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企業内、あるいはIT企業のカスタマー対応としてヘルプデスクの仕事をしている人は、勤務先によってその悩みはさまざまですよね。

PC関連に強い人には個性的な人も多く、職場での不満のタネとなっていることもたくさんあるのではないでしょうか。

ここでは、IT関連会社などでヘルプデスクとして働いていたけれど、辞めたいと思った悩みや理由、そして実際にヘルプデスクからの転職先や、転職に成功した人々の声を紹介します。

ヘルプデスクを辞めたい理由を分析!

PCを操作するのが得意で、PCの知識なら負けない!という人は、SEなどになるという選択肢の他にもヘルプデスクという選択肢もあり、こちらを選んだ人は「誰かの助けになれれば」という志望動機もある心優しい人が多いでしょう。

でも、実際にヘルプデスクになってみると、職場の雰囲気、仕事の内容などで幻滅する人も少なくないはずです。

そんなヘルプデスクの仕事をしている皆さんの頭を悩ませている3つの理由について紹介します。

悩み1:社内ヘルプデスクはヒマとの闘い!資料を読んで終わる日々が辛い

ヘルプデスクの中でも、社内ヘルプデスクの場合、社員のPC関連トラブルの解決がメインの仕事になりますが、今の社会では一家に一台以上のPCがあるのが当たり前で、社員自身がある程度PCを使いこなせるため、社内ヘルプデスクの仕事自体が減って来ていませんか?

特にすることもなく、かといってサボれば上席に目をつけられるし、ひたすら研修資料や社内回覧に目を通す毎日…。

こんなことをするためにヘルプデスクになったわけじゃないのに…とイヤになりますよね。

悩み2:職場になぜかヘンな人が多くて人間関係が辛い

ヘルプデスクにはPCを操作するのが得意、PCには自信がある…というような、どちらかというと内向的で自分の世界観をもっている人が多い傾向にあります。

実際に入社してみたら、まわりの誰も目を合わせてくれない、上席がストレスを自分を叱責することで晴らそうとしてくる、休憩中に自分の趣味の音楽を大音量で流すメイワクな同僚…など、一風変わった社員が多く、人付き合いが難しくありませんか?

特に実害があるのは、上席のストレス解消が部下のいじめだった場合です。こんな環境にいればストレスがたまるのはわかりますが、自分でストレス発散するのはやめてほしいですよね。

悩み3:ここは悩み相談室じゃない!世間話を始めるカスタマーの相手が辛い

IT関連会社のヘルプデスクの場合は、全国各地でPC関連の操作・性能などに困った人から電話がかかってきて、その対応に追われる毎日ですよね。

純粋なPCの悩みであれば、こちらの知識と社内マニュアルを使っていくらでも対応できるものの、困るのはプライベートな相談をしてくるカスタマーではないですか?

PCが高かった(知らない!)、私が目を離したすきに子どもがいたずらをして…(事情はいいからPCの現状を教えて!)、など、ヘルプデスクには関係のないことを延々と話して来るカスタマーの相手をしていると、お悩み相談室かよ…と電話を切りたくなりますよね。

ヘルプデスクから転職!おすすめの転職先は?

ヘルプデスクは、それまで培ってきたPCの専門的な知識を活かせる仕事ではありますが、ヘルプデスク以外にも自分の可能性を求められるのでは…という理由でIT関連会社などを辞めて、新しい世界で活躍することもできます。

では、ヘルプデスクから転職した人たちは、どんな場面で活躍しているのでしょうか。

カスタマー対応に疲れているなら…社内ヘルプデスクに転職する

ヘルプデスクという仕事自体は気に入っているけれど、IT企業などのカスタマー対応は、無駄話が多くて疲れた…という場合、企業内のヘルプデスクに転職するという方法があります。

特に若者ではなく、ミドル世代以上の割合が多い企業のヘルプデスクは仕事の依頼が多く、やりがいを感じながら働くことができます。

電気店の販売員

ヘルプデスクとして培ってきたPC関連の知識を電気店でのPC、PC関連商品を販売するという方向で活かすこともできます。

商品紹介をする中で、これまで扱ってきた製品や性能の知識が活かせるので、人と話すことが苦ではないヘルプデスクの人の転職先として多い傾向にあります。

開発職にキャリアアップする

ヘルプデスクの人の中には、MCPやシスアドなどの資格を持っている人が多いと思いますが、資格をとって開発職に転職してキャリアアップをはかるという方法もあります。

PCは好きだけど、ヘルプデスクはもうイヤ…という理由で転職を考えている人にはおすすめの転職先です。

ヘルプデスクからの転職体験談

ヘルプデスクのままでのキャリアアップというのは難しく、上昇志向の強い人や、もっとやりがいのある仕事がしたい!という理由でまったく違う世界に転職していく人もたくさんいます。

では、実際にヘルプデスクの仕事から異業種・異職種の仕事に転職して成功した人は、どんな仕事に就いているのでしょうか。

ヘルプデスクからフリーペーパー編集に転職(男性 当時20代後半)

中堅IT企業のヘルプデスクでしたが、年収が300万円以下で、しかも先輩社員をみていると昇給も数年に1度、数千円程度しかなく、まったくもってこの世界に未練を感じずに今の仕事に転職しました。

編集の仕事は未経験でしたが、編集系のソフトも使えたことと、PC関連の知識とスキルをかわれて転職できました。

年収はわかりやすく500万円以上にアップし、業績による賞与の変動もあるので、モチベーションを高く保って仕事を継続できています。

ヘルプデスクから総務事務へ転職(女性 当時40代前半)

社内ヘルプデスクから今の仕事に転職したのは、新しく入った上席がひどく当たり散らす人で、私自身への被害も大きくなってきたからです。

年齢的に不安はありましたが、転職後はPCスキルが有難がられ、仕事が通常の社員の倍のスピードですすむので残業も一切なく、精神的にも身体的にも余裕をもって働いています。

ヘルプデスクから大型電気店PC部門へ転職(男性 当時30代後半)

PCをいじるのが好きで、自作PCをつくるのが趣味なくらいだったので、ヘルプデスクに就職したのですが、会社の縮小が決まって社員の整理が始まり、自主退職しました。

若くもないし、PCスキルを活かせて、なおかつ高収入の仕事を…と探し、結果今の仕事に落ち着きました。

年収は400~500万円程度ですが、それでもヘルプデスク時代に比べればアップしましたし、得意分野で知識も経験も豊富なので、お客様の趣味嗜好、ライフスタイルにあわせたアドバイスができると自負しています。