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ゲームグラフィックデザイナー

ゲームグラフィックデザイナー
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仕事内容

ゲームグラフィックデザイナーの役割

グラフィックデザイナーというのは、ゲームの画面を構成するありとあらゆるデザイナーの総称のようなものです。そこには、さまざまな担当分野があります。

担当する物は経験やスキルなどで決められていることもあれば、経験豊富・実績豊富という人でもアイテムや背景を担当する専門家のような人までいるのです。

キャラクター担当

キャラクター担当といえば、キャラクターデザイナーと呼ばれている人たちです。

ゲームにはキャラクターというものがつきものです。2Dゲームも3Dゲームも、キャラクターがいなければ成り立ちません。

主人公達・魅力的な敵キャラといった人型のキャラクターから、モンスター型のキャラクターまで、さまざまなキャラクターをデザインするのが、キャラクター担当の仕事です。

背景担当

キャラクターが動いているだけでは、ゲームとは呼べません。ゲームには必ず、背景があります。アクションゲームでもRPGでも、背景の無いゲームは無いのではないでしょうか。

背景は人より描くのが簡単だと言われているため、グラフィックデザイナーの中でも経験の浅い人たちが担当することも多いようです。

しかし、背景はゲームのイメージを決定付けてしまうほどに重要なものです。ノスタルジックなゲームでも、背景がポップ調であれば、全然ノスタルジックな雰囲気が出ません。

そのゲームの雰囲気にあったタッチで背景を描くというのが、背景担当の仕事です。

アイテム担当など

背景やキャラクターだけではなく、さまざまなアイテムがゲームには登場します。そのため、アイテム担当の仕事も重要です。

アイテム担当の仕事は、「アイテム」という区別がどこまで通用するものなのかが曖昧であるため、その仕事の幅が現場によって違うということもあります。

たとえば、主人公の強化アイテムや装備品・回復アイテムやイベントアイテムなどを「アイテム」とすることもあれば、アクションゲームのギミックのようなものまで「アイテム」としてしまう場合もあるのです。

ゲームグラフィックデザイナーの仕事に必要なスキル

デッサン力

ゲームグラフィックデザイナーには、デッサン力が最も必要とされます。デッサン力はグラフィックデザイナーに必要な造形力やデザイン力など、さまざまな能力の基盤となるものです。その力に揺らぎはありません。

物体を観察する力というのは、ゲームに限らず、あらゆる場面で活躍します。

ただし、デッサン力が高い=模倣がうまいということではありません。デッサン力を高めるためには、解剖学や心理学に美学・図像学・造形学など、さまざまな分野の知識が必要となるのです。

たとえば解剖学は、人間の骨格・筋肉のつくりなどについて知るために必要となります。

表面的に技術を模倣するだけではなく、自分自身に備わっている知識から「生み出す力」が必要となるのです。

そうしてそれを絵としてアウトプットする際に、デッサン力が必要となります。デッサンができれば造形もできるというのは、そういった知識が備わっているからです。

感性・判断力・体力

デッサン力の次に、ゲームグラフィックデザイナーに求められているのは、感性・判断力・体力です。

感性は、すべての人間に備わっているものですが、その中でも「多くの人間に受け入れられる感性」が求められます。異端的な感性は、個性的と言えば聞こえがいいですが、ゲームの売り上げに繋がりませんからね。

次に判断力についてです。ゲームグラフィックデザイナーは、とても仕事が多いです。作らなければいけないものが山のようにあります。そんな中で、逐一迷っていては先に進めません。

常に何かを決断していなければ、スムーズな作業ができないのです。さらに、その決断は適切でなくてはなりません。迅速かつ適切に決断が出来る力を判断力と呼び、ゲームグラフィックデザイナーには、それが求められているのです。

体力については、この仕事が体力勝負なため求められます。毎日続く遅くまでの残業・徹夜・職場での泊り込み作業・・・。納期に間に合わせようとした場合には、そういった状況が続くため、体力がなければ追いついていけません。

いかに優れた人材であろうと、体力がなく、体を壊してしまっては使えない人材とみなされてしまいます。