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エフェクトデザイナー

エフェクトデザイナー
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仕事内容

エフェクトデザイナーの役割と仕事の特徴

まず、エフェクトとは何なのかという話なのですが、これはゲームを盛り上げるための映像演出すべてと言えます。自然現象などのシーンを構成するにあたって必要不可欠な要素・ゲームに強調すべきところ・特徴・説得力を持たせるための記号表現ということです。

前者は、爆弾が爆発した際の爆風・炎・砂埃といった自然現象が当てはまります。後者であれば、剣を振った際に光が出たり、キャラクターの動きに影がついていたり、オーラが出たり・・・さまざまな表現が当てはまるでしょう。武器を使った際のエフェクトであれば、最近ではそれぞれの武器ごとにエフェクトに特徴を持たせたりもしていますね。

そういったエフェクトが無いと、迫力もなく、不自然になってしまいます。ゲームの世界に説得力を持たせ、ゲームとしての迫力を付与するには、エフェクトは無くてはならないのです。

様々なエフェクトを作成する

エフェクトデザイナーの仕事は、ゲームを盛り上げる演出効果としての様々なエフェクトを作成することです。エフェクトは、世界観によってそれぞれ様々なものが考えられます。

魔法を扱うRPGやアクションであれば、魔方陣をエフェクトとして作ってみたり、キャラクターの周りに詠唱する言葉をまわしてみたりと、さまざまな効果が考えられるでしょう。

そういった世界観にあったエフェクトを作成するのが、エフェクトデザイナーの仕事というわけです。指示されたものを作ることもあれば、自分自身でエフェクトをデザインすることもあります。

ゲームの大切な要素をつくり出す、クリエイティブな職業です。

意外と新しいポジションである

エフェクトというと、最近のゲームには必ずあり、必要不可欠のようなものとなっています。今はもう定番となってしまっており、武器ごとにエフェクトが変わるのも当たり前・銃を撃ったら火花が出るのが当たり前です。

しかし、そういったエフェクト演出を作成するエフェクトデザイナーという職業は、つい最近出来たものとなっています。

ゲームの歴史は古く、ドットにまでさかのぼりますが、その時代にはまだエフェクトというのは定番ではありませんでした。ドットでエフェクトをつけようにも、限界がありますからね。

次に2DCGの時代となりましたが、それでもエフェクトには限度があるものです。現在のようなエフェクトデザイナーが登場したのは、3Dゲームが主流になってからと言われています。

様々な要素が交わるユニークな仕事

ゲームの仕事というのは、とても細かく分けられていますが、エフェクトデザイナーは、さまざまな職種の要素が交わっている、変わった仕事なのです。

エフェクトデザイナーは、自分が使うツール・エディッタをプログラマーと協力して作成・改良したりすることが多くなっています。そこで、プログラマーの要素が交わるのです。

さらに、爆発エフェクトを作るにしても、ベースの素材を作成してそれをタイミングよく動かすというような、モデラーの仕事・アニメーター・オペレーターの仕事など、さまざまな要素が交わっています。

他にも、さまざまなポジションの要素が交わっていて、とても面白い仕事です。

エフェクトデザイナーの仕事に必要なスキル

豊かな発想力

エフェクトをデザインするためには、とても豊かな発想力が必要です。

たとえば武器のエフェクトを考えるにしても、その武器ならどういうエフェクトが合うのかを模索しなければなりません。禍々しい武器なら禍々しいオーラのようなエフェクトを、可愛らしい武器ならファンシーなエフェクトを・・・。

そのゲームの世界観を壊さない程度に、ユニークかつ武器にマッチしたエフェクトをデザインします。

武器のエフェクトを作成するとなれば、武器の数だけエフェクトを考えなければならなくなるでしょう。武器にまで個別のエフェクトをつけるゲームは、武器にこだわりを持っているゲームであることが多く、武器数も多いです。

そのため、人並み以上の発想力が必要とされます。武器以外でも、エフェクトデザインというのは、発想力と独創性がなければできないものです。

独自の演出力

エフェクトデザイナーには、発想力以外にも、演出力が必要です。

爆発するにも、爆弾が光ってから爆発するのか、ホワイトアウトしてから爆発するのかといった、さまざまな演出パターンが考えられます。そのシーンの中で、どの演出が最も効果的なのかを考えることができるほどの、演出力が必要です。

リアルな映像とコミカルな映像では、演出方法が違うため、実写・アニメ問わずさまざまな映像作品に触れて学ばなければなりません。