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ネットワークプログラマー
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仕事内容
ネットワークプログラマーの役割
ネットワークレイヤーの実装など
ネットワークプログラマーの主な仕事は、ゲーム開発やゲーム開発環境におけるネットワークレイヤーの実装です。
ネットワークレイヤーというのは、いわゆるネットワーク層のことです。OSI参照モデルという通信機能の階層構造の概念のうちのひとつです。七段あるうちの三段目となっている、通信機能の基盤となる部分ということですね。
簡単に言えば、ネットワーク接続の仕組みのようなものになります。
詳しく語ると話が脱線してしまうため控えますが、要はネットワークプログラマーは、プログラミングによってゲームにネットワーク環境を実装することです。
ネットワークエンジニアのようなもの
ネットワークプログラマーの仕事は、プログラミングに特化したネットワークエンジニアと考えればわかりやすいかもしれません。
ネットワークエンジニアは、IT業界においてインターネット接続に関わる様々な環境を構築する仕事です。ネットワークプログラマーは、ゲームにおけるネットワーク接続に関わる様々な環境・システムを導入する仕事となっています。
ネットワークプログラマーは、ゲーム業界のネットワークエンジニアとしての役割を担っているわけです。
ネットワークレイヤーを抽象化したり、パケット設計をより効率的にしたり…。ゲームに関わるというよりは、ネットワークに関わる仕事に近いかもしれませんね。
ネットワークプログラマーの仕事に必要なスキル
C++言語
ゲーム業界で使うプログラミング言語といえば、C++です。ネットワークプログラマーはネットワークに関わる仕事に近いと述べましたが、ゲームに実装する物である以上はゲームで使うプログラミング言語を使うことになります。
最も必要とされているのはC++です。コンシューマ向けゲームでは、どこでもこの言語を使っています。
コンシューマ向けゲームに関わりたいというのであれば、C++。ソーシャルゲームならJavaメインといったところですね。
ネットワークプログラミングの知識
ゲームのプログラミングですが、ネットワークレイヤーを実装するのであればネットワークプログラミングができなければいけません。
ネットワークプログラミングについて詳しく語りだすとこのページでは足りなくなってしまうため、最低限の説明にとどめます。
ネットワークプログラミングというのは、その名前のとおりネットワーク構築やネットワークレイヤーの実装に関わるプログラミングのことです。
HTTPやC言語・Javaなどでクライアント作成・サーバー再構成などを行います。ゲーム業界に必要とされるのは、C言語やJavaを使ったネットワークプログラミングの知識と経験です。
スクエアエニックスのネットワークプログラマー募集を見てみると、ソケットレベルでの知識と経験が必要とされています。
ソケットというのは、コンピュータ同士の通信接続の概念だと考えればわかりやすいでしょう。オンライン対戦をする際、部屋作りをして対戦相手を募集するかと思います。
それを相手が受信して、部屋に入り、対戦が始まるわけです。この受け口・受け手がソケットという言葉の意味になります。
要はゲームハード間でのネットワーク通信を行うのに必要な概念だということです。オンライン対戦はハード同士が繋がらなければならないため、そのレベルでの経験が必要とされるのは、当たり前ですね。
ネットワークプロトコルの知識と実装経験
プロトコルというのは、ゲームハードの間で、どのようにしてデータを送るのかなどといった約束事のこと。つまりはどのような状態であればお互いに通信が可能なのかを示す条件のようなものですね。
これを実装していなければ、ただコンピュータ間をネットに接続しただけではお互いに通信を受け取ることはできません。