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ハローワークの求人自体は、厚生労働省が行っている仕事のあっせん所という位置付けになります。厚生労働省は、第二新卒者の雇用を促進する企業のために助成金の制度を設けています。

第二新卒の求人は、ハローワークにも出されています。

ハローワークに掲載される求人の特徴

ハローワークで求人して雇用が成立すれば、雇用した企業は奨励金がもらえるようになっています。

対象は、高校や大学を卒業後3年以内で1年以上継続した職場のない者でハローワークから紹介のあった求職者になります。

条件は、3ヶ月雇用した後、正社員として雇用した場合50万円で、雇用しなかった場合でも30万円が支給されます。

企業が奨励金を受けるまでの流れ

1.ハローワークに提出する求人票に「3年以内既卒者トライアル雇用奨励金」と記載します。

2.応募があればハローワークから紹介されます。

3.採用面接を行います。

4.採用が決まれば、既卒者トライアル雇用実施計画書を提出します。

5.3ヶ月間の有期雇用を行います。

6.有期雇用終了後、ハローワークに実施結果報告書を提出します。

7.奨励金最大30万円(10万円×3ヶ月分)が支給されます。

8.正規雇用をして3ヶ月経過したら、ハローワークに奨励金支給申請書を提出します。

9.奨励金50万円が支給されます。

企業側のハローワークの評価

ハローワークの助成金の制度は企業にとってはプラスになっていますが、トータルで見るとそうとも言えません。どれだけ企業が募集をかけてもらっているかというと、実際の求人の一部に過ぎないとも言われています。

それは、ハローワークに応募してくる人材に優れた人材が多いとは映っていないからです。

企業は国の雇用事業に協力しているという立場になっているという面も捨てきれません。無料で求職者との繋がりが期待できるのはメリットですが、極めて形式的な応対にしかなりません。

それでは、仕事内容や企業のビジョンなども伝えにくく、採用したい人材かどうかの判断もしかねるものなのです。

また、仲介を受けるのも手続き的に面倒なものがあります。その一つにハローワークからの紹介には、全ての場合に必ず面接をしなければいけないのです。

なるべく人材獲得に手間をかけたくない企業は、消極的になってしまうものです。それよりも、少しでも質の高い人材を雇用する事の方が企業にとっては大きなプラスになるのです。

第二新卒にとってハローワークの利用価値

ハローワークは、企業に任せず国が国民の雇用を守るために整備されたものです。

ハローワークに登録すれば、求職者の各種希望条件、資格等により適正と思える職業を斡旋してくれるのです。助成金制度のおかげで、企業の出す求人のレベルも一定以上は維持しているとも言えます。

第二新卒でいられる期間も限られていますので、あらゆる可能性を探るべきでしょう。

ハローワークでの仕事探しも、決して無駄になるとは限りません。目の前に提供してくれるチャンスは拾えるうちに拾うべきでもあるのです。

転職サイトの隙間を埋める

第二新卒の求人を取り扱っている求人サイトは、情報も豊富で、ハローワークに掲載される求人のほとんどをカバーしているといっても良いでしょう。

しかし、ハローワークにしか出していない求人情報が見つかることもあります。

転職サイトと併用して利用しておくと、いざというときに役立つかもしれません。

地域情報に強い

地域に根差した求人情報には、強みがあります。

地方への就職でしたら、ハローワークは特に欠かせない味方になってくれるでしょう。地域環境にも詳しいので、生活全般にまで考慮してくれたりすることもあるのです。