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ネットワークプログラマー

ネットワークプログラマー
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給料・待遇

ネットワークプログラマーの給料情報

平均年収

ネットワークプログラマーというのは、ゲームプログラマーの中のひとつの位置づけのようなもので、職業としてはゲームプログラマーとしてひとまとめに扱われます。そのため、年収などについてもゲームプログラマー全体のものしかありません。

ゲームプログラマーの平均年収は、500万円程度と言われています。年齢層は30代が最も多いため、30代で500万円前後から600万円程度と考えても良いでしょう。

ただ、この年収は残業代が出ない会社か出る会社かで大きく変わってきます。プログラマーを多く抱えているところは、残業代が出ないことが多いですが、プログラマーが少ない場合、残業代が出るところが多いです。

年収の分布

平均は500万円程度となっていますが、実際にはどれくらいの年収で働いている人が多いのか、分布を見てみましょう。

一般財団法人デジタルコンテンツ協会が平成21年度に作成した報告書によれば、全体の21%が、300万円以上400万円未満で働いているようです。次に、400万円以上500万円未満(18.6%)、500万円以上600万円未満(15.9%)、600万円以上700万円未満(11.9%)となっています。

腕の良いプログラマーであれば、700万円までなら十分可能ということですね。700万円以上800万円未満になってくると、パーセンテージも下がり、5.9%となります。しかし、1000万円以上の年収を得る人材も全体の6.4%いるとのことで、決して少なくはありません。

ネットワークプログラマーという立ち居地で、どの程度上り詰めることができるのかは定かではありませんが、個人の技量によれば、高年収も期待できるでしょう。もちろん、企業による部分が大きいため、一概に述べることはできませんが。

有価証券報告書に注意

ゲーム会社の有価証券報告書を見ていると、とても高い年収が記載されていることがあります。たとえば、とある年の任天堂の有価証券報告書には、平均年齢36.4歳で平均年収が868万円と記載されていました。セガは、38.6歳で913万円。

調査報告書の平均と、これらの企業の有価証券報告書の平均年収には大きな開きがあります。大企業だから年収が高くても不思議ではないと思うかもしれませんが、大企業は人材の数も多いため、当然調査を受けているでしょうし、平均額にも影響を与えているはずです。これは高すぎなのではないかと、少し不思議に思うべきでしょう。

ただ、よくよく見てみると、この平均年収は、1000人以上もいる社員の中で、数十名の年収からしかデータを取っていないことがわかります。社長・取締役など、役員の給料がまとめられているわけで、一般雇用者よりも高額になっており、平均も高くなるのです。

有価証券報告書を読んで、企業の平均年収を把握する際には、その年収が一般雇用社員のものなのか、役員のものなのかをしっかりと見ておきましょう。いずれにしても、何人中何人からデータを取っているのかということに注意しなければなりません。

ネットワークプログラマーの待遇

小規模な企業ほどブラックな実態

大企業は、ボーナスや長期休暇制度を設けているところが多く、残業時間も比較的短めになっています。大きな会社ほど雇っている人数も多いので、分担作業を行いやすくなっているのです。小規模な会社だと、それほど多くの人員を雇う余裕がなく、分担していたとしても、大企業よりも細かく分けることはできません。

そのため、そもそもネットワークプログラマーという枠が存在しないこともあります。ほかの仕事とまとめられていたりと、ネットワークだけ扱うということは無いでしょう。残業時間が長くなっていき、泊り込み作業もありえます。

そういう意味では小規模の会社はブラックですが、残業代が支給されるのは小規模の会社のほうが多いです。

経験を積んで出来るだけ大きな会社へ

ネットワークプログラマーは、ネットワークプログラミングにかかわった経験がある人材が、とても重宝されます。その経験はゲーム会社以外でも可能なものなので、できるだけ多くの経験を積んで、大きな会社へ転職するのが良いでしょう。小規模なところは残業代が出ることが多いとはいっても、それでも大企業の年収に勝てません。

大企業はヒット作が出ればボーナスが支給され、プロジェクト休暇という長期休暇も取得できます。待遇の良さを重視するなら、やはり大企業が良いのです。