常に負担の大きな仕事です。

それだけに、渉外担当社員ならではのこんな悩みがある人は多いのではないでしょうか?

悩み1:営業のノルマがキツくて上司からの怒声が恐怖

渉外担当社員の本業は“営業”です。ところが、この営業に課せられるノルマの数がハンパではなく、生命保険会社の飛び込み営業を毎日しているような状況です。

保険の渉外担当なら、新聞で訃報欄(お悔み欄)を毎日欠かさずチェックして、既に契約している家庭を見つけたら、お悔みに行くという名目でお宅を訪問し、「ご不幸がある前に、生命保険に入っておくとこんなにいいことがありますよ」と営業を仕掛けている人もいます。

それくらいの緊張感を持っていても、なかなかノルマを達成することが難しく、そのたびに上司からはパワハラすれすれ(完全にパワハラなことも…)の説教があり、身の縮む思いをするたびに「今年こそ辞めたい!」と思っている人も多いでしょう。

しかし、異動の希望を出してもなかなか希望をききいえれてもらうことは難しいため、結局はまた先月分達成できなかったノルマを上乗せされた雪だるま式のノルマを前にしてため息をつく日々…本当に辛いですよね。

悩み2:大雨でも!嵐でも!バイク移動の営業が辛い

郵便局の渉外担当社員は日々が営業、営業、営業…ところが、営業の際に使える交通手段はなんと天候にめちゃくちゃ左右される“バイク”なので、移動時間が本当に辛いですよね。

元々バイク好きの人なら苦痛だと感じることも少ないかもしれませんが、ほとんどの人は炎天下、真冬の極寒の中をバイクで営業にまわることを苦痛に感じているのではないでしょうか。

特に豪雪地帯の渉外担当社員、猛暑地の渉外担当社員は、季節やその日の天候によってまわれる軒数が大幅に少なくなり、営業成績に直に響くという大きなデメリットに頭を悩ませていませんか?

何よりも、雨の中のバイク運転は、慣れている人でも危ないのに、免許取り立ての人、バイクに慣れていない人にとっては危険以外の何物でもなく、「こんなに苦労して移動しても新規契約とれないなんて…」と、努力が水の泡になるたびに辞めたくなりますよね。

悩み3:郵便局の渉外担当社員の年収が少なすぎて辛い

ノルマに追い立てられ、上司からはしごかれて、悪天候の中でも必死に営業にまわっても、郵便局の渉外担当社員の月給は15~30万円とかなりの開きがあります。

15~20万円の月給になるのは、ノルマを達成できなかった場合です。一方で「月給30万いくならいいんじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、30万もいくのは営業成績がトップ中のトップだけですから、実際は15~23万円程度におさまりますよね。

あんなにがんばったのに手取りで20万いかないなんて…と、努力が結果に結びつかないことが続いて辞めたくなる人も多いのではないでしょうか。

「郵便局の渉外担当社員を辞めたい!」から始める転職活動

営業活動に精神的な負担を感じ、さらに移動で肉体的にも負担を感じ…「辛い!」「辞めたい!」と思う人郵便局の渉外担当社員の人もたくさんいるでしょう。

でも、「郵便局の渉外担当社員を辞めたい」と思っても、今さら異業種に挑戦できないのでは…と不安になっていませんか?

では、郵便局の渉外担当社員から転職した人たちは、どんな場面で活躍しているのでしょうか。

他業界の営業職

郵便局の渉外担当社員として営業活動を行ってきた経験を、他の業界の営業職として活かすことができます。

職種は変えずに業種を変えて再チャレンジすると、スキルが活かされるので即戦力となり、採用されやすいのです。

生命保険、証券、車、住宅など、ライフワークバランスのとりやすい業界をみつけて転職するという方法があります。

実際、郵便局の体質がイヤなだけで、営業に抵抗はなかったという人は、他業界の営業職に転職しやすい傾向にあります。

事務職

営業疲れを経験した人は、「できるだけ人と接しないで済む仕事に就きたい」と考えて転職活動を始める人が多いものです。

そのため、電話応対くらいはあるけど、対人業務の少ない事務職に転職する人もいます。事務職の中でも、第二新卒程度なら大手企業への転職も実現可能です。

ある程度年齢を重ねていても未経験OKの求人もあるので、挑戦しやすいという特徴があります。

製造業

営業に疲れすぎると、「対人」よりも「対物」関係で働きたいという人もいます。そうなると事務職も難しいため、製造業がおすすめです。

未経験でも溶接、組み立てなどの簡単な作業なら転職しても順応しやすく、工場が土日休みのところも多いので、プライベートも充実させることができます。

なにより、黙々と作業をしていれば仕事が成り立つわけですから、最初の研修期間さえ乗り切れば、自分の世界で働くことができます。

郵便局の渉外担当社員からの転職体験談

土日も営業のためにサービス出勤、顧客をとった!とられた!で争うみにくい人間関係…郵便局の渉外担当社員を辞めて、もうまったく違う業界で、違う職種で働きたい!と思う人も多いでしょう。

実際に、郵便局の渉外担当社員からでも異業種にチャレンジし、転職を成功させている人もいます。

郵便局の渉外担当社員からトラックドライバーに転職(男性 当時30代前半)

正社員という言葉にひかれて郵便局の渉外担当社員になりましたが、まず入社前から詳しい業務についての説明があまりなく、入社してからあまりのノルマに参ってしまいました。

たまたまなのか、これがこの業界の体質なのかわかりませんが、上司からの追い込みがとても激しく、毎月自爆営業が当たり前になり、「何のためにこの世界で働いているのか」とわからなくなりました。

新規開拓も辛かったです。既に契約をいただいている家族の方にお話しをすすめると、露骨に嫌な顔をされたり、顔を出しただけで門前払いを食らったり、つくづく「嫌われ家」だなと実感したので、仕事中にひとりになれるという理由で長距離トラックドライバーに転職しました。

荷物の積み下ろし以外はすべて一人きりの空間(車内)で過ごせるので、好きな音楽をかけたり、ハンズフリーで友人と話したりできるし、ノルマもないのでとても快適です。

郵便局の渉外担当社員から雑貨屋販売員へ転職(女性 当時20代前半)

とにかく雨や雪の中の移動時間が辛いし、なによりもノルマがきつくて2年で渉外担当社員を辞めました。

元々雑貨が好きだったので、好きなものと一緒に働けば辛くないのではないか…という理由で転職。

結果、月収はそれほど変わらないのに、仕事がめちゃくちゃ楽しいです。ノルマもないし、好きな雑貨だから知識もあるので説明がわかりやすいとほめてもらえるし、立ち仕事は辛いですが、かわいいものに囲まれて働くほうが私には向いていました。

郵便局の渉外担当社員から私立高校の事務職へ転職(男性 当時20代後半)

親が体調を崩したと同時に転勤の辞令が出たので、いい機会だと思って退職しました。今は地元の私立高校の事務職として勤務していますが、担当部署によって忙しさと負担が違います。

私は広報を担当していますが、経理・会計のほうは時期によってかなり残業もあって(会計報告、監査など)大変なようです。

広報は中学校をまわったり、パンフレットを作成したり、会場ガイダンスに行って高校の特徴をPRしたりと、学生募集の時期が一段落すれば結構時間に余裕ができます。

年収は250万円から400万円にアップしたので、それだけでも満足ですが、学校なので土日は休みだし、ミッション系なのでクリスマスも休暇があって、のんびり働けています。