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主にマンションの管理会社等、不動産業界で需要がある「管理業務主任者」の資格。

今回はこの管理業務主任者の資格を活かして転職したいという方に、求人の種類や採用傾向などを解説していきたいと思います。

管理業務主任者の資格を活かせる転職先の種類と求人傾向

管理業務主任者はその資格の特徴から、不動産に関連する会社で活躍が見込まれます。

ひとくちに不動産の業務といっても、さまざまな仕事があります。どのような会社で活かせるか、順に説明していきましょう。

マンション管理会社

マンション管理会社は、管理業務主任者の主な転職先です。また、求人も多くなっています。

管理組合との契約締結時における重要事項の説明や、定期的に管理業務の報告を管理組合に行うことは、管理業務主任者の独占業務ですからもちろん仕事内容に含まれます。

その他にも、共用部分の管理・修繕業務や入居者からの問い合わせ対応、設備の修繕計画作成、工事の監督、管理組合が主催する総会や理事会の運営サポートなど、マンションに関するさまざまな業務を行います。

基本的にはオフィスに常駐して、担当のマンションを巡回する形になりますが、その代わり1人で10件前後のマンションを担当することも少なくありません。

また賃貸マンションの場合は、入居者の入れ替わりが発生します。

このため、入居希望者に対する対応や、オーナーに対して入居者を増やすための提案なども必要です。

月給は企業により差があり、20~35万円前後の企業が多くなっています。

プロパティマネジメント会社

プロパティマネジメント会社の仕事はマンション管理会社と同じく、日々の物件管理や入居者への対応業務、修繕計画の作成、管理組合への説明などがあります。

しかしもう一つ大切な業務として、個別物件にとどまらず、オーナーが持つ資産全体の収益を最大化することも仕事の一つです。このため、オーナーの税金対策や相続対策なども仕事に含まれます。

月給は企業により差があり、20~40万円程度となっています。管理職として入社すると給料は高くなるでしょう。

ビル管理会社

マンション管理会社は日常の小修繕は対応できることが多いですが、大規模なリフォームやハウスクリーニングといったところまではなかなか手が回らないものです。

このような仕事を担当するのがビル管理会社です。

マンション管理会社と異なり、直接管理組合や入居者と会話するわけではありません。

しかし管理業務主任者の資格を持っている人が在籍している会社ならば、マンション管理会社も安心して仕事を任せられるでしょう。

そのため、ビル管理会社においても管理業務主任者の資格を活かすことができます。

月給は企業や職種により差があり、技術職は20~35万円程度、営業職は20~25万円程度となっています。

管理業務主任者を武器に転職を成功させるには

管理業務主任者が活躍できる職場はたくさんあります。しかしこの資格を武器に転職をめざす場合は、いくつか工夫が必要です。そのポイントをみていきましょう。

仕事内容は十二分にチェックを

管理業務主任者を求める企業の多くは、マンションのフロントマンなど、利用者や管理組合に対応する仕事の募集が多くなっています。しかし、これがすべてではありません。

企業によってはマンションの資産価値向上も求められるケースや、管理組合への対応をしない職場など、さまざまな仕事があります。

ビル管理会社に転職した際でも、営業職か技術職なのかで仕事内容は異なりますから、転職後の仕事内容は十分チェックしておくことが必要です。

応募先企業が重視するスキルを積極的にアピールする

管理業務主任者を募集する企業は不動産業界が多いとはいえ、求められるスキルは企業や職種ごとに異なります。そのため、どこの企業にも同じような職務経歴書を送るようではいけません。

応募先企業の仕事内容をチェックした上で、仕事をする上で必要なスキルを積極的にアピールすると良いでしょう。もちろん、職務経歴書も応募先企業ごとに内容を吟味する必要があります。

あなたの強みをアピールするためには、自己分析やあなたの経歴を棚卸しすることが大切です。アピールできるスキルや実務経験は漏らさず応募書類に記載しましょう。

他の資格も忘れずに記載を

管理業務主任者の資格を活かして転職したいとお考えの方は、他の資格をお持ちの場合も多いでしょう。

不動産業界では、資格がないと従事できない業務もあります。そのため、宅地建物取引士など他の資格があると仕事の幅が広がります。選考にも有利となりますので、忘れずに記載するようにしましょう。

管理業務主任者の資格を活かしつつ未経験の働き方に転職する場合

管理業務主任者の資格をお持ちの方の中には、これまで経験したことのない業界や職種に応募する方もいるでしょう。どのような点に注意すると良いでしょうか。

この資格を活かせる仕事は不動産に関する業務が多いですが、取り扱う業務やターゲットとなる顧客の違いにより、仕事内容は会社によって想像以上に大きく異なるものです。

例えば対人スキル一つとっても、交渉力が必須の職場もあれば、あまり重視されない職場までさまざまです。また、休日も各企業により異なり、土日が休みでない職場もあります。

そのため、応募先の仕事内容をよく調べておくことが大切です。

まとめ

ここまで、管理業務主任者の資格を活かせる仕事について説明してきました。

この資格を活かせる仕事は、マンションなど不動産に関する仕事が多くなっています。

その中でも、提案能力や対人スキルが必要な仕事が多いですから、丁寧にわかりやすく説明するスキルが求められるでしょう。

また、どの職場を選ぶかによって仕事内容は大きく異なります。そのため、予めどのような仕事があるか、ターゲットはどのような人かということを調べておくことが必要となります。

なお、どの仕事を選ぶにしても報告書やプレゼンテーション資料を作ることは必須であり、そのためOA機器を使いこなすスキルも求められます。手書きではとても仕事は進みません。

そのためWordやExcel、PowerPointといったオフィスソフトは一通り使えるようにしておきましょう。